梅にうぐいす 時々みかん
1月の名匠庵本社での展示会が無事終わり、ほっと一息。
この冬1番の大寒波の中ご来社くださいましたお客さま、本当にありがとうごさいました。
庭の梅の枝にはみかん
社長が冬のあいだ小鳥たちのために自宅の庭で育てたみかんを枝に刺しています。
どこで見ているのかすぐに飛んでくるのがひよどりのつがい。
片方がみかんをつついている間、もう片方は見張り番です。
他の小鳥が近づくと追い払ってしまいます。
ひよどりが飛び去ると、近くの木陰に隠れていたうぐいすがやってきます。
早くしないとひよどりが戻って来てしまうので夢中でつつきます。
メジロもひよどりのいない隙に大急ぎでみかんをつつきに来ます。
メジロはいつも仲良く、つがいで来てくれて微笑ましいです。
小鳥たちのあいだでは、社長のことをみかんのおじさんと呼んで親しんで
くれている、と思います。(想像)
染と織の歴史② 古墳時代〜飛鳥時代
□ 古墳時代
大和朝廷が国内を統一、 中国からは漢字が伝えられました。
その頃に秦氏や錦織部など朝鮮半島からの渡来人が布地を織る技術を伝えたといわれています。
それは現代の織物と変わらないような見事な技術であったそうです。
芝山町立「芝山古墳・はにわ博物館」にはこの時代の埴輪をもとに特別な時に身につける衣装を復元されたものが展示されていますが、大変色彩豊かで華やかな事に驚かされます。
この頃からすでに寒さから身を守るためだけではなく、身分や権威を表したり、祭祀や集会など日常と違う晴れの場で身につける特別な衣裳“晴れ着”が存在したのです。
□ 飛鳥時代
遣隋使、遣唐使によって中国文化が日本に入って来ました。
高松塚古墳の壁画に見られるように、位の高い人々は色彩豊かな衣服を着ていましたが一般の人々は弥生時代からほとんど変わらない服装だったようです。
この時代の摂政 聖徳太子は朝廷に仕える役人を12階の官位に分け冠を授けました。冠の色は階級によって定められ、衣服も冠の色に準じた色であったと考えられています。
聖徳太子の死後、彼の妃・橘 大郎女が太子とその毋・間人皇后の死を悼みつくらせた「天寿国繡帳」は日本最古の刺繍工芸品として国宝に指定されています。
うれしい いただきもの
お客さまから 手作りのお人形を頂戴しました。
どの子もみんな可愛い!
手元に洗濯ばさみが入っているので色々なものを、ちょこっとつまむこともできるおりこうさんなのです。
さっそくお店に飾らせていただきました!
礼装姿の要『末広』の知識
あまり店頭に並んでいないのでご存知ない方が多いかもしれませんが、地紙が金銀、骨の部分が白い末広の事を骨扇とよびます。
白漆や象牙、合成樹脂などで出来ています。
黒留袖を着るとき帯の間に挿すのは地紙が金銀、骨は漆塗りに蒔絵がほどこされた黒色です。
色留袖にはこの写真の骨扇をおすすめします。
振袖、訪問着、付け下げ、色無地をお祝いの席でお召しの際にもお使いいただけます。
骨扇に白い房がついたものは花嫁さん用です。
言うまでもなく、あおいで涼しい扇子は祝いの末広の代りにはなりません。
<末広の挿し方>
左胸側の伊達締めと前板の間に金の地紙か骨を正面に向けて挿します。
どの様な場合も金が表です。
帯が銀色だから銀を正面に向けるという使い方は決して致しません。
胸に当たると、きものの生地を痛めますので控えめに挿しましょう。
名匠庵周辺案内 「平和公園の枝垂れ桜」
名匠庵から車で5分ほどの位置にある平和公園。
広大な土地に整備された各宗派の墓苑とともに、森林を活かした公園など見どころも多い公園です。
すぐ近くには東山動物園があって、コアラのためのユーカリも平和公園で栽培されているんですよ!
