和装肌着「裾除け」
和装ブラジャーを身につけましたら
その上に和装肌着を着ます。
和装ブラジャー共々、きもの姿の基礎となりますので
素材やサイズなどこだわりたいものです。
まず1番オーソドックスな肌着からご紹介します。
裾除け(すそよけ)
腰布 綿100% 本体 (裾まわり)キュプラ100%
店頭ですと裾除けの素材は主にキュプラ、(ベンベルグ)という表示が多いです。
「ベンベルグ」というのはコットンから生まれた
再生セルロース繊維「キュプラ」の、旭化成繊維(株)のブランド名です。
この素材、滑りが良く、やさしい肌触り。
静電気が起きにくく、ムレやベタつきを抑え、まとわりつきません。
腰の部分と、紐は木綿なので一度締めたら緩みません
巻き方にコツがありまして、
きものと同じ前合わせで体に巻き、
左の腰の上に裾除けの紐をこぶし1つ分持ち上げます。
裾除けの上前を体に巻き、同じく右の腰の上に紐を持ち上げます。
持ち上げた紐部分を外側に三角に倒し、紐を背中でしっかり交差させます。
このようにすると、裾除けの裾がつぼまって、広がってしまうことがなく、
体にしっかり巻くことができます。
紐を体の前で結びます。
この時、体の中心を避けて結ぶと表にひびきません。
結んだ紐の先を中に入れ込んで始末します。
出来上がりです。
裾除けを身につける時の裾の長さは、
足袋の上線すれすれくらいが目安です。
裾よけは歩く時の裾さばきを良くし、
汗や皮脂汚れを表にひびかせません。
シワや、たるみのでないようにスッキリと
腰に巻いて下さい。
裾除け
丈 / 裾廻り
M 95㎝ / 132㎝
L 95㎝ / 150㎝
参考上代4,000円(税別) 名匠庵で取り扱いしております。