明治村
愛知県犬山市の「博物館明治村」。
名古屋市名東区の名匠庵から約30km、
高速道路利用で約40分の距離です。
東京ドーム約21個分の緑豊かな敷地に
明治時代の建造物が移築されています。
自然に癒されつつ
運動不足解消と
近代史を体感することができるので
おすすめのスポットです。
ところで。
日本の「近代」とは…?
1868年(慶応4年・明治元年)から
大正を経て
1945年(昭和20年)の
太平洋戦争終戦まで。
「現代」は終戦後から
平成を経て
令和の、今現在までのことだそう。
現代人が最も知っておくべき
近代から現代。
歴史の授業で習ったかもしれませんが…、
何しろ旧石器、縄文時代から始まって
近代になる頃には教科書も駆け足で
正直あまり理解できていないと…思います。
今年の大河ドラマ
「青天を衝け」の
主人公渋沢栄一も
幕末から明治、大正、昭和の時代を生き、
数々の事業を手がけ
帝国ホテルの設立にも関わりました。
建築家フランク・ロイド・ライト設計の
当時の中央玄関部分が
明治村に移築されていて
栄一氏もこの玄関に立ったかと思えば
感慨深いものがあります。
「青天を衝け」、ドラマは
いよいよ大政奉還、
明治の時代へと突入しますね。
明治村には
聖ヨハネ教会堂、
西郷隆盛の弟西郷従道邸など
重要文化財に指定されている
明治の建造物が移築されています。
また手回しガラ紡績機など
近代化産業遺産群も
数多く展示されています。
西郷従道邸
明治村のなにが凄いか、
といえば
そのすべてが本物であるということ。
明治村の設立に関わった
土川元夫氏の言葉を
ご紹介します。
明治村が近郊にあることを
とても誇らしく思います。
そして、
明治村に来るたび思うこと
江戸から明治
日本髪から洋髪に
和服から洋服へ。
明治という
とてつもない大転換期を経て
それでも
今なおきものは作られ
大事な節目にはきものを着、
きもので季節のおしゃれも楽しみます。
この先も
きものはこの国に残ると
そう信じます。
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