謹賀新年
年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
写真は 京都西陣「本つづれ勝山」謹製の
爪掻本綴(つめかきほんつづれ)の袋帯です。
柄名は吉祥文様 「祥雲白龍」
縦糸、横糸、細い細い絹糸で織られた品格ある袋帯で
今年の幕開けを祝いたいと思います。
どうぞ良いお年を
昨日12月29日、名匠庵は大掃除デーでした。
蛍光灯を一本一本磨き、
全ての窓ガラスを拭きました。
庭は庭師さんが先日スッキリ整えてくれました。
これで
気持ちよくお正月を迎えることができます。
お正月休みは本日12月30日から1月8日までいただきます。
今年一年の皆様のご愛顧に感謝いたします。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
三遠ネオフェニックス応援中です
全国各地の男子プロバスケットチーム
B1、B2合わせて全38チームで構成される
B.LEAGUE ビーリーグ。
今年は8月にバスケットボールのワールドカップが
沖縄県で開催されることもあり
バスケットのニュースをよく目にします。
ところで
特定のバスケットチームを応援するファンを
ブースターと呼び、
チームを応援するお店は、
ブーストショップと呼ぶそうですね。
Booster ブースターは
後押し、高める、加速させる、
後援する人という意味だそうで、
ブースターは試合中、
チームを鼓舞し
最後の1秒まで熱い応援を送ります。
豊橋総合体育館にて 真紅のライトの中、選手入場
この度、縁あって
特選きもの名匠庵は
愛知県豊橋市がホームタウンの
三遠ネオフェニックスの
ブーストショップになりました。
三遠ネオフェニックスは
東三河とそのお隣、
静岡県遠州地域がタッグを組み
ビーリーグのB1中地区で戦っています。
東三河、遠州は
旧ほの国百貨店の商圏で
お得意さまも多くいらっしゃいますし
ほの国百貨店時代お世話になった仲間が
ネオフェニックスのスタッフとして
頑張っていますので
応援せずにはいられません。
ビーリーグは三遠ネオフェニックス
サッカーは名古屋グランパス
野球は中日ドラゴンズ
試合のある日はそれぞれ気になる日々です。
ブースタークラブ会員証提示で粗品呈上
謹賀新年
古代ちりめん羽子板 江戸浅草名物小玩具「とんだりはねたり」より
年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
古代ちりめん羽子板は、
愛知県豊橋市「カフェフュージョン」で
開催されたワークショップにて
ちりめん戯縫(ざれしごと)を主宰する
森島民恵先生にご指導(今年もほぼほぼ手伝って)いただき
女将が手作りいたしました。
羽子板の図案は江戸浅草名物の小玩具
「とんだりはねたり」がモチーフになっています。
この小ちゃな玩具、
割竹の台に細い棒を糸で強くぐるぐると巻きつけ、
その上にお人形をくっつけます。
この棒を、割竹の下でうさぎのしっぽ側にぐっと倒して
置きますと、糸の反動で割竹ごとお人形が元気に飛び跳ねます。
ゴムなんてなかった頃の
竹と糸のかわいいおもちゃ。
このうさぎ
さて、どこまで跳ねようかと
わくわくしてる感じが伝わってくだされば幸いです。
どうぞ良いお年を
皆さま今年も折々にご愛顧いただき
誠にありがとうございました。
本日の営業は午後4時にて終了いたします。
来年度の仕事始めは1月6日(金)でございます。
玄関前の花壇もきれいに整って
迎春準備完了です。
毎年初夏に艶やかに咲く
牡丹の枝先には
たくさんの新芽が。
どうぞ良いお年をお迎えください
旧暦の重陽(ちょうよう)
今日10月4日は旧暦では9月9日。
陰陽の思想では
「奇数」を縁起の良い「陽数」としており
奇数の中で一番大きな陽数「9」が重なる9月9日を
「重陽」とし、大変おめでたい節供の日としました。
陽数が重なる日で
1月1日の元旦は別格とし、
1月7日を七草の節句 (人日の節句)
3月3日を桃の節句 (上巳の節句)
5月5日を菖蒲の節句 (端午の節句)
7月7日を笹竹の節句 (七夕の節句)
そして
