夏の半衿の話
そろそ夏のきもの支度を
はじめたい時期ですね。
夏のコーディネートを考える上で
欠かせない「半衿」をいくつか
ご紹介します。
写真右 小千谷麻 楊柳半衿5,000円(税別)
写真中央 ポリエステル製 楊柳半衿700円(税別)
写真左 丹後与謝野 麻絽半衿4,600円(税別)
楊柳(ようりゅう)半衿は、
その名の通り
生地の「たてしぼ」がまるで柳の枝のようです。
横糸に強いヨリがかけられていますので
正絹の楊柳半衿をご自宅で洗うと縮んでしまう上に
保管中に黄変しやすいので
肌触りの良さは抜群ですが、
取り扱いが難しいのが難点でした。
最近では
あえてポリエステル製の楊柳半衿を
お客様にご紹介させていただいております。
こちらはご自宅でお洗濯しても縮みませんし
黄変の心配もありません。
「正絹」、「ポリエステル」とも 「楊柳半衿」は
6月1日〜30日 たれものの単衣きものを
着る時にお使いください。
「小千谷 麻の楊柳半衿」は
6月1日〜30日 紬の単衣きものにお合わせください。
※麻の楊柳半衿は洗濯時の縮みは心配ありません。
「与謝野 麻の絽半衿」は
6月、紬の単衣きものになつおびを合わせる時から〜
7月、8月の夏紬、
9月の中頃まで紬単衣に夏帯を合わせて着るときに。
…ややこしいのでまとめます。
「紬のきものに夏帯を合わせたら麻の絽の半衿」。
「紬のきものに夏帯を合わせて着るとき」に最適です。
単衣の季節からから盛夏まで
季節ときものの素材で半衿の種類が変わります。
5月18日(土)19日(日)に開催の
夏のきもの、夏の和装小物をご紹介し、
コーディネートのご相談もお受けします。
ご来場のご予約は不要です。
直接 名匠庵 までお越しくださいませ。
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