旧暦の重陽(ちょうよう)
今日10月4日は旧暦では9月9日。
陰陽の思想では
「奇数」を縁起の良い「陽数」としており
奇数の中で一番大きな陽数「9」が重なる9月9日を
「重陽」とし、大変おめでたい節供の日としました。
陽数が重なる日で
1月1日の元旦は別格とし、
1月7日を七草の節句 (人日の節句)
3月3日を桃の節句 (上巳の節句)
5月5日を菖蒲の節句 (端午の節句)
7月7日を笹竹の節句 (七夕の節句)
そして
9月9日の菊の節供 (重陽の節句)
を合わせて五節句とし、
季節の節目であるそれぞれの日に
子供の成長を祝ったり、
収穫の恵みに感謝したり
無病息災や厄除けを願います。
菊の節供では
真綿の被せ綿(着せ綿とも)を
菊の花にのせ
夜露や菊の香を染み込ませます。
その真綿で身体を清めたり
日本酒に菊の花を浮かべた菊酒を飲み
厄祓いや長寿祈願をします。
他の節句ともども
新暦で行う事がほとんどですが
今年は涼しくなった旧暦の今日、
重陽の節句を祝いたいと思います。