染織工芸研究所_株式会社名匠庵ロゴ ヨコ
染織工芸研究所_株式会社名匠庵ロゴ ヨコ
  • 0527724682
  • 名匠庵アクセスマップ地図
  • 名匠庵公式オンラインストア
  • 0527724682
  • 名匠庵アクセスマップ地図
  • 名匠庵公式オンラインストア
名匠庵女将の呉服マメ知識メインビジュアル
TOP> 名匠庵女将の呉服マメ知識> きもののうんちく

小合友之助さん

2021.1.1 Fri post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

今年の、新年のご挨拶の画像に

弊社所蔵の小合友之助さんの額装「丑図」を

掲載させていただきました。

 

小合友之助 「丑図」

 

せっかくですのでこちらのページで

小合さんの経歴をご紹介させていただきます。

 

 

小合 友之助 (おごう とものすけ)

 

1898年(明治31年) 京都市生まれ

 

京都市立美術工芸学校図案科卒業

 

四条派の都路華香に日本画を学ぶ。

 

龍村美術織物株式会社で図案を制作

 

1932年(昭和7年) 染色家としての活動を開始、帝展入選

 

臈纈染めによる大らかで素朴、かつ力強い表現を確立。

 

後の型絵染の人間国宝、稲垣稔次郎らと研鑽を積む。

 

京都市立美術学校(現 京都市立芸術大学)の教授、

 

日展評議員として後進の指導にあたり

 

染織界の発展に大きく寄与した。

 

1966年(昭和41年) 逝去  68

 

 

ほのぼのとしたおおらかな牛の姿が

新年にぴったりとだと思います。

 

丑年生まれの社長の

お気に入りの作品です。

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

きもの撮影の裏技 iPhone編

2020.11.2 Mon post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

振袖選びのため、

名匠庵に来てくださるお客様が

近ごろ増えてきました。

 

お嬢様を含めたご家族でご来店されたり、

 

お母さまだけが、先ず下見にいらっしゃったり、

 

遠方のお祖母様に写真を送って

ご相談されたり…。

 

当日その場で決められない場合も

ありますよね。

 

いくつかの候補を

一通りコーディネート撮影して、

あとで落ち着いて写真を見比べる、

という事が

スマートフォンで手軽にできますので

便利な世の中になりました。

 

(名匠庵では

購入検討のための撮影はオッケーです。)

 

ただ、

スマホ内蔵カメラの性能がどれだけ良くても

実物のきもの姿を目の前で見るということには

当然かないません。

 

そこで、

せっかくなら少しでも

実際の印象に近い、美しい写真で

購入の検討をしていただきたいと思い

このページを書きます。

 

iPhoneをお使いの方向けの

簡単な方法です。

 

着付けボディに白地の振袖をコーディネート。

普通に撮影しますと

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

こうなります。

なんとなくグレーっぽく全体に暗い印象です。

 

そこで

スマホを撮影対象に向け

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

画面をチョンと触ります。

(タップするって言いますね。)

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

そうしますと、画面に

黄色の四角い枠線と、

黄色のお日様マークが現れます。

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

そのお日様マークに指を当て、

上に上に移動させていきますと

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

だんだん画面が明るくなってきます。

 

程よい明るさになったら

シャッターを押します。

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

どうでしょうか…

いい感じです。

 

では、今度は

黒地や濃い色のきものを

撮影してみます。

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

黒のはずが

白っぽく見えますね。

 

そんな時にも

まずスマホを向けたら、

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

指で画面をチョンとタップして

お日様マークを出し、

 

今度はお日様マークを指で触れ

下へ下へスライドさせてください。

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

だんだん色が濃くなってきましたね

 

程よい色合いでシャッターを

押せば…

 

きもの撮影の裏技 iPhone編

 

実物に近い深い色合いで

撮影できました。

 

この方法をご存知ない方が

意外に多く、

きもの選びにとても役立ったと

嬉しいお返事を頂戴する事が

多いので、

ご紹介させでいただきました。

 

※今回ご紹介しました振袖等は

名匠庵で御試着できます。

お問い合わせフォームより

御来社ご希望日時をお知らせください。

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

長襦袢まめ知識

2020.2.4 Tue post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

きものが上手に着られたな、と思うときは

大抵長襦袢の着付けからして

ぴったり決まってます。

きもの姿にとって重要な長襦袢について

あれこれとご紹介します。

 

まずは「長襦袢のルーツ」から。

 

「襦袢(じゅばん)」の語源は

アラビア語の Jubbah(ジュッバ)。

アラビアの「胴着」のことです。

 

「胴着」とは

丈の長い前開きの立衿のガウンで、

学者や学生の服装、イスラムの僧侶の法衣です。

 

長襦袢のルーツ リトルワールド トルコ館

協力:野外民族博物館リトルワールド

 

 

 

「長襦袢のルーツ」、

実際にはどんなものなのか

ぜひ見てみたいと思い、

昨年11月4日 愛知県犬山市「リトルワールド」

に見学に出かけ

トルコ館にて撮影しました。

 

