掃いても掃いても。
この時期、名匠庵の玄関先にはどこからともなく枯葉が風に吹かれて舞い込んできます。
ほんとに掃いても掃いてもきりがないのですが、風が上手に隅の方に枯葉を運んでくれるので少しは助かっています。
秋から冬のこの時期、木の葉が風に吹かれてひと所に集まる様子を「吹き寄せ」といい、そんな様子を描いたきものが「吹き寄せ柄」のきものです。
吹き寄せ柄 訪問着 (袖部分)
吹き寄せ柄といえば大抵あっさりした柄ゆきで、
「華やかに」というよりは真冬になる前のお出掛けにさらりと着るのに良い柄です。
帯は、雲の柄とか竹垣の柄とかが良いかな、、、と
12月の真ん中、少しだけ慌ただしさが薄らいだ1日、箒片手に
取り合わせを想像してひとりでワクワクしています。