マジョリカお召し
気候の良いこの時期に、年末よりも念入りな大掃除をするようになって4年、資料棚の引き出しの奥の奥から、先代社長が柄出しをした「マジョリカお召し」の図案写真がたくさん出てきました。
カラー写真ではないのが残念ですが、地中海のマジョリカ島のカラフルな陶器をイメージしたマジョリカお召しは 織物産地である新潟県十日町を中心として、昭和34年から約4年間にわたって生産され、爆発的に大ヒット!
写真の図案のように洋風で大胆な柄が銀糸で表現されて、それはそれはキラキラでおしゃれなきものだったそうです。
先代が名匠庵を創業する前に勤めていた株式会社中栄時代の仕事で、当時中栄では「エレガント御召」と名付けて販売したそうです。
旅先の螺旋階段や石畳が図案のヒントになったとか。
十日町に出張した時の当時のスナップ写真が残っています。
世界有数の豪雪地と言われる十日町ならではの雪のトンネルですね。
ところで肝心のマジョリカお召し、残念ながら実物は手元にありません。
でも、もしも着るなら帯は?小物は?
アレコレ想像して楽しんでます。