9月9日の菊の節供 (重陽の節句)
を合わせて五節句とし、
季節の節目であるそれぞれの日に
子供の成長を祝ったり、
収穫の恵みに感謝したり
無病息災や厄除けを願います。
菊の節供では
真綿の被せ綿(着せ綿とも)を
菊の花にのせ
夜露や菊の香を染み込ませます。
その真綿で身体を清めたり
日本酒に菊の花を浮かべた菊酒を飲み
厄祓いや長寿祈願をします。
他の節句ともども
新暦で行う事がほとんどですが
今年は涼しくなった旧暦の今日、
重陽の節句を祝いたいと思います。
菊の被せ綿
明日10月4日は、
旧暦では9月9日です。
旧暦9月9日は「重陽の節句」。
その前日に当たる旧暦9月8日の今夜
菊の花に真綿をかぶせて
夜露と菊の香りを染み込ませます。
明日の朝、
旧暦9月9日重陽の節句の朝に
その真綿で顔や身体を拭えば
若返り不老長寿となるといわれています。
仙境に咲き、邪気を払う菊の香と
清らかな秋の夜露で長寿祈願、厄祓いを願う
古の中国より伝わるこの行事、近年では
西暦の9月9日(ひと月ほど前でしたね)
に行う事が多いようですが、
旧暦に従い今夜菊に被せ綿をしようと思います。
被せ綿、ただいま準備中です。
「真綿引きプチ体験」実施中です
ご紹介した「真綿」の手触りを
名匠庵本社で試せる
「真綿引きプチ体験」を
実施しています。
まずは、2人1組で
角真綿を両手いっぱいに引いていただきます。
ふわりと空気を含んだ真綿が
どれほど軽く
ほんわかとあたたかいかを
ぜひご体感ください。
体験キットには
角真綿と一緒に
和裁士さん手縫いの
「正絹の真綿入れ」もお付けします。
引いた真綿を入れて
首やお腹に当てたり、
手の上に乗せたり、
いつも持ち歩いて真綿を愛でていただけます。
「真綿入れ」がなくなり次第一旦終了とさせていただきます。
体験は5分ほど。
体験料は税込2,200円です。
受付時間平日10:00〜16:00
きもの相談の際や、
お近くにいらっしゃった時に
プチ体験してくださいませ。
おひとりでいらっしゃるお客さまは
女将が真綿引きの相棒を務めさせていただきますね。
ご来店はご予約制です。
お問合せフォームからご希望日時をお知らせください。
定休日 土日祝日
真綿 〜まわた〜のおはなし
朝夕ひんやりしてきましたね。
ふわりと軽く、あたたかい
真綿のお話を集めました。
「真綿(まわた)と木綿(もめん・コットン)」
中国から日本に養蚕が伝わったのは紀元前3世紀~、
弥生時代の中頃です。
お蚕さんを育て、繭から糸を引いたり、
繭を煮て柔らかくして、広げてわたにしました。
このわたが「真綿 まわた」です。
その後15世紀ごろ、室町時代に
外国から木綿の種が入ってきましたが、
室町時代の終わりごろになって
ようやく栽培が上手くできるようになり、
一気に木綿のわたが広まりました。
財団法人日本真綿協会の著書「真綿と紬」より
「古事記」や「日本書紀」に始まる日本での、
真綿の記述文字は「緜 めん」か「綿 めん」です。
中国には真綿という用語はなく緜か綿か糸綿(いとめん)です。
木綿は植物繊維なので「棉花 めんか」が示すように
木偏の「棉 めん」で絹の「綿」と区別しています。
このように、真綿は江戸の前期、
木綿が広く衣料品として使われるようになった頃、
「真の綿 まことのわた」の意味としてつくられた
日本漢語のようです
真の綿…、
真綿がいかに大切なものであったかを
うかがい知ることができますね。
「真綿の歴史」
養蚕は今から4500年以上前に中国で始まり、
その後日本に伝わりました。
現在は養蚕業も衰えてしまいましたが
糸づくり、真綿づくりは連綿と続いています。
「真綿」は強く、軽く、保温性が高く、
最高級の素材として珍重され
貨幣制度が発達する以前の古代では
税として徴収されたり、
平安時代の遣唐使一行に出張旅費として
支給されたりしたことからも
金銀と交換可能な高価な品であったことがうかがえます。
また、真綿はその希少性と清らかな美しさから、
神仏への奉納品や神仏の衣装として用いられ
日本の宗教文化や年中行事にも深く浸透しました。
「真綿の種類」
繭を煮て袋状に広げたものを「袋真綿」といいます。
