明日から葉月名匠展です
本日の名古屋、、、気温40・3度。
観測史上初というニュースを横目に
只今、明日8月4日(土)と5日(日)の2日間
名匠庵本社ショールームで開催の
「葉月名匠展」の準備中です。
「振袖展」と銘打ち
振袖選びや小物合わせなどをしていただける
コーナーをはじめ、
夏のきもの、涼やか肌着、礼装きもの、
趣味のきものなどもご覧いただけます。
今回は京都のメーカー「西原」から
生地と染めのエキスパート下戸公司氏が
塩瀬の染帯や小紋、付下げ着尺など
名匠庵好みのきものを展示して
皆さまのお越しをお待ちしております。
お家に眠っているむすび糸など白生地の活用法、
きものの染め替え、
お好きな色柄での別誂のご相談も
お受けします。
この機会にぜひどうぞ!
今回の葉月名匠展は開催時間がいつもと違います。
8月4日(土)、5日(日)両日共
午後1時〜5時の開催となっております。
どうぞご注意くださいませ。
※ご来場のご予約は不要です。どなたでもお越しいただけます。
黄昏飛翔
4日前の出来事。
夕方、社長が庭木に水やりをしていたところ
頭上に何事か気配を感じ、
空を見上げたら、、、
無数のトンボが列になって
南の空から北に向かって
飛行していたそうです。
時間にして、2〜3分。
延々とトンボが列をなして庭の上を横切り、
「空がトンボで真っ黒になった」(社長談)との事。
で、
社長、写真は?
の問いに
無い。最後まで見送った。
、、、という事で、画像はありません。
そんな話を初めて聞いて、調べましたら
気温が低い明方や夕方にトンボが餌を求めて、
または涼しい高地を目指して移動する
「黄昏飛翔」という現象だそう。
街中ではなかなか見られないらしいのですが
証拠写真がございません。
代わりに、
トンボ柄の長井ちぢみの反物を、、、。
南からのトンボが北に去った後は
強い台風12号が「東」から本州上陸の予報です。
極めてまれな進路の台風で、
影響の予測ができないと言われています。
どうぞご用心くださいませ
酷暑
名古屋はここのところ連日気温37度越えです。
気象予報士の天達さんが、
テレビでこの名古屋の状況を
「エジプトの首都カイロと同じです」と解説していました。
それを聞けば、栄の中心にある百貨店
三越さんの店頭のライオンがスフィンクスに見えて、、、
こないこともない、です、ね。
そのスフィンクスを横目に、
先日店舗営業を終了した丸栄百貨店に
行ってきました。
店内はもう、一部什器が残るのみ。
音楽も館内放送も
お客様と販売員の話し声もなく、
日直の本社員さんと撤収作業中のメーカーさんが
数名いるだけです。
その本社員さんも今日20日まで。
明日から皆さんそれぞれ新たな生活が始まります。
屋上の稲荷社の鳥居。
催事や営業がうまくいったとき、いかなかったとき
そっとお参りしていた販売員さんも多かったはず。
もう私どもは屋上には上がれません。
売場のあった8階東側階段非常口から
最後の一枚です。
文月名匠展
明日7月7日(土)、8日(日)の両日は
名匠庵本社ショールーム
「特選きもの名匠庵」にて
文月名匠展を開催いたします。
普段は納品、催事などで私共係員が不在の場合もあり、
事前にご来社日をご連絡いただけますよう
お願いしておりますが、
名匠展開催中はご予約なしでお越しいただけます。
きものに関するご相談、ご質問、
お探しもの、クリーニングなどなど
出来る限り全力で!承ります。
会場の準備を社長に任せ、商用で豊橋市へ出かけた帰り道。
各地で大雨が降っています。
ご来社の際にはどうぞお気をつけてお越しくださいませ。
丸栄百貨店
6月30日 午後7時、
丸栄百貨店は75年間続いた店舗営業終了の時を迎えました。
6時50分から始まった蛍の光のメロディーは
最後のお客様をお見送りした7時20分まで流され続けました。
7時18分、
地元のお客様への感謝をこめた最後の館内放送は
ありがとうございました
ありがとうございました
と、繰り返し、静かに終了しました。
そのメッセージを聞きながら
わたくしども8階の呉服、宝石、美術等スタッフは
粛々と撤収作業を、
そして1階東側玄関では
予想をはるかに超えるお客様に見送られ、
最後のシャッターが降りたのだそうです。
丸栄特選きものサロンをご愛顧くださいました
お客様、誠にありがとうございました。
今後の、呉服に関するご用命は
引き続き名古屋市名東区名匠庵本社ショールーム