写真のこの方は

イスラム教の導師さまです。

トルコでは「lmam(イマン)」と呼ばれます。

 

導師さまが羽織っているこのガウンを

トルコでは「cübbe(ジュッぺ)」、

「lmam cübbe」と呼ぶそうです。

 

さて、時は流れ

中世になり、

アラビアのJubbah (ジュッバ)はポルトガルに渡り

「すその短い上着」 gibâo(ジバゥン)に変化しました。

 

 

その後、

信長の時代に

キリシタンによって日本に伝来した

裾の短い立衿の上着gibâo(ジバゥン)は

「じゅばん」と呼ばれ

漢字で「襦袢」と当て字で表現されるようになりました。

 

 

神戸市立博物館所蔵の

狩野内膳(安土桃山-江戸初期)の南蛮屏風「右隻」に

立衿のついた黒いgibâo(ジバゥン)を着用し

長崎の港に到着した

当時のカピタン(キャプテン)の姿が描かれています。

 

画像は手に入りませんが、

文明堂のカステラの包み紙を

思い出していただくと良いのですが…。

 

 

そのうち小袖と内着(下着)の間にこの「襦袢」を着て

立衿を出すという奇抜な着こなしをする武士も現れ

日本において「襦袢」とは

着物の「下着」としてとらえられるようになります。

 

その後、

胴の部分がさらしで作られた丈の短い

「半襦袢」を着物の下に着るようになり

江戸時代の後期まで続きます。

 

丈が裾まである現在とほぼ同じ形の「長襦袢」は

江戸時代後期の遊女が考案したもので

遊郭の部屋着でした。

 

 

ところで「長襦袢の役割」とは?

 

長襦袢は、大切なきものに汚れや汗、

皮脂、白粉、ファンデーションが

つかないように保護する役割があります。

また、体のラインを整えて

きものを着やすくする効果もあります。

 

では「半衿の役割」は…

 

長襦袢もきものと同様に汚れると洗うのが大変です。

半衿は、

特に汚れがつきやすい衿元に布地(半衿)を縫いつけて、

汚れたらその布地だけをはずして洗えばよい

との考えから生まれました。

 

また、きものや季節に合わせて色や素材に変化をつけて

装いのアクセントとしての楽しみもあります。

 

 

 

そもそも「半衿」をなぜ半衿と呼ぶか?

 

きものの衿の半分程度の長さなので

「半衿」と言います。

 

以上、

長襦袢にまつわるあんな事こんな事、でした。

また少しずつ書き足していきますね。

 

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

皆川月華とハワイの蘭

2018.12.26 Wed post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

12月のはじめ、

たまたま入った書店で

「婦人画報」2019年1月号の表紙に

目が釘付けになってしまいました。

 

婦人画報皆川月華

 

宮沢りえさんが纏っているのは

昭和の京都染織界の重鎮、

皆川月華さんの蝋染め訪問着です。

 

たまたま今年8月に

豊橋市のほの国百貨店の美術画廊で

「昭和の染織展」と銘打ち

奢侈品の製造販売を禁じられた

戦中戦後の染織界の状況下、

古来より伝わる工芸技術の維持や

自らの技量の研鑽につとめた

皆川月華、小合友之助さんらの作品、

また高度成長期に腕を振るった作家達の

とびきりの染織作品もあわせて

展示させていただいたところで、

開催にあたり皆川月華さんの作品集を

何度も何度も読み返し、

名匠庵で保管している月華作の小紋着尺や染め袋帯を

何度も手にとって眺めていましたので

一年の終わりに

たとえお写真でも月華さんの作品を

目にすることができて

本当に嬉しい気持ちになりました。

 

しかも月華の代名詞とも言える洋蘭の柄です。

宮沢りえさんの着こなしも素晴らしく、

きものの実物の発色もさぞかし美しいだろうと

想像しています。

 

良い機会なので

皆川月華さんの経歴をまとめたものを

ご紹介させていただきますね。

 

 

皆川月華     (みながわ げっか)

1982ー1987

明治25年ー昭和62年

 

 

1892(明治25年) 京都市上京区生まれ

 

1911(明治44年) 友禅などの染織図案を安田翠仙に師事

 

1914(大正  3年) 大橋商店に染織デザイナーとして入社

古代裂に興味をもち天然染料、古代染織の研究に没頭する

 

1927(昭和  2年) 臈染め友禅に絵画的表現を取り入れた「染彩」を確立。

帝展(のちの日展)に三曲染屏風出品、入選。

 

1940(昭和15年) 政府による奢侈品等製造販売制限規則公布

金糸、銀糸、絵羽の使用が不可能となる中、

盟友山鹿清華、小合友之助らと京都染織繍芸術協会を

設立、互いに研鑽を積む。

 

1943(昭和18年) 政府は日本美術及工芸統制協会結成

技術者の認定、原材料の配給、価格の決定などを統制。

戦時中の物資統制下の染織界において西陣は休業状態、

制作は思うにまかせず畠仕事とスケッチの日々。

 

