座布団の特別なおあつらえと心尽くし
既製品では満たされない「色味へのこだわり」を形に
「特選きもの名匠庵」では、お着物だけでなく、
お客様の暮らしに寄り添う上質な和装関連品のお誂えも承っております。
先日は、茶席座布団のおあつらえのご相談をいただきました。
既製の座布団では、お客様の求める繊細な「色味」や「柄」のニュアンスが
見つからなかったとのこと。
和洋問わず伝統工芸への造詣が深い本物志向のお客様にとって、
「大切な場面で、格式を保ちつつも自分らしい個性が光る」装いや道具は不可欠です。
名匠庵は、こうした高度な審美眼を満たし、お客様の品格を表現するお手伝いをすることを喜びとしています。
京都の専門メーカーと創る唯一無二の品
お客様の求める「最高の品」を演出するため、私たち名匠庵は、
単に既製品を探すのではなく、その道のプロフェッショナルとの協働を選びました。
今回は、信頼を寄せる京都の上羽機業さんへ出向き、お客様のご要望を直接伝えました。そこには、熟練の職人が織りなす数多くの見本柄、見本色が並びます。その中から、お客様のお好みに最も相応しく、心に響くものを吟味し、選定いたしました。このプロセスこそが、既製品では得られない、ご満足いただける品質を保証する鍵となります。

伝統技術に裏打ちされた素材と、お客様の個性が結びついたおあつらえの座布団は、
先日無事に出来上がりました。細部にわたる点検を経て、お客様にお納めしたところ、
その仕上がりに大変お喜びいただくことができました。

綿100% 四綾織座布団 約40×44㎝

収納の美しさまで追求した「和晒し風呂敷」の心遣い
お品物を納める際にも、名匠庵ならではの心遣いを徹底しています。座布団のように長く大切に使われるものにとって、保管・収納のしやすさは非常に重要です。一般的な紙箱や紙包装紙では、埃や経年により収納しにくくなることが懸念されます。
そこで今回、私たちは特別な工夫を凝らしました。座布団の収納として、和晒し天日干し(わざらし てんぴぼし)の生成色綿生地を選び、風呂敷にお仕立ていたしました。


和晒し天日干し綿生地が選ばれる理由
- 肌に優しい風合い: 漂白剤を使わない生成り色と、天日干しによる柔らかな風合いが、品物を優しく包みます。
- 実用性と永続性: 紙と違い、繰り返しの使用や洗濯に耐え、座布団の保管袋として永続的に活用いただけます。
- 悪目立ちしない佇まい:優しい生成色は収納の際、目立たず沈み込まず棚などの空間にも上品に馴染みます。
この特製の風呂敷に座布団をお包みし、風呂敷ごとお客様にお納めしたところ、
「収納のことまで考えてくれてありがとう」と、おあつらえの座布団本体と同じくらい、この心尽くしを大変喜んでいただけました。
名匠庵は、3,000点を超える上質在庫と、熟練のコンシェルジュによるパーソナル・コーディネートを通じて、「最高の私」を演出するお手伝いをいたします。茶席座布団に限らず、「既製品では満足できない」「大切な場面で間違いのない装いをしたい」といったご要望がございましたら、どうぞおまかせください。
お問い合わせ、ご来社日時ご予約はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
【帯のリメイク】愛用の赤い袋帯を「白い名古屋帯」に。残った生地で半巾帯と小物まで…女将のアップサイクル術

「赤」から「白」へ。脱色の魔法
かつてお気に入りだった鮮やかな色の帯。 生地の質は素晴らしく、締め心地も最高なのですが、年齢を重ねるにつれ「今の自分には少し色が強すぎ?」とタンスに眠らせてしまっている方も多いのではないでしょうか。

