柏の新緑
いつもお世話になっている湖西市の仕立屋さん。
仕立ての打ち合わせでご自宅を訪ねましたら
庭の「柏の木」が立派な新葉をつけていました。
柏の葉は、
冬に枯れても寒風に耐え落葉せず枝にとどまり、
春を迎え、新たな芽を見届け、葉を落とします。
その姿から、神が宿るご神木にもなり、
家系が絶えず続く、子孫繁栄の縁起の良い木とされました。
その新葉は香り良く
おなじみの柏餅をはじめ
食べ物を包んだり、蒸したり、盛りつけにも
利用されます。
こうした炊事に使う葉を「炊葉(かしきは)」といい、
「柏(かしわ)」の語源とされています。
丈夫で、神聖な木であることから
鬼門よけとして西の方角に植えると良い
と聞きました。
どっしりとした新緑の柏の姿に
思わず目を奪われてしまい
写真を撮らせていただいたのでした。
社長の庭仕事
玄関前の牡丹が今年も咲きました。
冬のあいだも
社長が欠かさず手入れしてくれていますので、
毎年この時期に綺麗な花壇を楽しむことができます。
社長が営業部長に牡丹の接木を解説中
ご近所の方も
楽しみにしてくださっているようで
カメラや携帯で花壇の写真を撮りに立ち寄って
くださいます。
ご来店を予約制にしている関係で
ご予約のない日には
玄関のシヤッターを下ろしている時があり
ちょっと味気ない感じでしたが
この花壇が玄関先を明るい雰囲気に
してくれているようです。
しばらく花の季節。
もうすぐ庭や看板横のツツジも咲き始めます。
社長が丹精込めた庭の花が
元気に開花するのを楽しみに過ごしています。
花のなまえ
先日訪問したお客さまのお家の庭に
なんとも可憐な花が自生していました。
花の名は
アミガサユリ。
またの名を、貝母(ばいも)
花言葉は「謙虚な心」。
花束にしてくださった
お庭の「貝母」を
嬉しく嬉しく頂戴して帰りました。
貝母の原産は中国で、
江戸時代の中期に日本に渡来したそうです。
花の頃は3月〜4月。
地下の鱗茎(りんけい・球根の一種)を
乾燥させて咳や痰きり、止血などに使用する
漢方薬でもありますが
日本では観賞用として親しまれているのだそう。
その「鱗茎」、
ふっくらとした貝が合わさって、
まるで母貝が子貝を抱いているように見えることから
「貝母(ばいも)」との呼び名がついたとか。
きもの屋さんは
和花、洋花、図案化された花、などなど
きものに描かれている「花」について
質問されることが多々ありまして。
こうして
花の名や由来をひとつづつ
覚えていくことも
きものの魅力を知る
ひとつの道しるべです。
常春の岬
商談があり、渥美半島に行ってきました。
半島の先端には伊良湖岬。
いつも思うのですが
豊橋市から田原市へ、
渥美半島に足を踏み入れた途端に
陽射しがグッと強まって
景色がパッと明るくなる、
そんな瞬間が毎回あるんですよね。
常春の渥美半島、
伊良湖岬へ向かう道沿いには
菜の花畑が点在し、
道ゆく人を喜ばせてくれます。
1月15日から3月31日まで
今年も「渥美半島菜の花まつり」が
開催されていまして、
仕事と言いつつ
ひと足早い春を楽しんできました。
畑の草も、
陽射しを浴びて
ツヤツヤです。
ここ最近、
寒すぎる日が続いていますが
春が、すぐそこまで来ていますよ!
謹賀新年
古代ちりめん「壬寅みずのえとら」羽子板
年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
ちりめん羽子板:
愛知県豊橋市「カフェフュージョン」で
開催されたワークショップにて
ちりめん戯縫(ざれしごと)を主宰する
森島民恵先生にご指導(ほぼほぼ手伝って)いただき
女将が手作りいたしました。
良い一年になりますように
どうぞ良いお年を!
名古屋の大晦日、
午前中は「ぼたん雪」が舞っていました。
今日は雪にも負けず
デパートの食品売場、
花屋さん、
行く先々で大行列が出来ていました。
こんな大晦日の賑わいも2年ぶりです。
荷物を受け取りに立ち寄った
郵便局では
年賀はがきを、今日、
70枚購入している強者も。
あと数時間で、2022年。
年末に、庭師さんに整えていただいた
お庭の写真で締めくくりたいとおもいます。
皆さま
どうぞ良いお年をお迎えください。
京都にて
11月30日の決算作業を終え
今日は商用で京都に来ています。
毎回来るたびに前を通る、
御所の西、蛤御門の向かいの「護王神社」。
2019年12月31日の名匠庵の日々でもご紹介しましたが、境内の大絵馬が来年の干支である寅に代わっていました。
来たる年の平安を祈願し、祓い清められた寅の大絵馬を横目に早くも年迎えの準備がはじまりつつある師走の京都を忙しく巡ってきました。
ところで明日12月4日は
大安吉日、そして一粒万倍日というとても良いお日柄です。
迎春準備に取りかかるのもよし、宝くじを買うのにも良い日です。
あっという間に過ぎていく日々、
せっかくなら縁起の良い日に
勢いよく、溜まっている用事ごとを済ませてゆったりとした年の瀬を迎えたいですね。
こんなときこそ
名匠庵本社の一階広間、
配置替えの真っ最中です。
庭が見渡せる明るい縁側に
テーブルを置きまして…、
ここで、
きものに関するご相談をお受けします。
これまでも、この広間で
数々のご相談をお受けしておりましたが
いちばん居心地の良いこの場所を
「きもの相談室」として
お客さまときものを挟んで
ゆっくりお話し出来るようにしました。
お茶会や成人祝い、お嫁入り、
入学、卒業式、お宮参り用に
新しく購入したい、
時間が取れるようになったので
ちょっと普段着のきものを着てみたい、
暑いので夏のきものを買い足したい、
七五三きものの肩揚げや小物合わせ、
このシミ取りたい、
寸法があわない、
半衿つけて〜!、
ご自分の振袖をお嬢様の寸法にしたい、
この草履古いけど履ける?
