きもの百問百答
週末は皐月名匠展を開催しました。
大雨の日曜日にご来場くださいましたお客様
本当にありがとうございました。
「きもの百問百答」というテーマで
皆さまのきものにまつわる疑問に
お答えしつつ、
きものや帯の素材を実際に
手に取っていただき、
季節感や取り合わせなどのご相談も
お受けしました。
たとえば一本の帯があったとして
普段に締めていい柄なのか、
何歳くらいまで締められるのか
どのきものに合わせればいいか、
柄の名前やその由来、
綴織なのか、唐織なのか、
はたまたどんな技法で織られているのか、
取り扱いの注意点、
帯結びのコツ、、、、
ひとつの疑問と答えが
又次の疑問につながっていきます。
なぜ?、これはなに?と
興味を持って問い続けることは
小さな子供さんだけではなく
むしろ大人になってからの方が
理解が深まりワクワクするような、
そんな気持ちになれるような気がします。
ちなみに、
今回の企画、この本がお手本でした。
わんや書店発行
藤城繼夫著 能謡百問百答
昭和51年初版発行のこの本、
ずいぶん昔から時々開いて読んでいます。
能や謡のあんなこと、こんなことが一問一答形式で
書かれていて、どのページから読んでも
面白い本です。
いつか、きものについてこんな形式で
お客様とお話出来たら、という思いを
今回実現させていただいた次第です。