柏の新緑
いつもお世話になっている湖西市の仕立屋さん。
仕立ての打ち合わせでご自宅を訪ねましたら
庭の「柏の木」が立派な新葉をつけていました。
柏の葉は、
冬に枯れても寒風に耐え落葉せず枝にとどまり、
春を迎え、新たな芽を見届け、葉を落とします。
その姿から、神が宿るご神木にもなり、
家系が絶えず続く、子孫繁栄の縁起の良い木とされました。
その新葉は香り良く
おなじみの柏餅をはじめ
食べ物を包んだり、蒸したり、盛りつけにも
利用されます。
こうした炊事に使う葉を「炊葉(かしきは)」といい、
「柏(かしわ)」の語源とされています。
丈夫で、神聖な木であることから
鬼門よけとして西の方角に植えると良い
と聞きました。
どっしりとした新緑の柏の姿に
思わず目を奪われてしまい
写真を撮らせていただいたのでした。
「袋帯」を「テーブルランナー」に
お客さまから袋帯をお預かりしました。
「テーブルランナー」に仕立て替えてほしい
とのご依頼です。
「テーブルランナー」は
「テーブルセンター」とも呼ばれています。
主に装飾のためにテーブルの中央に敷く
細長い布のことですね。
早速職人さんに依頼。
入っていた帯芯を抜き、
用尺分をカットして両端を丁寧に手縫いし、
仕上げに房飾りをつけて納めてもらいました。
房飾り(タッセル)の色はおまかせ頂いたので
帯地の表裏の色やお部屋の雰囲気に合わせてご用意しました。
許可をいただき、
お納め前に
出来上がったテーブルランナーを
弊社のテーブルに敷いて
撮影させていただきました。
ランナーの両端を20〜35㎝垂らすのが
ベストバランスです。
お客さまにとても喜んでいただき、
残りの帯地でバックを作るお約束をしました。
今度はバック作りの職人さんの
腕の見せ所です。
社長の庭仕事
玄関前の牡丹が今年も咲きました。
冬のあいだも
社長が欠かさず手入れしてくれていますので、
毎年この時期に綺麗な花壇を楽しむことができます。
社長が営業部長に牡丹の接木を解説中
ご近所の方も
楽しみにしてくださっているようで
カメラや携帯で花壇の写真を撮りに立ち寄って
くださいます。
ご来店を予約制にしている関係で
ご予約のない日には
玄関のシヤッターを下ろしている時があり
ちょっと味気ない感じでしたが
この花壇が玄関先を明るい雰囲気に
してくれているようです。
しばらく花の季節。
もうすぐ庭や看板横のツツジも咲き始めます。
社長が丹精込めた庭の花が
元気に開花するのを楽しみに過ごしています。