模様を着る
名古屋市博物館で開催中の
特別展「模様を着る」。
日曜日の午後、
行ってきました。
衣服や布の「模様」に着目し、
受け継がれる伝統の模様や
常にうつりかわる
流行の模様がつけられた
染織品の数々が
時代別、国別に展示されています。
また、
その模様を表現するための
染めや刺繍の技術、
模様に込められた「意味」も
丁寧に解説が添えられています。
この特別展は世にいう
「松坂屋コレクション」
のほんの一部で構成されています。
昭和6年(1931年)、百貨店の松坂屋は
新しい呉服デザインを生み出すために
京都に「染織参考室」を新設し、
布地や小さなハギレに至るまで
国の内外から様々な染織品を集めました。
平成22年(2010年)にコレクションは
名古屋へ移され、
その一部、およそ3,500件は
名古屋市博物館に寄贈されたそうです。
江戸時代の小袖や
名物裂、インド更紗など
呉服デザインのためのコレクションですから
とびきりの図案揃いで、
このまま着てみたいと思ったり
この柄の一部で染帯を作ってみたいとか
あれこれ創造意欲が駆り立てられる
とても心躍る展覧会でした。
会場の名古屋市博物館は
以前名匠庵の日々でもご紹介した
「名古屋の衣生活」展などなど
興味深い展覧会を開催されますので
要チェックです。
特別展「模様を着る」
2020年10月10日(土)〜12月6日(日)
きもので来場されますと
当日料金より100円引きです。
ぜひお出掛けください。