1946(昭和21年) 第1回 日展出品

 

1953(昭和27年) 復活を遂げた京都祇園祭 月鉾の見送り「黎明の月」制作

その後菊水鉾の胴掛、前掛、後掛、見送り

月鉾の水引、蟷螂山、鈴鹿山などの見送りも製作、献納。

「月華の染」は今なお巡行の山鉾を彩っている。

 

1956(昭和31年) 京都市嘱託により海外芸術研究のためアメリカ各地を巡り

ハワイに2ヶ月間滞在、洋蘭のスケッチに専念。のちに

臈染めによる独特な洋蘭意匠の作品が数多く生まれた。

 

1973(昭和48年) 勲三等瑞宝章。

 

1987(昭和62年) 逝去。   享年94

 

商社から依頼を受け「作品」ではなく

「服飾」としてのきもの、帯を制作、

百貨店で展観し好評を博し、

染織作家達へのきものの注文が増え生活も安定、

現代に活躍する「作家」の先駆けとなった。

 

※月華の「染彩」について

江戸時代、友禅染の祖「宮崎友禅斎」が

「染による屏風」や「表装も自ら染めた両面染め掛軸」

などを自由な発想で創作した事にならい

自らも臈染め、繍などに絵画的手法を取り入れて創作。

「染彩」と名付け屏風、額装など個性あふれる

臈染め作品を発表しました。

 

 

 

皆川月華と洋蘭の出会いは

昭和31年4月〜7月の研究旅行の際に立ち寄った

ハワイでのこと。

 

その時の様子が昭和31年染織新報本社発行

「そめとおり」8月号に

インタビュー形式で紹介されています。

 

 

そめとおり

 

そめとおり

 

そめとおり

 

当時で2万種ともいわれる蘭のスケッチに没頭し

色鮮やかなハワイの植物の中にあって

「蘭は色もむっくりしてをり、中間色で、

品があって私は非常に好きなんです。」

と話されています。

 

皆川月華を魅了した

ハワイの蘭。

 

ハワイ州オアフ島の

フォスター植物園で

スケッチのかわりに撮影してきました。

 

 

月華さんが見た品種が

もしかしたらこの中にあるかな、と想像しつつ。

 

 

 

皆川月華とハワイの蘭

 

皆川月華とハワイの蘭

 

皆川月華とハワイの蘭

 

皆川月華とハワイの蘭

 

皆川月華とハワイの蘭

 

皆川月華とハワイの蘭

 

 

我が社の月華作品は

仮絵羽の小紋、小紋着尺、染め袋帯の

3点です。

染め袋帯は参考資料として。

ほかの2点も商品でありながら

一方で手元に置いておきたい気持ちもあり…。

 

なんとも魅力的な「月華のきもの」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

衣替え 〜絽ちりめん、いつ着る?〜

2018.6.15 Fri post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

6月も、もう15日過ぎました。

1年が、半分過ぎようとしています。

 

6月1日が衣替えの日、

または衣替えをする目安の日とされていますが

最近では5月にも猛暑の日があって

制服、洋装、和装とも早めの夏支度となっています。

 

和装、きものの場合、

5月中旬ごろから6月30日までは単衣(ひとえ)を着ます。

 

7月1日から8月31日までは絽、紗、上布などの薄物(うすもの)、

 

9月1日から9月30日まで単衣(ひとえ)、

 

10月1日から、年が改まって5月初旬までを袷(あわせ)で過ごします。

 

さて、表題の「絽ちりめん」。

「絽」のきもの地にも数種類ありまして、

 

駒絽、変わり絽、たて絽、紋絽、平絽、絽ちりめん、、、。

 

ひとつずつ見ていきましょう

 

 

絽のきものの代表的な生地「駒絽」。

 

たて糸に平糸、よこ糸は「撚り(より)」をかけた駒糸を使い

よこ糸3〜7本ごとにたて糸をよじって隙間を作って織る、

風通しの良い生地です。

 

絽ちりめん

 

絽ちりめん

 

手触りもしゃっきりしています。

駒絽は7月と8月向け。

 

 

そして「変わり絽」。

 

上記の駒絽はよこ糸の本数がお行儀よくそろっています。

変わり絽はよこの駒糸の本数をわざと変化させた

洒落味あふれる生地です。

 

絽ちりめん

 

こちらも7月と8月。

 

 

「たて絽」は

たて糸に隙間を作り風通しよくしています。

 

絽ちりめん

 

写真のようにたて糸の本数を変化させたものと、

本数が揃っているものがあります。

こちらも7月、8月のきもの。

 

 

「紋絽」は

絽織と、紋織(模様織)を組み合わせたもの。

7月と8月に。

 

 

「平絽」は

たて糸、よこ糸、共に撚りをかけていない「平糸」を

使って絽織にしたもの。

主に夏の染帯の白生地として織られていますが

最近はあまり見かけなくなりました。

ちょっとテラっとした味の生地。

 

