小浜島の芭蕉布
夏休みをいただき沖縄県の小浜島へ旅して来ました。
沖縄の旅では時間の許す限り染織の工房や博物館などを訪れ
島の染織について学ばせていただいています。
竹富島の「たけとみ民芸館」をご紹介しましたが
それ以来
石垣島や西表島、小浜島など八重山の島々の魅力に
すっかり魅了され、時間を作って何度も遊びに行っています。

石垣港から船で小浜島へ。停泊中の船の船首は港向きの入舟。

珊瑚の海を渡ります。
さて、
今回の小浜島。
大好きな「はいむるぶし」に宿泊し、昨年新設された
海辺のサウナでゆっくり過ごすことだけが目的です。

サウナ併設の海辺のプール
ところが。
1日限りの夏休み特別企画として
夕食前のほんの一時、希望者に
小浜島の行事に着る貴重な衣裳の着装体験がありました。
なんという幸運!
小浜島では機織りをしている方がいらっしゃり、
お盆や行事の際にはその衣裳を着るということは存じ上げておりましたが
祭礼行事は小浜島に暮らす方だけの大切で神聖なものという気持ちがあり
うかうか見学などという発想がそもそもありませんでした。
それが…着装体験とは!!!
嬉しすぎます。

小浜島のお盆の様子。

パネルで紹介してくれています。
島の糸芭蕉から糸を取り、
島に自生する藍で糸を染め
織り上げ、仕立てをし、
折々の行事には島の皆さんの着付けもされる
大久ひろみさんはじめお手伝いの方々が
着物選びから着付けまでを体験させてくださいました。

芭蕉布の衣裳 左:女性の芭蕉きもの 右:男性の正装、芭蕉の紺地「クンズンキヌ」

女性の袖。筒袖に少しだけ振りが開いています。仕立ては色々な方法があるようです。

女性が行事の時に着る藍無地の芭蕉布を選びました。
「きれいな藍よねぇ」とホテルのスタッフさんと着付けのお手伝いの方と皆で見惚れてしまうほど美しい藍色の着物です。
写真撮影の順番待ちの合間に、身丈を短く着る着付けを教えていただきました。
腰紐を着物の上ではなく体に直接巻き、
下前を紐の下から引き上げ、
上前は腰紐の上から下に押し込みます。

完成です。右腹にハンカチなどを押し込めば隙間がなくなり着崩れしないのだそう。

こちらが本番。身頃を合わせて腰紐を巻き、ミンサー帯を結んでくださいました。

手布(ティーサージ/手拭い)を頭につけて記念撮影。通りすがりにイベントを知り急遽参加させていただきましたゆえ…素顔で失礼します。
いつもは博物館でガラス越しに見ている島の芭蕉布
仕立ては?袖のかたちは?腰上げはどうなっている?
どうやって着付けするんだろう?
知れば知るほど
いくつものハテナ?が生まれますが、
思いがけず少し解けました。
芭蕉の着物を纏わせていただき
真夏の小浜島で
こころに残る一生の思い出になりました。
しかいとぅ みーふあぃゆー
(八重山の島ことば 大変有難うございます)
オニヤンマ
名古屋は連日35℃越えの猛暑日。
名匠庵の駐車場の天井には何やら黒い筋が。

