うかうか一年
京都の南座から八阪神社へ向かう四条通りに
仲源寺というお寺さんがあります。
「めやみ地蔵」が安置され、
目の病気に霊験あらたかなのだそうです。
(もともとは あめやみ→雨除けとの説もあるそう)
そのお寺さんの門前に長いこと貼られていたのが
「うかうか一年」。
今から20年以上前、
きものやさんになりたての頃
着付を習うために京都に通い、この道をずいぶん歩きました。
この標語を見るたびに
ハッとして、
そしてすぐに忘れ、、うかうか過ごしていたのでした。
すこし前に懐かしく思い前を通ってみましたが
今は貼られていないようですね。
年の瀬が迫るこの頃に
時々思い出すひとことです。
ところで今日は名匠庵の決算日。
在庫を二人一組で書き出します。
ただ今午前11時。
先は長いです。
けれどこの作業、
在庫の柄をあらためて見返したり
この柄はあのお客さまに似合いそうとか
あれこれ考えながら進めていきます。
これこそ「うかうか」できない大事なひとときです。
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