 

そして「絽ちりめん」。

 

よこ糸に強撚糸を使って織る、

“しぼ”が特徴の絽織です。

古代ちりめんの「絽」版ですね。

シャリっとしていながらちりめんのとろみも

備えた夏生地です。

(最近はしぼの控えめな「変わり絽ちりめん」もあります。)

 

絽ちりめん

うすベージュの絽ちりめん無地着尺に絽綴八寸帯をコーディネート

 

 

絽ちりめんは、

6月中旬頃の梅雨時期、

気温が下がる「梅雨寒」の日に着るきもので、

6月30日まで。

「絽」ではあるけれど7月8月は避けて、、、、

と言われています。

 

けれど、いや、もう、この説明、

 

「、、、とも言われています。」に変更しても

いいのでは、と思います。

 

気候が昔とは違ってきている今、

目の詰まった絽のきものを

6月の末頃から着る、

絽ちりめんのきものを盛夏に楽しむ、

どちらも許容範囲になっています。

 

 

体に無理なく

同行のお仲間との空気を読みつつ、

 

きものの難関、

単衣時期を乗り越えてください!

 

 

 

post : 名匠庵女将

更紗 ージャワ更紗ー

2018.2.16 Fri post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

ジャワ更紗、

またの呼び名を「ジャワバティック」。

 

ーバティックとはー

 

語源は諸説あります。

日本航空の情報誌「AGORA」2015年5月号

巻頭特集「バティックの古都を行く」文=坪田三千代さんより

 

「バティックという言葉は、そもそもジャワ語。

ンバッは投げるという意味、ティックは小さな点のことなんです」

 

ジャワ更紗

 

 

かつてインドのコロマンデル沿岸地方で製作された

「草花や小禽類文様を蝋染めした布地」は貿易船で

インドネシアの各地、またその首都のあるジャワ島に

「サラッセ」、「スラサ」の名で大量に輸入、消費されました。

 

その後ジャワ島では、良質な木綿生地を使用し、

蝋染めの技法や文様も独自に発達させたものが製作され、

ジャワにおける「インド製染織品」は次第に姿を消していきました。

 

布の味わいとして、

インド製のいわゆる「鬼更紗」と呼ばれる

ざっくりした風合いの生地におおらかな柄つけのものに比べ、

インドネシア、ジャワ島の「ジャワ更紗」は

欧州製などの細糸の綿布に「細密な点描」などで濃厚な色、

文様が施されており、全く独自の発展を見せたのです。

 

ージャワ更紗(ジャワバティック)の文様ー

 

文様を数えれば千を超えると言われていますが、

そのすべてに意味があり、

王族、貴族のみに許された「禁制文様」、

職業や立場などに定められた文様、

冠婚葬祭の折々に纏う祈りのこもった文様もあり

とても興味深いものです。

 

大きく分類しますと

禁制文様、細かな草花文様、織物文様、編物文様、組紐文様

孔雀文様、鳳凰文様、雲形文様、宝相華文様、

支那風文様、インド風文様など

 

 

 

ージャワ更紗(バティック)の技法、道具ー

 

かつて白地の木綿地の両面又は片面に

溶かした蜜蝋をチャンチンと呼ばれる小さな金属製の道具にいれ

文様を描くのはジャワの婦人の手仕事でした。

細密な「点」をひとつひとつ蝋で乱さず描き続けることは

相当な集中と忍耐が必要とされ、

古のジャワ王宮の女性たちは

これを精神修養として静かに布に向き合いました。

 

 

チャンチン

 

チャンチンは

細い管を並べて平行線を描いたり

たくさんの管を環状に固定して一度にたくさんの点描ができるよう

工夫されたものもあります。

 

 

チャンチン

 

チャンチン

 

 

時代は下り、

チャンチンによるフリーハンドの手描きのほか

押型(チャップ)を使ったものも作られるようになりました。

押型の継ぎ目がわからないように慎重に押していきます。

この押型は非常に力のいる作業なので男性の仕事です。

 

さらに文様が印金技法で施されたものも見られます。

 

現代では手描きや押型、押型と手描きの併用のほか

レーヨン素材などにプリントするバティック風のものまで

様々です。

 

 

ーバティックの染ー

 

蝋のにじみを防ぐための下処理をほどこした

生地に、木灰などで下絵を描き

チャンチンで文様をのせます。

ベースの色を染めて乾かし、

必要な箇所だけを残して固まっている蝋を掻き落とし、

さらにチャンチンで文様を書き足し

再び別の色を染め重ねます。

表現したい文様、色の数だけ手間がかかります。

 

チャンチン

 

 

この色彩は地域によって特徴があり、

ジャワ島の首都ジョグジャカルタは暗い藍系

古都ソロのバティックは

明るめの茶褐色系といわれています。

 

ジョグジャカルタ、ソロそれぞれの街に

博物館があるそうでバティックの古布や

その歴史、王宮文化に触れることができます。

 