今回、私は赤色の袋帯を「白色」に「色抜き(脱色)」という選択をしました。
なぜ「脱色」を選んだのか?
通常の染め替えでは、元の色より濃い色(紺や黒、深緑など)を重ねるのが一般的です。しかし、今回はあえて一度色を抜き、明るい「白」へと生まれ変わらせました。
- コーディネートの幅: 白い帯は、どんな着物の色も引き立てる万能選手です。
- 軽やかさ: 赤の重厚感から、清涼感のある洗練された印象へ。
仕上がってきた帯を見たときは、その変貌ぶりに思わず声を上げてしまいました。元の織り模様はそのままに、光の加減で地紋が浮き上がる、上品な白の帯。これこそが、リメイクの醍醐味です。
袋帯から「名古屋帯」へ、仕立ての工夫
さらに今回は、形式も変えました。 重厚な「袋帯」から、普段のお出かけにも気軽に締められる「名古屋帯」へと作り替え(仕立て直し)を行ったのです。


名古屋帯にするメリット
- 軽量化: 袋帯特有の重さが軽減され、長時間の外出も楽になります。
- カジュアルアップ: セミフォーマルから上質な小紋まで、活用の場が劇的に広がります。
- 結びやすさ: 自分で手早く結べるため、きものを着るハードルがぐっと下がります。
「良いものだからこそ、しまい込まずに毎日でも締めたい」。そんな願いを叶える形になりました。
裏地も無駄にしない「半巾帯」へのアップサイクル
袋帯を名古屋帯に仕立て直すと、どうしても「裏地」が余ってしまいます。 しかし、名匠庵が大切にしているのは「布を慈しむ心」。
この残った裏地を活用して、「半巾帯」を仕立てました。 表地が白になった名古屋帯に対し、裏地で作った半巾帯は、また違った表情を見せてくれます。浴衣やカジュアルな紬(つむぎ)に合わせるのにぴったり。一本の袋帯から、二つの新しい帯が誕生したのです。

【現在進行形】残り15センチのワクワク
さて、名古屋帯と半巾帯を作ったあと、手元には「残り15センチほど」の生地が残りました。

「たった15センチ?」と思われるかもしれませんが、きもの好きにとっては宝の山です。
- 小さな小物入れ
- 香袋
- ミニ花瓶敷き・コースター
- 帯留めや髪飾りなどの小物
- ピンクッション(針山)など
何を作ろうか、今まさに楽しみながら思案しているところです。この「何を作ろうかしら」と考える時間こそが、きものライフにおける至福のひとときですね。完成したら、またこのブログでご紹介させていただきます。
あなたのタンスに眠る「思い出」を形にしませんか?
「特選きもの名匠庵」では、こうした帯のリメイクや染め替えのご相談を随時承っております。
- 「派手になってしまった帯を落ち着いた色にしたい」
- 「袋帯を名古屋帯にして、もっと活用したい」
- 「親から譲り受けた帯を、バックや数寄屋袋に」
- 「分厚く重たい昔の帯の『帯芯』を入れ替えたい」など
きものは、メンテナンスやリメイク次第で、何代にもわたって受け継ぐことができる素晴らしい文化です。 私たちは、ただ新しいものを販売するだけでなく、お客様がすでにお持ちの「宝物」を再び輝かせるお手伝いをしたいと考えています。
今回の私の体験が、皆様のタンスの中に眠る帯たちに新しい光を当てるきっかけになれば幸いです。 名古屋・一社の静かな空間で、皆様のきものへの想いをぜひお聞かせください。
店主・女将一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
※素材などにより脱色後も色が残るなど不向きなものもございます。
一旦お預かりして職人による見立て、お見積もり後の作業となります。
本鼈甲金蒔絵バレッタの修理を承りました。
お客様の想いに寄り添う修理
今回ご依頼いただいたのは、お母様から譲られた本鼈甲に金蒔絵が施されたバレッタです。 「止め金具が壊れてしまい、もう使えないかと諦めていたけれど、母が長年愛用していて思い出が詰まった品なのでどうにか直して自分も使いたい」という切実な思いで、当店へ足をお運びくださいました。
鼈甲は天然素材であり、非常に繊細です。経年により艶が失われたり、保管状況によっては脆くなったりすることもありますが、何より代えのきかない「一点もの」であることがその価値を高めています。