そしてなにより名古屋有数のお花見スポットでもあります。
桜の園と名付けられた広場の桜はそれはもう見事な景色です。
が、、、個人的には桜の園から少し離れた猫ヶ洞池沿いの枝垂れ桜がオススメ。
早朝、ごく稀に、思いつきで平和公園でジョギングすることがありますので開花までカメラ持参で様子を(時々)お伝えしたいと思います。
1月10日撮影 平和公園猫ヶ洞池の枝垂れ桜 小さなつぼみ、春はまだ先。
丸栄特選きものサロン 名匠庵 「春の名裳会」のご案内 平成28年1月23日(土)・24日(日)
名古屋丸栄特選きものサロン「春の名裳展」を、下記の通り名匠庵本社ショールームにて開催いたします。
染、織の名品を集めた「東西工芸作家工房創作展」や、「西陣帯の名工作品展」、恒例の「丸栄特選振袖展」など逸品の数々を取り揃えた「春の名裳会」を名匠庵ショールームにて開催いたします。
どうぞ伝統の名品が集結したこの機会をお楽しみいただきます様、ご案内申し上げます。
<日時>
平成28年 1月23日(土)・24日(日)
両日とも午前10時〜午後5時
<開催場所>
名匠庵本社ショールーム
名古屋市名東区平和ヶ丘4丁目299番地
052-772-4682
庭にヒイラギナンテンの花が咲いています。
名匠庵本社ショールーム自慢の日本庭園。
今、ヒイラギナンテンの花が咲いています。
寒い日が続きますが、お花を見ると心が暖まりますよね。
ヒイラギナンテンとは、葉っぱがヒイラギのようにギザギザで実の付きかたがナンテンによくにている庭木です。冬から春にかけて黄色い花をたくさん咲かせてくれます。
お庭の手入れは社長のお仕事。いつもとてもキレイにしてくれているので、名匠庵の自慢となっています。
和のインテリア 「想い出クラフト」
きものは、着るだけでなく、なんと和のインテリアにもすることができます。
想い出がいっぱい詰まった「きもの」や「帯」が箪笥の中に眠っていませんか?
そんなかけがえのない品を、屏風・衝立・タペストリー・額などインテリアとして蘇らせることができます。
もうお召しになることのない「きもの」や「帯」がございましたら、どうぞお持ちください。
想い出を、衝立や額などにして身近に飾ってみませんか?
お見積もり、出来上がりのイメージ図も作成いたしますのでお気軽にご相談下さい。
節分の染帯入荷しました!
京都の小袖屋さんから、年末にお願いしてあった染の名古屋帯が届きました。
こちら節分の染帯。
薄ベージュ色のちりめん地に小袖屋さんならではの丁寧なアップリケです。
ヒイラギの枝に、焼いたイワシの頭をくっつけて、短冊には十三月。
地方によっては節分が近づくとこれを家の門口につける風習があるそうですね。
山から鬼がやってきて、この短冊を見て十三月?ん?十三⁇とびっくりして考え込んでいる間に夜が明けるとか。
春先はまだ寒いので結城紬など、ほっこり暖かな紬にこの帯を合わせてはいかがでしょう。
良い厄除になると思います。
そしてお腹の柄は、、、。
赤鬼さんです。
お急ぎのお仕立ても出来る限り対応いたします。
お値段などもお気軽にお問合わせください。
北野天満宮 伝説の門「三光門」
身近に受験生がおりまして、京都の仕入れ先に向かう途中、社長と営業部長と三人で北野天満宮に参拝しました。
この大きな「一の鳥居」の先には伝説の門「三光門」という中門があります。
三光は日と月と星。
門の梁には日の彫刻と月の彫刻があります。では、星は?
かつて朝廷があった大極殿からこの地を望むとこの門の真上の夜空には北極星が輝いていたそうです。
天空の北極星と日の彫刻、月の彫刻。この三光で平安京を守っていたという壮大なストーリーがこの門には秘められているそうです。
北極星は見上げれば常に真北にある動かぬ星です。
努力する人の夢がこの星のように揺るがずにありますように、、、。
さて、肝心の仕入れのお話。
今回はフォーマルな場にふさわしい袋帯を数本。
またお写真などでご紹介しますね。