 

こちらは現代のソロの工房のもの

 

ソロの工房

細密な点描で蝋染めされた更紗文様。

紋織りのシルクにバティックが施されたストールです。

 

 

数年前から弊社社長とジャワ島の古都ソロの工房主と

交流があり、その貴重な作品が名匠庵に数点ございます。

シルクのジャワバティックのストールは

大島紬などの趣味のきものによく映えるばかりでなく

洋服にもお合わせいただけます。

 

ストールについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

post : 名匠庵女将

更紗 -サラサ-

2017.12.28 Thu post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

今年10月、「更紗柄のきもの展」を

名匠庵本社で開催いたしました。

 

お客様との会話で、1番多かったのが

 

「そもそも、更紗ってなに?」

 

でした。

 

諸説あり、

とても奥深いこの問いかけの答えを探究することは、

どこかエキゾチックな雰囲気を漂わせる「更紗」のきものに対して

愛着が更に増していく事になりそうです。

 

 

 

ー更紗とはー

 

日本で「更紗」と呼ばれているもののルーツは

インド東南のコロマンデル地方沿岸で古くから製造され、

「木綿地に『草花や小動物など』を図案化し蝋染めで染めた」

布地、裂地のことです。

この木綿の布地は海を渡り、ヨーロッパやアジアへ輸出されました。

 

インド洋

 

 

インドから来た、このどこかエキゾチックな色と文様(柄、図案)は

世界各地の人々の心をとらえ、各地の感性と融合されながら

今なお生き続けています。

 

そして元々、日本で「更紗」といえば

渡来した「布地そのもの」、又その「文様」を指していたと思います。

 

それが「その文様を写したもの(日本で作られた布地、きものや帯、

陶磁器や服地など多種多様の製品、作品)」も一言で更紗、

または更紗文様の〇〇、と呼ばれ、広く親しまれる

ようになったのです。

 

この「更紗」、

日本へは 慶長20年、まず「インド更紗」が

入って来ました。

そしてその後インドからインドネシアに渡った後、

文様や蝋染めの技法に独自の発展を見せた

「ジャワ更紗(ジャワバティック)」が入ってきました。

 

従来の日本にはなかった細密で濃厚な色と文様に

はじめて出会った人は随分と惹きつけられたことと

想像します。

そして日本でその布地の色柄、技法を研究、工夫して

日本好みの国産「和更紗」(堺更紗、鍋島更紗、天草更紗など)が

作られ、渡来更紗と共に諸大名や茶人に愛着を持って大切に

扱われました。

 

さらに京都でも、

絹のきもの地に更紗文様をつけるための技法が

工夫されました。

 

20枚以上の型紙を作り手摺りで染める「友禅更紗」、

友禅更紗:訪問着 二代目更甚作

友禅更紗:訪問着  二代目更甚作

 

 

木版印を使用する「木版更紗」、

木版更紗:名古屋帯 影山雅史作

木版更紗:名古屋帯  影山雅史作

 

 

細密な柄を手描きで施す「描き更紗」など

 

どれも大変な時間と労力をかけて製作されるものです。

 

 

ー更紗の語源ー

 

「更紗」については様々な研究がなされ、文献も数多くあります。

 

南方諸島の各地をご自身で廻られ、

この地方の文化に造詣の深い齋藤正雄先生(1895-1986)が

雑誌「茶わん」(昭和13年4月号第86号)に寄稿された

“蠟染めと「更紗」の語源”  の冒頭と結びの一文が、

なぜ「更紗」の名で呼ばれるのかを理解するのに

とても良い道しるべになるかと思いましたので

引用させていただきます。

 

先ずは冒頭部分

 

今日我々が日常用ひてゐる更紗と云ふ言葉は、

耳觸りの善い日本語に消化されて、少しも外來語の臭味を感じないが、

實は更紗なる文字を仔細に見ると、その文字が更紗其物の

實體に何んの關係もないことに氣付く筈である。

卽ち更紗は南方の諸國から我國に海舶された

一種の蠟染織物に對して與へた當字であつて、

古くは暹羅染、砂室染或はさらさ、さらあさ、紗羅染、紗羅陀、

更多、佐羅佐等の文字を充當してゐた。

 

そして更紗についての考察を記した後、結びとして

 

さればサラサはコロマンデル沿岸で生産された

草花小禽文様を描く﨟纈の一種に就いて呼ぶタミル語であつて、

之が葡萄牙人及び和蘭人の極東貿易船と共に爪哇を經て日本に傳へられ、

今日の「更紗」となつたと考へ得るのである。

 

と、書かれています。

昭和13年当時のまま引用いたしました。

読みづらい漢字もありますので

現代語にしてみます。

 