職人による金具交換と細部へのこだわり
今回の修理内容は、古くなったバレッタ金具の交換です。
折れてしまった金具はとても繊細なシルエットで、以前は髪飾り金具の定番でしたが今回修理にあたり同じ金具は入手できませんでした。
- 金具の選定と交換 鼈甲本体に負荷をかけないよう、最新の注意を払いながら古い金具を取り外し、新しく丈夫な金具へと付け替えを行いました。
- 細部のクリーニング(ヘアスプレーの除去) 長年のご使用により、表面にはヘアスプレーの成分や皮脂などが付着しておりました。これらは放置すると鼈甲特有の美しい艶やかな光沢を損なう原因となります。専用の道具を用い、素材を傷めないよう優しく丁寧に汚れを取り除きました。
- 磨き上げ 汚れを落とした後は、鼈甲本来の深みのある飴色が出るよう、静かに磨き上げました。


美しくよみがえった鼈甲の輝き
修理を終え、無事にお客様のお手元へお納めすることができました。 仕上がりをご覧になったお客様からは、「新品のように美しくよみがえって本当に嬉しい。これでまた、大切に使っていけます」と、最高のお言葉をいただくことができました。
鼈甲のお手入れについてのアドバイス
鼈甲の髪飾りを長くお使いいただくために、以下の点にご注意いただければ幸いです。
- 整髪料の使用タイミング:ヘアスプレーやワックスを使用し、髪が完全に乾いた後にバレッタを装着することをお勧めします。
- 使用後のお手入れ:柔らかな布で、優しく乾拭きしてください。
- 保管場所:極端な乾燥や高温多湿を避け、防虫剤が直接触れないように保管してください。
名古屋で和装小物の修理なら「名匠庵」へ
「特選きもの名匠庵」では、バレッタの金具交換のほか、草履の修理、さらにはお着物のシミ抜きやサイズ直しなど、和装に関するあらゆるご相談を承っております。
「これは直るかな?」と迷われるようなお品物でも、まずは一度ご相談ください。名古屋市近郊の皆様はもちろん、大切な品を長く使い続けたいと願うすべての方の力になりたいと考えております。
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。
ホームページお問い合わせフォームよりご来店希望日をお知らせください。
「大丈夫、くるしくないよ」3歳女の子の着物、可愛く工夫しました。
2年ほど前のお話。
七五三の三歳女の子のお支度を承りました。
被布ではなく、帯姿で、とのご希望です。
採寸の際試着していただいたところ、
帯が重く感じられたようで着たくないと泣いてしまい
三尺帯もいやとのことで、
素早く、可愛く、しかも楽ちんにという宿題をいただきました。
こういうリクエスト、俄然張り切ってしまいます。
まずは下着の工夫から。
長襦袢と合体させました。
肌着に可愛い刺繍衿を縫いつけ、
長襦袢は袖だけを肌着につけます。

この赤い生地は、お宮参りの祝い着についている
赤色の袖を利用しました。

衿の合わせを体の前だけでできるようにしました。
これならスムーズに着付けできます。

きものも腰揚げをして、
体の前で衿合わせができるように紐をつけました。
背中に紐を一度も回さないので締め付け感がなく
ゆったりとした着心地になります。
仕上げに帯がわりの真っ赤な紐をリボン結びに。

これだけでとても可愛い着姿ですが
被布もまた素敵です。

こちらのきものはお祖母様の江戸小紋、被布は曽祖母様の羽織を
解いて仕立て替えをさせていただいたものです。
背中に加賀紋のちりめん細工のワッペンを縫いつけています。

