卒業式の女袴
先日の雪、
道の日陰にはまだ少し溶け残っています。
名古屋では珍しい光景で、
春が本当に待ち遠しいです。
先日、
この春大学を卒業予定の
お孫さんのためにと
お祖母さまから卒業式用袴
のご注文をいただき、
正絹、無地の女袴生地を数色取り寄せ、
ご覧いただきました。
ご身長、腰回り、ウエストサイズ、
草履かブーツか、
などをお伺いして、
お嬢様のサイズにお仕立てさせていただくことにしました。
ひと月ほどでお納めさせていただく予定にしており、
その際には着付けに必要な「袴下帯(こしたおび)」
も正絹でお見せすることになっています。
袴下帯は、
きものと袴との間を取り持つ重要な
役割がありますので、素材、色ともに
こだわって選びたいものです。
一つ一つ春に向けて整える、
そんなお誂えの楽しみを
もっと多くの方に知っていただきたいと
お祖母さまとお話しをしながら思いました。