「今日我々が日常用いている更紗という言葉は、

耳触りのよい日本語に消化されて、少しも外来語の臭味を感じないが、

実は更紗なる文字を仔細に見ると、その文字が更紗そのものの

実体になんの関係もないことに気付くはずである。

すなわち更紗は南方の諸国から我国に海舶された

一種の蝋染め織物に対してあたえた当て字であって、

古くは暹羅(しゃむろ)染、砂室(しゃむろ)染あるいは

さらさ、さらあさ、紗羅(さら)染、沙羅陀(さらだ)、更多(さらた)、

佐羅佐(さらさ)等の文字を充当していた。」

 

 

「さればサラサはコロマンデル沿岸で生産された草花小禽文様を描く

臈纈の一種について呼ぶタミル語であって、

これが葡萄牙(ポルトガル)人および和蘭(オランダ)人の極東貿易船と共に

爪哇(ジャワ)をへて日本に伝えられ、

今日の「更紗」となったと考え得るのである。」

 

 

 

さらに京都書院から刊行された「南方染織図録」の「ジャワ更紗 上」

から前出の斎藤正雄先生が解説をされた一文を引用いたします。

 

ジャワ語のバティックの出典としてはバタビヤ城日誌の

一六四一年四月八日の項に、

バタビヤからスマトラ西海岸ベンクーレン地方マンナに向けて出帆した

ランプウ(帆船)の積荷の中に、

“2p. Sarassen  batick” 即ち「サラッセ文様バティック二包」

とあるのが古い。

このサラッセンはインドネシア語では Serasah

ジャワ語では Srasah に綴り、

それがコロマンデル沿岸に由来する

細かい草花小禽文様の臈纈を指していることは疑いない。

そしてこのサラッセやスラサは、わが国に伝来の後、

「更紗」と書かれた言葉の祖形であることもほぼ疑いがない。

 

 

、、、あらためて、最初の質問を。

 

「更紗って、何?」

 

「インドのコロマンデル沿岸地方で

草花や小動物を図案化して木綿に蝋染めして

生産された布地。

 

現在ではそれらの布に染められていた図案を元に

様々なデザイン、技法で作られた製品も

「更紗」と呼んでいます。

 

更紗柄のきもの、更紗の刺繍帯

更紗文様の絨毯、更紗絵付けのお茶碗、

更紗風の柄のハンカチ、カーテン、、、

唐草模様もペイズリーも更紗の図案のひとつ

です。

 

更紗文様刺繍袋帯

更紗文様刺繍袋帯

 

 

更紗文様 (金唐革技法製品)

更紗文様 (金唐革技法製品)

 

 

見渡せば、更紗に影響を受けた製品の

なんと多い事でしょう。

 

歳月も海も飛び越えて、

不変の魅力を放つデザイン、それが「更紗」なのです。

 

 

 

 

 

次回、

インドからインドネシアに渡り、

独自の発展を遂げ、日本にも馴染みの深い

「ジャワ更紗」(ジャワバティック)について

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

イチョウは「貴重」

2016.11.24 Thu post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

 

以前、桐箪笥製造の職人さんと話をしていて、

引き出しに「乾燥させたイチョウの葉を入れると虫除けになる」と教えてもらいました。

 

秋が来るたびにその話を思い出していたものの、なかなか実行に移せずにいましたが

今年初めて試してみることにしました。

 

イチョウは「貴重」

 

秋晴れの早朝、イチョウの落葉を集めて汚れを落とし、すぐに半日ほど天日干しをします。

その後風通しの良い日陰でさらに乾燥させます。

室内の方がいいかもしれません。乾いた葉は風に舞います(涙)。

 

イチョウは「貴重」

 

乾燥させている間にイチョウの葉を入れる小袋を綿か絹地で用意します。

 

綿 (市販の晒生地など。手拭いやハンカチでも良いと思います。)

絹 (きものの胴裏や残り裂など)

 

今回は晒生地を一度洗って糊を落として袋にしました。

大きさはイチョウが4〜5枚ゆったり入るくらい。

官製ハガキを型紙にするとちょうど良い感じでした。

 

イチョウは「貴重」

 

晴天が続いて空気が乾燥している日を選び、きものの「虫干し」を兼ねて

箪笥からきものを取り出して引き出しの中を乾拭きし、

戻したきものに触れないように隅にイチョウの小袋を置きます。

 

どのくらい効き目が持つのかを聞かなかったのですが

きものの虫干しと同時にイチョウの葉を取り替える、ということを

毎年の秋の習慣にしていただくときものの為にも良いと思います。

 

さて、ここからがうんちくのお話。

 

イチョウと虫除けの関係を詳しく知りたくて、東山動植物園の「植物相談室」を

たずねました。

相談にのってくださった先生が開口一番おっしゃったのが

「イチョウはね〜、貴重なんですよ!知ってました?」

というお言葉。

イチョウはおよそ一億五千万年前(恐竜時代)にはあったそうです。

それが気象変動などで世界中で絶滅したと思われていましたが、

唯一生き残った樹が中国で見つかり今につながっているそうです。

イチョウが「生きた化石」と呼ばれていることを初めて知りました。

日本には中国に派遣された留学僧が持ち帰り繁殖させて、室町時代には

すっかり根付いて広まっていたそうです。

江戸時代、長崎に来日したシーボルトがヨーロッパでは絶滅してしまった

イチョウを見て驚いたそうですが外国からの旅行者は今でも街中を彩る

イチョウを見て皆さん感動するんですよと教えてくださいました。

 