袋真綿一枚はおよそ5〜8粒の玉繭で出来ています。
お湯の入ったたらいの中で繭を少し開き蚕を取り出し、
5〜8粒分の繭を左手の指に重ねていき
袋の口を左拳で握り、右拳も袋の中にいれ、
左右の拳でムラのないように袋状に引きのばします。
真綿紬の最高峰、結城紬を織る紬糸は
袋真綿をほぐして指で引き出し、
つばをつけて3〜4回撚り下ろして作られます。
結城紬には
福島県保原町産の袋真綿が使われています。
細い糸が均等に引きだされるように
技術者の経験と勘で手作りされた
袋真綿の最高級品です。
その他、
袋真綿は大きく引き伸ばし重ね合わせ、
軽くあたたかな真綿布団にもなります。
一方で、角型の木枠に、
広げた繭を重ねた真綿は「角真綿」。
角真綿一枚はおよそ16個の繭でつくられています。
*角真綿からきものの糸は取りません
丈夫で、蒸れ知らず、静電気も起きにくく、
紫外線も防いでくれ、
消臭、防臭効果もある真綿は貴重な天然素材です。
「真綿ときもの」
袋真綿から手で糸を引き出し織り上げたものを、
紬といいます。結城紬がその代表ですね。
経糸も緯糸も真綿の紬糸が使われている結城紬、
繭玉5〜8粒分の袋真綿を50枚重ねた物を
産地では「1ボッチ」と呼び
一反の結城紬には「7ボッチ半」使用されています。
つまり結城紬は約2,000個の繭で出来ているのです。
また、現在の着物の原型の「小袖」には
表生地と裏地の間や“ふき”に真綿が入っています。
重みや厚みを加え全体のラインが保たれ、
見た目の豪華さも増します。
江戸時代の武家の子女や裕福な商家の女性の着物には
真綿がたっぷり入れられていました。
「真綿と祈り」
京都・伏見の大善寺の地蔵尊の頭上には
製糸業や布団業の蚕供養のため奉納された
真綿が掛けられています。
京都・市比賣神社の重陽祭では
重陽の節句の前夜に菊の花の上に真綿を被せる
「菊の着せ綿」が行われます。
不老長寿の花とされる菊の霊力が
夜露とともに真綿に移り
その真綿で肌をぬぐうと若返り、
延命長寿を得るといわれています。
「真綿と暮らし」
真綿の使い道は数多く、暮らしや健康に役立っています。
・手、足、首、腰、肩、背中、お腹にあてて保温すること。
・関節に巻いて痛みの緩和。
・頭と帽子の間に入れて熱中症を防ぐ。
・マスクの中に入れて花粉を防ぐ。
・釜、鍋の漏れに詰めて漏れを防ぐ。
・洗顔タオルやコットンの代わりに。
・バレリーナの足のつま先を包む。
・漆器塗りのたんぽとして金粉を吹き付ける。
・スズメバチの脚に縛り付け巣穴を探す。
・染めて歌舞伎の血綿に使用。
・布団綿など。
そして。
何より真綿に触れているとほっこりと心がやすらぎます。
ぜひ真綿を日々の生活の中に取り入れて、
その手触りをお楽しみください。
※真綿は湿気を吸うと黄ばみます。保管にお気を付けください。
名匠庵本社で「真綿引きプチ体験」実施中です。
実際に真綿引きをしていただき、
その軽やかさ、あたたかさを体感してください。
名古屋場所
大相撲名古屋場所、
会場で観戦かなわず
連日テレビ観戦で楽しんでいましたが
営業部長が千秋楽の昨日
会場のドルフィンズアリーナ
(愛知県体育館)で観戦したとのことで
手土産に「観戦ガイド」を持ち帰って
きてくれました。
撮影:営業部長
座席表がとても見やすいですね。
来年も全くこの通りではないかもしれませんが
チケットを取るときの参考になりそうなので
大事に取っておきたいと思います。
NHKの中継と同じ角度で見るなら
ピンク色の座席、正面側。
こちらに座ると行司さんのお顔も
横綱土俵入りも正面から見られ、
グリーンの向正面側の両脇の花道から
入場する力士の様子もよく見えるという
わけですね。
千秋楽を会場で観戦した部長も
ご贔屓の御嶽海が欠場だったものの
協会挨拶をはじめ
逸ノ城初優勝の瞬間や表彰式、
優勝インタビューなど独特の雰囲気を味わって
これからは毎年行きたいと大感激の様子でした。
浴衣や涼しげな夏きものが似合う名古屋場所が終わり
甲子園の出場をかけた高校野球愛知県大会は
8強が出揃い明日26日が準々決勝です。
そうこうしているうちに
もうすぐそこに…秋の気配です。