このきもの、何?いつ着る?
この帯どのきものに合うの?
この帯締め、いつ使うもの?
帯を二部式にして欲しい、
昔からタンスに入っている
白い…生地?反物?どうすれば良い?
たとう紙を購入したい、
きものの畳み方教えて!、
楽な着方教えて!、
美容院に持ち込むきものと小物
これでちゃんと揃ってるかな?、
などなど、
などなど、
書いていると止まらなくなってしまいますが
きものについて
お話しできる場所です。
対面で、
という事が難しい時です。
着てお出掛け、も少ないですね。
ですがこんな時こそ
きものに触れる時間をもって
いただけたらと思います。
ご来社はご予約制です。
ご希望日をお知らせください。
真夏の礼装
東京2020オリンピック、
昨夜閉会式が行われましたね。
仕事しながらも
柔道や競泳、卓球にスケートボード、
体操が気になりソワソワし、
休日は、
一日中テレビのチャンネルを
くるくる変えすぎて
肝心な決勝戦を見逃して
金メダルをニュース速報で知るという…。
コロナ禍のオリンピック、
しかも自国開催という巡り合わせ。
立場によって受け止め方は様々と思いますが
頑張る選手を応援せずにはいられません。
今から5年前の2016年8月21日、
ブラジル・リオデジャネイロ五輪の閉会式で
五輪旗を受け取った小池都知事。
昨夜、五輪旗をバッハ会長に返還し、
その旗は
3年後の開催地、フランス・パリ市長へと
手渡されました。
閉会式の中で最も大切な儀式である
フライングオーバーセレモニー
(五輪旗の引き継ぎ式)に今回も都知事は
色留袖で臨まれました。
7月、8月の盛夏に着る
「絽」の「比翼付色留袖」(おそらく一ツ紋)に
金糸をふんだんに使った「ねん金綴袋帯」。
帯締め帯揚げを白でまとめ
礼装用白骨末広を帯に差した
盛夏の礼装のお手本のような装いです。
友禅染と金駒刺繍で描いた
美しい扇子の図柄は
「末広がり」を願う縁起の良い柄で、
次のパリ大会へのエールが込められた
素敵なコーディネートだと思いました。
また、
レスリング女子50キロ級で
金メダルを獲得した
日本の須崎優衣選手の表彰式に登場し、
ビクトリーブーケを渡した伊調馨さんも
きれいな水色を無地染めした五ツ紋付の
振袖姿でしたね。
2016年のリオ五輪で4冠を達成し
国民栄誉賞を受賞した際に贈られた
金メダルをイメージした金色の袋帯を
合わせて、こちらもメダリストへの
お祝いの気持ちがこもった礼装姿でした。
世界が注目した
東京2020オリンピックの大切な場面に
和服姿で登場してくださって
とても嬉しい瞬間でした。
真夏の豊橋にて
愛知県豊橋市、
豊橋駅前の
豊鉄ターミナルビルに来ています。
只今豊鉄ターミナルビルの1階で
「出張きものサロン」を開催中です。
昨年閉店した
ほの国百貨店のお客さまを中心に
期間限定できものの相談をお受けしています。
夏のきもの
夏の和装小物の他、
名匠庵オリジナルの
「麻の半襦袢と麻裾よけのセット」も
お披露目中です。
半襦袢の半衿は小千谷の楊柳麻半衿を
お付けしました。
ご自宅でお洗濯できますので
汗の季節も安心です。
サイズはM、Lの2種類ですが
ご寸法に合わせて別注も承っています。
今年は
夏のきもののご注文を多くいただいています。
夏の暑さが年々厳しくなってきているため
今は着て出掛けることができなくても
来年用にとのご依頼が多いです。
亀甲絣の能登上布など本格的な絣模様が人気です
8月3日(火)午後5時まで開催しております。
お近くの方はどうぞお立ち寄りくださいませ。
特選きもの名匠庵「出張きものサロン」
8月1日〜3日 10時〜17時
豊橋市駅前大通1丁目46-1
豊橋ターミナルビル1階会議室
お問い合わせ
052-772-4682 大塚まで