「特選きもの 名匠庵」にて承ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
セール期間中お買い上げ頂いた帯、きもの等の
お仕立てのご用命もこちらで承ります。
※納品、商談などで不在の場合がございます。
ご来社はご予約制とさせていただいております。
お手数をおかけしますがお電話またはメールにて
ご来社日時をお知らせください。
「文月 名匠展」はご来社のご予約は不要です。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
夢の途中
平成30年6月30日(土)の丸栄百貨店閉店まで
今日を含めあと3日。
日中は毎日丸栄館内にいるのでわかりませんでしたが
この地方の情報番組や新聞などで
連日丸栄の話題が取り上げられているようですね。
8階の呉服売場にも
お得意様や懐かしいお客様、
取引先や丸栄OB、OGの大先輩が
立ち寄ってくださり
ありがとう、お元気で、
今後ともよろしくとの言葉が
あちこちで飛び交っています。
そして一番多くいらっしゃるのが
カメラ片手に丸栄館内を撮影されるお客様です。
戦後まもなく営業を再開した丸栄は
関西建築界の巨匠村野藤吾氏に設計を託し
とびきりモダンな百貨店として名を馳せました。
幾度か改装を重ねた現在、
当時の面影は薄らぎつつありますが
そのデザインはいまもところどころ残っています。
西側壁面 有名なモザイク壁
東郷青児画伯デザインのエレベーター扉
皆さんが必ず撮影していらっしゃる
東側階段8階からの手すり。真似して撮って見ました。
ところ変わって
こちらは地下鉄栄駅と丸栄を結ぶ
サカエ地下街、名物「クリスタル広場」の現在の様子。
クリスタルも噴水もいま取り払われてまっさらな状態で
来年のサカエ地下街50周年に向け改装工事の真っ最中です。
今は共に歴史を刻んだ丸栄との歩みを
パネル展で振り返っています。
栄周辺がこの先どう変わっていくのか、
まったく想像できません。
けれどきっとどなたかが描いているであろう
未来の栄地区の設計図や建築パースに向かって
各方面、多くの方々がもう動いているのだと思います。
あちこちで繰り返される工事や
閉店、開店の紅白幕、
完成してしまえばきっと忘れてしまうであろう
この夢の途中の風景を
このページに残しておきますね。
丸栄の日々
日々、
丸栄百貨店8階呉服売場店頭に立っています。
日頃は名匠庵本社ショールームにいる社長、
日々お客様やお取引先を飛び回っている営業部長、
丸栄担当の女性社員ともども
6月30日(土)PM7:00、
最期のシャッターが下りるまで
出来る限り店頭に立つようにしています。
丸栄店頭でのお仕立ての承りが終了していますので
生地を一旦お持ち帰りいただき、
改めて弊社名匠庵本社にてお仕立てを承ることについての
ご案内を皆でさせていただいております。
お仕立てやクリーニングなど、
後々まで安心しておまかせいただけるよう
しっかりとご案内させていただきます。
そして何より
店頭にお越し下さったお客様に
良いものが手に入ったと満足していただけるよう、
商品の説明をきちんとさせていただくよう心がけております。
そういった意味では
若い頃、今の営業部長がしているように
お客様の為に飛び回っていた日々を経て
ここ何年か仕入れと商品管理の為、
本社にいる時間がほとんどだった社長が
今1番生き生きして店頭におります。
やはりきものを挟んでお客様と話す瞬間が
一番嬉しい時間だと思います
名匠庵の仕入れ人でもある社長、
時間の許す限り店頭商品の解説をさせていただきます。
どうぞお声かけくださいませ。
丸栄閉店まであと30日です。
名古屋市中区栄のデパート、
「丸栄」の閉店セールに触れ、
こちらの暖簾を目印に、とお伝えしたところ
ホームページで見ましたよ!というお客様が
実際にお立ち寄りくださいました。
この、丸栄のマークを染め抜いた暖簾は
何十年も前に染められ、
呉服売場での催しの時に使用していたものです。
売場の前を通りかかる多くのお客様も
この暖簾を見て中に入ってきて下さり
丸栄や栄近辺の昔話を聞かせて下さいます。
どうやらこの暖簾、久しぶりに使用しましたが
お客様を招く縁起の良い暖簾だったようです。
ところで、
名匠庵の戸棚の奥からも
丸栄の思い出の品が出てきました。
平成5年(1993年)8月27日、
丸栄会社設立50周年の記念の品です。
丸栄の社史、懐かしい写真満載です。