ただ、相談室の植物の専門書に虫除けの記載はなく、

東山動物植物園のお隣、千種図書館の植物本コーナーで調べて見ました。

 

イチョウについての興味深いお話や伝承がたくさん見つかった中、

防虫について触れた一節を

著者 川尻秀樹さん 、社団法人 全国林業改良普及協会発行の

「読む」植物図鑑 樹木・野草から森の生活文化まで   という本から引用させていただきます。

 

 

葉は昔から抗菌や防虫の効果があるとされ、しおりとして書籍の間に挟み、

本を食害する体長一センチメートルで銀色の鱗に覆われた神魚

(ヤマトシミ:Ctenolepisma villosa)の侵入を防ぎました。

 

 

絹には虫がつきません。

知らずについた食べこぼしや、きものを包む 和紙のたとう紙を狙って

虫が侵入してくるのを防ぐためにイチョウの葉が良いという、先人の知恵ですね。

 

ちょうど今、落葉盛んな頃です。

お散歩がてらイチョウの樹を探しにお出掛けになってはいかがでしょう。

 

 

 

 

post : 名匠庵女将

柳芽吹く春

2016.4.7 Thu post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく

今年の二十四節気のひとつ「清明節」は4月4日でした。

万物みな清らかで明るく、すがすがしいころです。

中国では古くからこの日はご先祖のお墓を清め、お参りをする日だそうですね。

清明節は別名「挿柳節」。

 

YANAGI

 

この日、家の門や馬車、井戸端に柳の枝を挿すという風習もあるそうです。

春一番に芽吹く柳の生命力に邪気を払う力があると伝承されているのでしょう。

また、柳の枝を髪に挿せば病気を流してくれる、ともいわれているそうです。

実際柳の木の皮に鎮痛、殺菌作用がある品種もあるそうですから試してみたい気もします。

 

 

こちらは 下島宏作「しだれ柳に桜文様の振袖」。

yanagikimono

 

たおやかな柳の枝と満開の桜が極限までシンプルに図案化された振袖です。

今まさにこの振袖のような風景が日本中で見られます。

春、本番ですね。

 

 

 

post : 名匠庵女将

丹頂鼻緒のバルーン草履

2016.3.24 Thu post : 名匠庵女将 category : きもののうんちく, 菊の好の草履

きもの好きの皆さまにはお馴染み「丹頂鼻緒の草履」。

 

tantiyo

 

白い鼻緒の前つぼが赤色になっています。

 

和装小物のページでご紹介した 「菊乃好製のバルーン草履」を最近自分用に誂えて履いています。

 

turu

 

鼻緒の前つぼを赤くして、丹頂鶴に見立てるなんて素敵なことをどなたが思いつかれたのでしょう!

日本の美意識にワクワクしてしまいますね。

 

 

ところで、赤と簡単に表現しましたが、丹頂の丹は赤土の古語。

また、丹色(にいろ)といえば黄色味を帯びた鮮やかな赤の別称。

いわゆる朱色とはまた違うのだそうで。

この前つぼの色合いをあれこれ迷うのもお誂えの楽しみです。

 

ちなみに丹頂鶴の頭頂部は羽毛の色が赤いのではなく露出した皮膚の血管の色。

この色で鶴のご機嫌がある程度わかるのです。

 

今回は草履の台を黒地の帆布にしてみました。

黒地の帯をしめた時や黒地のきものを着る時、バックが黒っぽい色の時などに大活躍です。

 

履いてみたい!と思って下さった方はどうぞお問合わせください。

 

 
「菊之好製 バルーン草履 四分三段」を
特選きもの名匠庵の公式オンラインショップで
販売しております。

 

名匠庵公式オンラインストア

 

 

post : 名匠庵女将

<<< 以前の記事へ
取扱い商品 アイテム別一覧
名匠庵へのお問い合わせ contact mail

新着情報

information

  • 徳川美術館
    名匠庵の日々
    2021.2.20 Sat 

    泪の茶杓 -徳川美術館-

  • IMG_4587
    名匠庵の日々
    2021.2.18 Thu 

    春ですね

  • 染の百趣矢野 訪問着
    催事のお知らせ
    2021.2.16 Tue 

    弥生名匠展 ーきもの相談会ー

  • 白サッカー地 腰紐 2本組
    お知らせ
    2021.1.19 Tue 

    お知らせ

  • 仕入台帳と売上台帳
    名匠庵の日々
    2021.1.9 Sat 

    創業50周年

名匠庵公式オンラインストア

Online Store

名匠庵への行き方

Access

→ Google MAP

名匠庵について

about Meishoan

お誂えの流れ

How to Order

名匠庵女将の呉服マメ知識

Knowledge

きものの着こなし術

KIMONO fashion

小物・和インテリア

Goods & Interior

写真で名匠庵

Instagram

取扱い商品

  • 取扱い商品一覧 [アイテム別]
  • 取扱い商品一覧 [作家別]
  • 名匠庵オリジナルクッション [Sazare]
  • 手織りの高級オリジナルストール [NONI]
  • きものってなに?