近づいてみると
とんでもなく大きな、、、トンボ!?
日本に生息しているトンボの中では最大級といわれる
オニヤンマです。

測ってないですが、、、
これは、、、10センチは軽く超えてます。
トンボはまっすぐ前に突き進み、
決して後に引かない勇敢な姿から「勝ち虫」と呼ばれて戦国武将から絶大な人気を誇ります。
今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」にも登場する前田利家も兜の前立て(飾り)や装束にトンボの意匠を取り入れて愛用したそうです。
現代でもきものや帯、帯留などトンボの柄は人気がありますよね。
そう言えば、8年前の2018年の7月27日には、
「黄昏飛翔」というトンボの大群の現象を社長が目撃していました。
ところで、駐車場のオニヤンマさん。
この状態のオニヤンマを「ぶら下がりヤンマ」と呼ぶそうで
35℃を超える日の木陰でよく見られる光景で、休憩中なのだそう。
近隣には東山動植物園や平和公園など
木陰はあるはずですが、なにゆえ我が社の駐車場でぶら下がっているのか謎ですが
おかげでなんとも言えない美しい青緑色の目を持つオニヤンマをゆっくり眺めることができました。
勇ましい勝虫も羽を休める猛暑の日々
オニヤンマを見習ってひとやすみしましょうか
社長の庭仕事
連日、気温35℃越えの名古屋。
週末は曇り空で30℃との予報で風も吹いていましたので
午前中の短時間だけ社長は草取りのため庭へ。

土曜日。サツキの植え込みの雑草を丁寧に取り除いています。
この植え込み、
初夏には満開のサツキの花を楽しめます。

5月末ごろ、満開のサツキ

日曜日。玄関まわりのお手入れ
通りかかる方が「毎年楽しみ」と声をかけてくださいますので
社長が年間を通して手を入れています。
ところで社長の庭仕事、
欠かせないのが小さめの熊手。
最近主流のプラスチック製ではなく
竹製が使いやすいとのこと。
修理に修理を重ねて大事に使っていましたが
いよいよ新しい竹の熊手を購入することに。
量販店ではプラスチックの熊手しか取り扱いがなく
調べましたら徳川美術館の近くに
臼井竹材店というお店があることがわかり
先日早速お邪魔してお目当ての竹製熊手を5本入手しました。

臼井竹材店のご主人も
一度に5本買う人初めて見たと
目を丸くしていらっしゃいましたが
これで当分
社長の庭仕事もはかどりそうです。
着こなす
名匠庵のホームページには「きものの着こなし術」
というタイトルのページがあります。
「着こなす」は漢字で書くと「着熟す」。
辞書には、熟(こな)すとは
十分に自分のものにする、うまく使いこなす。
とあります。
では「きものを着こなす」は?
自分の個性や体型、
好きな色映える色を知り、
場所柄や季節感といったルールを心得つつ、
自分らしく心地よく、着姿がしっくりくる。
そしてなによりきものを楽しむこと、、、
、、、かなと考えています。
(ひとことで言うのってむずかしいですね)
ホームページの着こなし術では
柄合わせ、帯と着物の格合わせなどのほか
お手持ちのきものや帯を
修理加工の実例なども発信しています。
2026年5月15日には
お預かりした本鼈甲蒔絵バレッタの修理について
投稿をさせていただいたのですが
先日豊橋市で開催したミニ催事にそのお客様が
お茶会の帰りにおきものでご来場くださいまして、
髪にあしらったバレッタを見せてくださいました。

蒔絵の図案である竹の葉に
淡い藤色の螺鈿細工が施されており
それがお召し物の紫色とよく合って
引き立て合っています。
お客様に着こなしの良いお手本を
見せていただきうれしいひとときとなりました。
一年の、半分
こんにちは。
おひさしぶりです。
名匠庵女将大塚えり子です。
うかうか日々を過ごしているうちに
もう6月も半ばを過ぎました。
今月末の6月30日は「ハーフタイムデイ」。
1年、12ヶ月のうち半分の6ヶ月が終わる区切りの日。
ちなみに1年、365日の真半分の183日目は
7月2日です。
この日を境に一年の後半となります。
、、、という、
そんなブログを5年前の6月30日の「日々」に投稿してから
5年の月日が経ちました。
この間、反省を込めてホームページを
見返していて、あまりのご無沙汰ぶりに
震え上がっているところです。
名匠庵はおかげさまで一般のお客様、小売店様、
興和ファシリティーズ(株)丸栄外商部(旧名古屋丸栄)の
お客様に向けて変わることなく呉服あきないを
させていただいております。
日々の業務に追われ、
「名匠庵の日々」の更新がしばらくお留守になっておりましたが
再び発信をしていこうと思います。
この5月からは
名匠庵営業部長の渡部も
「営業渡部の日々」でブログを投稿しています。
「名匠庵の日々」ともども覗いて見てください。