こちらは
サントリー「響」丸栄50周年記念ボトル。
外壁のモザイクも再現してます。
この記念ボトル、当時のお値段で10万円!だったとか、、、。
国産ウイスキーが今大人気で
この「響」も生産が追いつかないというニュースを
最近見ました。
しまった、、、。
中身、ほとんど、残ってないです。
でも振るとチャプチャプ音がしますので
ちょっと味見してみたい気がします。
地元のお客様に愛された、
歴史ある建物。
見納めに多くのお客様が
おいで下さっています。
7階では「丸栄のあゆみ」
パネル展も開催しています。
どうぞお出かけくださいませ。
丸栄全館閉店さよならSALE
名古屋市中区栄の百貨店「丸栄」が
平成30年6月30日(土)で店舗営業を終了します。
1615年、丸栄の母体である「十一屋呉服店」が
名古屋で創業してから403年。
戦後の企業整備令に基づく百貨店整理統合により、
1943年(昭和18年)8月27日、「十一屋」と、
もうひとつの前身「三星」(みつぼし)が合併し、
「丸栄」が誕生して今年で75年という歴史ある百貨店です。
弊社の先代社長大塚正男が
昭和47年に「名匠庵」を創業する以前に勤めていた
「株式会社中栄」と「丸栄」が取引があったご縁で
名匠庵創業時から弊社も丸栄とお取引きをさせて
いただいております。
丸栄本館4階「特選きものサロン」から始まり
その後時代は流れ、きものサロンは本館7階へ移動、
そして現在は本館8階で「特選きもの名匠庵」を
運営しておりまして、
私どもも、丸栄本館8階売場にて6月30日(土)まで
「特選きもの名匠庵」閉店さよならセール中です。
普段しない和装小物のセールもしております。
この暖簾を目印にどうぞ8階店頭へお越しください
あいにく店頭での仕立て、加工に関する承りは
5月10日をもちまして終了致しました為、
お買い上げいただいた未仕立てのきもの、帯は
皆さまに一旦お持ち帰りいただいております。
その後改めて、
弊社名匠庵にお持ち込みいただき、
お仕立てをさせていただきます。
丸栄閉店後、7月1日(日)以降の
お仕立てご相談承り、受け渡し、
呉服のご用命につきましては
弊社 株式会社名匠庵にて責任を持って
承りますのでどうぞご安心くださいませ。
お客様には大変お手数をおかけしますが
長年にわたる「丸栄8階特選きもの名匠庵」への
ご愛顧への感謝のしるしと
6月30日(土)の最終日まで
大変お値打ちなセールを開催中です。
どうぞ丸栄8階へご来店ください。
名古屋市名東区平和が丘4-299 →アクセス
株式会社名匠庵本社ショールーム
「特選きもの名匠庵」
052-772-4682
担当 渡部、大塚
地下鉄東山線一社駅1番出口(北口)より
ご連絡くださればお車にてお迎えに参ります。
※本社ショールームは催事、納品のため
係員が不在の場合がございますためご予約制と
させていただいております。
※愛知県近郊ご遠方のお客様には係員がご自宅にお伺いし
お仕立て品をお預かりする事も可能です。
ご相談ください。
※各種クレジットカード取り扱いございます。
きもの百問百答
週末は皐月名匠展を開催しました。
大雨の日曜日にご来場くださいましたお客様
本当にありがとうございました。
「きもの百問百答」というテーマで
皆さまのきものにまつわる疑問に
お答えしつつ、
きものや帯の素材を実際に
手に取っていただき、
季節感や取り合わせなどのご相談も
お受けしました。
たとえば一本の帯があったとして
普段に締めていい柄なのか、
何歳くらいまで締められるのか
どのきものに合わせればいいか、
柄の名前やその由来、
綴織なのか、唐織なのか、
はたまたどんな技法で織られているのか、
取り扱いの注意点、
帯結びのコツ、、、、
ひとつの疑問と答えが
又次の疑問につながっていきます。
なぜ?、これはなに?と
興味を持って問い続けることは
小さな子供さんだけではなく
むしろ大人になってからの方が
理解が深まりワクワクするような、
そんな気持ちになれるような気がします。
ちなみに、
今回の企画、この本がお手本でした。
わんや書店発行
藤城繼夫著 能謡百問百答
昭和51年初版発行のこの本、
ずいぶん昔から時々開いて読んでいます。
能や謡のあんなこと、こんなことが一問一答形式で
書かれていて、どのページから読んでも
面白い本です。
いつか、きものについてこんな形式で
お客様とお話出来たら、という思いを
今回実現させていただいた次第です。