名古屋の衣生活
名古屋市博物館で開催中の展覧会
「採録 名古屋の衣生活 伝えたい記憶 残したい心」。
2月11日からはじまっていたのですがなかなか時間が取れず、
けれど行くならじっくり見たいと思い、
今日、平日の午前中に思い切って行ってきました。
お店で買ってきた洋服を着ている現代、
振り返って見れば
日常にきものを着るのが当たり前だった時代がありました。
展示には
その移り変わりの過程、
地域や生業に合わせて工夫された衣料、
衣を作るための機織り、糸、裁縫道具。
晴れ着や葬送の衣、
ツネギ(家の中の普段着)、
チョコチョコ(ちょっと外出用)、
ヨソイキ(改まった時に着る)、
(ツネギ、、、。久しぶりに聞きました。
展示ではウールのきものに上っ張りでした。)
などなど、どれも今となっては
「懐かしい」ものが溢れていました。
移り変わっていく時代を見てきたこの地方の方々の
お話も名古屋弁そのままでパネルで紹介されていて
とても楽しく、又、勉強になりました。
この図録、ものすごく良いです。
機織りのこと、この地方の絞り染の
解説が本当にわかりやすいです。
そして何より実際にこの時代を生きてきた方々の
知恵とユーモアに溢れたお話がたっぷり収録されています。
名古屋市博物館さん、ありがとうございますと
申し上げたい!
「採録 名古屋の衣生活 」は
名古屋市博物館で3月26日まで開催されています。
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji170211.html
ぜひお出かけ下さい。