被布にもお揃いの加賀紋。

お祖母様がお孫様の為にまごころこめて誂えた世界にひとつだけの
三歳祝い着です。
最高の一日を「最高の笑顔」で
七五三は、ご家族の愛の深さと、伝統を重んじる心をお子様に伝える大切な機会です。3歳のお子様が苦痛を感じることなく、その日を心から楽しんでくれることこそが、ご家族にとって最高の喜びではないでしょうか。
名匠庵は、上質な特選きものの提供を通じて、そして何よりも「小さな主役の笑顔」を守るための細やかな配慮と熟練の技術を通じて、ご家族の「間違いのない、最高の七五三」を演出いたします。
最高の祝い着をお探しなら、ぜひ創業1972年の特選きもの名匠庵にご相談ください。
謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
※写真は 京都西陣「高島織物」謹製の
手織錦袋帯です。
柄名「神馬」
神様がお乗りになる馬。
特に白馬は
清らかで邪気を払い、神聖なものとされています。
成功、出世、勝利、幸運をもたらす
縁起の良い柄の袋帯を
年のはじめにご紹介させていただきます。
どうぞ良いお年を
今年最後のお客さまは
振袖の半衿選びのお客さまと
黒留袖のお手入れのお客さまの
お二方でした。

どちらもお近くにお住まいのはじめてのお客さま。
どうやって名匠庵を知りましたか?
と伺いましたら
「名古屋 きもの 近く」で検索して見つけてくださったそう。
名匠庵は名古屋の名東区、
地下鉄一社駅から徒歩7分ほどの平和が丘にあります。
今年ははじめてのお客さまに
ほんとうに多くご来店いただきました。
きものに関することを
相談、購入できる場所が残念ながら少なくなっています。
足袋を買うのも大変…ですとか。
大丈夫。ご用意、ございます!
来年もお近くのお客さま、ご遠方のお客さま
どちらのお客さまにも
頼んでよかったと喜んでいだだけるきもの屋さんでありたいと
思います。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。
謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
写真のちりめん古布羽子板は、
愛知県豊橋市「カフェフュージョン」で
昨年末開催されたワークショップで
ちりめん戯縫(ざれしごと)を主宰する
森島民恵先生にご指導いただき
女将が手作りいたしました。
羽子板の図案は今年の干支、白へびと宝袋。
個人的に今年5度目の巳年を迎えまして、、、
干支羽子板を手作りできて大満足!
ちりめん生地には江戸期の古布、中綿はまわた、裏打ちにも上質な和紙を
ご用意くださって、制作途中も見て触れてうれしいひとときでした。
真紅の長襦袢や帯締めに目が止まる今日このごろ。
辰年巳年の同学年のみなさま
全干支のみなさま
今年もよい一年になりますように
どうぞ良いお年を!
名古屋は曇り空の年の瀬です。
立ち寄ったデパートの食品売り場は
おせち料理のお重セットや、
黒豆、昆布巻きや紅白なますの単品売りコーナーが
賑わっています。
気のせいか
今年は特に単品おせちのコーナーが増えているような気がします。
おせちをお取り寄せでなく、セットでもなく
食べたい品を単品で買ってお家で盛り付け、という方が
増えてきたのかもしれません。
ご家族で来店され、手分けして年越し準備の品を
お買い物、これも年末の恒例行事ですね。
名匠庵も仕事納めの大掃除を終え、
年明けは1月6日月曜日から営業いたします。
オンラインショップSTORES でご購入いただいた商品は
すべて1月6日の発送とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
先ほど社長が植え替えたばかりの葉牡丹と、
芽吹いたばかりの牡丹の新芽の写真で
今年を締めくくりたいと思います。
みなさまどうぞ良いお年をお迎えください


謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
写真は 京都西陣「本つづれ勝山」謹製の
爪掻本綴(つめかきほんつづれ)の袋帯です。
柄名は吉祥文様 「祥雲白龍」
縦糸、横糸、細い細い絹糸で織られた品格ある袋帯で
今年の幕開けを祝いたいと思います。
どうぞ良いお年を
昨日12月29日、名匠庵は大掃除デーでした。
蛍光灯を一本一本磨き、
全ての窓ガラスを拭きました。

庭は庭師さんが先日スッキリ整えてくれました。

これで
気持ちよくお正月を迎えることができます。
お正月休みは本日12月30日から1月8日までいただきます。
今年一年の皆様のご愛顧に感謝いたします。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。