きもの商いのこと、
旅とグルメ、
もしかしたら
ときどき
サザンオールスターズのこと
などなど
名匠庵の「なかのひと」
のひととなりに触れていただき
親しみをもってご来店いただけたら、と思います。
ちなみに
渡部、
わ た べ
と読みます。
よく、わたなべさんって
呼ばれて
困った顔をしているので
この場をお借りして
こっそりお伝えいたします。
謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
※写真は 京都西陣「高島織物」謹製の
手織錦袋帯です。
柄名「神馬」
神様がお乗りになる馬。
特に白馬は
清らかで邪気を払い、神聖なものとされています。
成功、出世、勝利、幸運をもたらす
縁起の良い柄の袋帯を
年のはじめにご紹介させていただきます。
どうぞ良いお年を
今年最後のお客さまは
振袖の半衿選びのお客さまと
黒留袖のお手入れのお客さまの
お二方でした。

どちらもお近くにお住まいのはじめてのお客さま。
どうやって名匠庵を知りましたか?
と伺いましたら
「名古屋 きもの 近く」で検索して見つけてくださったそう。
名匠庵は名古屋の名東区、
地下鉄一社駅から徒歩7分ほどの平和が丘にあります。
今年ははじめてのお客さまに
ほんとうに多くご来店いただきました。
きものに関することを
相談、購入できる場所が残念ながら少なくなっています。
足袋を買うのも大変…ですとか。
大丈夫。ご用意、ございます!
来年もお近くのお客さま、ご遠方のお客さま
どちらのお客さまにも
頼んでよかったと喜んでいだだけるきもの屋さんでありたいと
思います。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。
謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
写真のちりめん古布羽子板は、
愛知県豊橋市「カフェフュージョン」で
昨年末開催されたワークショップで
ちりめん戯縫(ざれしごと)を主宰する
森島民恵先生にご指導いただき
女将が手作りいたしました。
羽子板の図案は今年の干支、白へびと宝袋。
個人的に今年5度目の巳年を迎えまして、、、
干支羽子板を手作りできて大満足!
ちりめん生地には江戸期の古布、中綿はまわた、裏打ちにも上質な和紙を
ご用意くださって、制作途中も見て触れてうれしいひとときでした。
真紅の長襦袢や帯締めに目が止まる今日このごろ。
辰年巳年の同学年のみなさま
全干支のみなさま
今年もよい一年になりますように
どうぞ良いお年を!
名古屋は曇り空の年の瀬です。
立ち寄ったデパートの食品売り場は
おせち料理のお重セットや、
黒豆、昆布巻きや紅白なますの単品売りコーナーが
賑わっています。
気のせいか
今年は特に単品おせちのコーナーが増えているような気がします。
おせちをお取り寄せでなく、セットでもなく
食べたい品を単品で買ってお家で盛り付け、という方が
増えてきたのかもしれません。
ご家族で来店され、手分けして年越し準備の品を
お買い物、これも年末の恒例行事ですね。
名匠庵も仕事納めの大掃除を終え、
年明けは1月6日月曜日から営業いたします。
オンラインショップSTORES でご購入いただいた商品は
すべて1月6日の発送とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
先ほど社長が植え替えたばかりの葉牡丹と、
芽吹いたばかりの牡丹の新芽の写真で
今年を締めくくりたいと思います。
みなさまどうぞ良いお年をお迎えください


謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
写真は 京都西陣「本つづれ勝山」謹製の
爪掻本綴(つめかきほんつづれ)の袋帯です。
柄名は吉祥文様 「祥雲白龍」
縦糸、横糸、細い細い絹糸で織られた品格ある袋帯で
今年の幕開けを祝いたいと思います。












