守り袋のこと
日々のブログをうかうかお留守に
していた間に…。
いつのまにか
過ごしやすい気候になってきましたね。
名匠庵もコロナ感染予防に留意しつつ
ご予約のお客さまをお迎えしたり
お客さまにお許しをいただき
ご自宅にお邪魔させていただいたり
京都に出張へ出かけたりという
日々を過ごしておりました。
そうした中、
女の子の初宮参りのお支度で
ご用意した小物の中の、
巾着袋についてご質問をいただきました。
女児宮参り小物
フードセット
この袋のことです。
この巾着袋、匂い袋ですか?お守りですか?
との質問をよくいただきます。
こちらは「守り袋」と言います。
お参りした神社から授かった
「お守り」を入れる袋です。
お宮参りの際、
赤ちゃんを抱いたお祖母さまの肩に
祝い着を掛けますね。
その時祝い着の紐に
写真の小物たち
末広や江戸張子犬、でんでん太鼓とともに
この守り袋も通します。
けれども近年では
この袋にお守りを入れるということもなく
守り袋の形だけが残り
今に伝わっているのです。
実際、この守り袋は封がしてあり
中にものを入れることはできません。
その他のお宮参りの小物、
末広やでんでん太鼓、張子犬にも
それぞれ意味があり、
すべては赤ちゃんの成長と安全を願う気持ちが
込められています。