日本の勝負服
はい。 それはきものですね。
小池百合子東京都知事 よくおっしゃってくださいました。
21日に閉幕したブラジル・リオデジャネイロ五輪。
その閉会式のクライマックス、フラッグハンドオーバーセレモニー(五輪旗の引き継ぎ式)に、きもの姿で臨んだ小池知事。
リオ市長から国際オリンピック委員会のトーマスバッハ会長に返還された五輪旗は次回2020年の開催地、東京を代表して小池都知事に手渡されました。
TV中継の画面を通して拝見したお召し物は、上品な地色に、鶴の輪郭を金コマ刺繍で縁取した琳派調の比翼付きの色留袖。
金色の袋帯も、色留袖の鶴の縁取りの金糸と同じ色調に合わせて上品な取り合わせでした。
スポーツの祭典という場所柄を考え、紋の数が五ツ紋ではなく三ツ紋の色留袖というチョイスは閉会式のテーマの1つ「喜びと祝福」にふさわしい装いだと思いました。
他にも数枚リオでの公の場できものをお召しでしたから、きものは畳めば平らになると言いつつ小物や草履、洋服も必要でしょうから旅支度は大変だったのではないでしょうか。
(雨に濡れたお召し物も、慌てず騒がずお手入れに出されることと想像します。)
引き継がれた五輪旗はまもなく日本にやってきます。
4年後、2020年東京五輪に向けいよいよ本格的にスタートですね!
1964東京五輪記念風呂敷 京都の老舗風呂敷・袱紗メーカー宮井株式会社製 名匠庵所蔵品
SEE YOU IN TOKIO!