Category

  • お知らせ/催事 (62)
    • 催事のお知らせ (43)
    • オススメのきもの (9)
    • お知らせ (10)
  • 名匠庵女将の呉服マメ知識 (24)
    • 染織の伝統と歴史 (4)
    • きものの作法とマナー (8)
    • きもののうんちく (12)
  • きものの着こなし術 (28)
    • 冠婚葬祭のきもの (1)
    • 季節のきもの (17)
    • 小物・和インテリア (10)
  • 旅するきもの/沖縄編 (10)
  • 菊の好の草履 (3)
  • 名匠庵の日々 (209)




Archives

  • 2021年2月 (3)
  • 2021年1月 (4)
  • 2020年12月 (3)
  • 2020年11月 (4)
  • 2020年10月 (3)
  • 2020年8月 (2)
  • 2020年7月 (4)
  • 2020年6月 (2)
  • 2020年5月 (3)
  • 2020年4月 (4)
  • 2020年3月 (8)
  • 2020年2月 (3)
  • 2020年1月 (2)
  • 2019年12月 (6)
  • 2019年11月 (5)
  • 2019年10月 (1)
  • 2019年9月 (4)
  • 2019年8月 (3)
  • 2019年7月 (2)
  • 2019年6月 (4)
  • 2019年5月 (3)
  • 2019年4月 (7)
  • 2019年3月 (2)
  • 2019年2月 (5)
  • 2019年1月 (6)
  • 2018年12月 (5)
  • 2018年11月 (3)
  • 2018年10月 (4)
  • 2018年9月 (1)
  • 2018年8月 (4)
  • 2018年7月 (4)
  • 2018年6月 (5)
  • 2018年5月 (6)
  • 2018年4月 (3)
  • 2018年3月 (9)
  • 2018年2月 (4)
  • 2018年1月 (6)
  • 2017年12月 (5)
  • 2017年11月 (4)
  • 2017年10月 (6)
  • 2017年9月 (9)
  • 2017年8月 (5)
  • 2017年7月 (8)
  • 2017年6月 (13)
  • 2017年5月 (9)
  • 2017年4月 (3)
  • 2017年3月 (8)
  • 2017年2月 (2)
  • 2017年1月 (11)
  • 2016年12月 (10)
  • 2016年11月 (7)
  • 2016年10月 (5)
  • 2016年9月 (8)
  • 2016年8月 (4)
  • 2016年7月 (8)
  • 2016年6月 (4)
  • 2016年5月 (6)
  • 2016年4月 (5)
  • 2016年3月 (7)
  • 2016年2月 (10)
  • 2016年1月 (19)
  • 0527724682
  • 名匠庵アクセスマップ地図
  • 名匠庵公式オンラインストア
名古屋の特選きもの名匠庵 トップページロゴ
株式会社名匠庵
〒465-0097 名古屋市名東区平和ヶ丘4丁目299
TEL. 052-772-4682 / FAX. 052-776-5800
  • きものってなに?
  • 名匠庵について
  • お知らせ/催事
  • 店舗のご案内
  • 名匠庵の日々
  • 名匠庵女将の呉服マメ知識
  • 取扱商品(きもの・小物)
  • Sazare 西陣織地クッション
  • "NONI 野仁" 手織りの高級オリジナルストール
  • きものの着こなし術
  • オンラインストア 
  • お誂えの流れ
  • お問い合わせ
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 販売方針について
  • Instagram 

copyright © 2015-2021 Meishoan All Rights Reserved.
photo & web creation by NoThrow

copyright © Meishoan All Rights Reserved.
photo & web creation by NoThrow

  • Top
  • きものってなに?
  •  
  • 名匠庵について
  • 店舗のご案内 アクセス
  • オンラインストア
  • お問い合わせ  
  • 催事のお知らせ  
  • 名匠庵の日々 -BLOG-
  •  
  • 取扱商品(アイテム別)きもの・帯・小物 など
  • 取扱商品(作家別)きもの・帯・小物 など
  • "Sazare" 西陣織地の高級クッション
  • "NONI 野仁" 手織りの高級オリジナルストール
  •  
  • Instagram  
  •  
  • 名匠庵女将の呉服マメ知識
    • 染織の伝統と歴史
    • きものの作法とマナー
    • きもののうんちく
  • きものの着こなし術
    • 冠婚葬祭のきもの
    • 季節のきもの
    • 小物/和インテリア
  • オススメのきもの
  • お誂えの流れ
    • ご予約からお渡しまで
    • お手入れについて
    • 毎月の名匠展について
  •  
  • 特定商取引法に基づく表記
  • 販売方針について
  •