皐月名匠展開催中です
さつきの花が咲き始めました。
今日と明日5月12日(土)、13(日)の両日は
名古屋市名東区の名匠庵本社ショールームで
「皐月名匠展」開催中です。
麻の暖簾の先には
創業以来の表札が。
時々、お客様から、
お気軽にお越しくださいって言われても
はじめての時はそう「お気軽」には入りにくいものよ、
とのお言葉を
いただいておりまして、、、。
ちょっと中の様子をご紹介しますね。
玄関では先代社長大塚正男が描いた紫陽花の額と
絽の訪問着がお出迎えです。
1階の会場入口の几帳も
今月から絽の几帳にかけかえました。
(ちなみに几帳の別注のご相談もお受けしております。)
今月の1階会場は夏のきものをメインに展示しています。
たくさんきものや帯を並べていませんが、
棚の中には冠婚葬祭から趣味のきものまで揃っていますので
ご要望に合わせてご紹介させていただいております。
ところで
今月のメインテーマは「きもの百問百答」。
「振袖展」や「紬展」などの展示会を
開催する一方で、
コーディネートやきものの素材、
格式、柄、季節感、
和装小物の選び方などなど
お客様の日頃の疑問に
できる限り全力でお答えする事も大事と思い
こういった機会をもうけさせていただきました。
ちなみに今回のご来場記念品は
季節の柄の「ガーゼ手拭い」、
又は「伸びるストレッチレース足袋」を
プレゼントいたします。
まずはお気軽に、
本当にお気軽に、
皐月名匠展にお立ち寄りくださいませ!
勝った!勝った!勝ったー‼︎
公言しておりませんが。
ファンです。応援してます。ドラゴンズ。
昨日のナゴヤドーム、
DeNA横浜ベイスターズに3ー1で勝利!
先発した松坂大輔投手が日本球界12年ぶりの、
中日ドラゴンズに来てから初めての、白星を手にしました。
昨日は名匠庵にご予約のお客様がご来社くださっていて
試合中継をリアルタイムで見ていないのですが、
試合後のヒーローインタビューを見ることができました。
ドアラの手荒い祝福も松坂投手のクシャクシャの笑顔も
良かったです。本当に、良かった!
実はここ毎年、
「ドラゴンズ沖縄春季キャンプ」を見学に行くのが
寒い2月の楽しみになっていまして、
二軍のキャンプ地、読谷平和の森球場の近くにある
「読谷山花織事業協同組合」を訪れ、花織について
組合の方にお話を伺う事も、もうひとつの楽しみです。
ドラゴンズが調子がいいと、
名古屋が、東海地方が、なんだか沸き立つ、気がします。
このままなんとか、日本シリーズまで!
…そして、本職の話。
読谷村の読谷山花織、
こちらについてはまた後日、改めて。
きもの夏支度
昨日、今日と卯月名匠展を開催中です。
今週末の名古屋は強い風雨で
玄関の幕や麻のれんが飛ばされそうです。
今月は「きもの夏支度」をテーマに
5月中頃から6月の初夏の単衣から
7、8月の盛夏のきもの、
9月の単衣まで、
これからの季節に必要なきもの、
小物を特集しました。
が、、、。
この両日、寒いです。
季節が逆戻りしたようです。
夏ものを手に取るお客様は今回はなく、
十三参りのおきものや成人式の振袖を
下見にいらしたお客様や、
十三参り用にお仕立てさせていただいた
振袖にあわせて、髪飾りなどをご覧いただいたりと
会場は随分華やかな雰囲気です。
とはいえ、
この夏も、暑さが厳しいとの予報です。
サラサラの麻足袋、気持ち良さそうです。
この夏きっとお役に立ちます。
衣替えのご準備、そろそろおはじめくださいませ!
名残りのさくら
今年の3月24日と、3月30日付の名匠庵の日々で
京都と名古屋の桜をご紹介しました。
今日はその後のお話。
3月30日には満開だった平和公園、
4月4日の景色は
遊歩道いちめんの花びら。
散り静まったこの道を行くと、
咲いている時よりも濃厚な
さくらの香りが充満しています。
苔蒸した幹から新しい花が。
平和公園のソメイヨシノ、
この春さいごの一輪です。
ところ変わって3月24日にはつぼみだった
京都地方裁判所の枝垂れ桜。
4月8日に通りましたら、、、
京都御所を背にして富小路通を下がっています。
裁判所をぐるりと囲む枝垂れ桜は散り初め。
咲いたばかりの時にはもっと濃い桜色だったそうです。
さて、
クイズです。
この桜、京都で撮影しました。
どこのお庭でしょう⁉︎
ヒント①
天台宗の門跡寺院
庭園のハートの苔山が近ごろ評判です。
ヒント②
この寺院の近くに幕末から明治期の代表的な政治家が
隠棲した住居が残されています。
この寺院で坂本龍馬や中岡慎太郎らと密談を交わしたと
言われています。
ヒント③
この政治家の苗字はこの寺院のある土地の名前と同じです。
おまけ
この寺院の庭園の、
楓の木々の葉が漆黒の床板に映り込む様は
「床みどり」「床紅葉」「雪化床」と呼ばれ
参拝に訪れる人々を魅了し続けています。
答えは、、、、
そうです、岩倉実相院! 政治家は岩倉具視卿。
実相院「つるの間」から眺めた「こころの庭園」の枝垂れ桜です。
大好きな京都の、大好きな寺院のひとつ。
4月8日、朝9時の開門と同時に一番のり、
誰もいない実相院の枝垂れ桜を独り占めしてきました。
今年の桜便りはこれでおしまい。
また来年もたくさんの桜に出会えますように、、、。
岩倉実相院
京都府京都市左京区岩倉上蔵町121
075-781-5464
※「つるの間」春の特別公開は5月8日までです。
待ってました!御園座!
いよいよ明日
平成30年4月1日(日)、
芸どころ名古屋のシンボル
「御園座」(みそのざ)が
5年ぶりに新装オープンします。
平成30年3月22日撮影
4月1日からのこけら落とし公演に先立ち
3月28日には新装開場式典が開かれ
一番太鼓に始まり
公演に出演する松本白鸚さん、松本幸四郎さん、
中村雀右衛門さんによる御祝いの踊り
「寿式三番叟」が披露されたそうです。
記念すべきこけら落とし公演は
「杮葺落四月大歌舞伎」。
昼の部の二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎さんの
襲名披露口上、
夜の部の勧進帳など
歌舞伎ファンには楽しみな演目が組まれています。
名匠庵でも2日昼の部、25日夜の部にお客様をご案内して
展示会と観劇を楽しんでいただくツアーを企画しましたが
広く募集する間も無くあっという間に定員となり、
皆さまの御園座への期待の高さがうかがえます。
5年間の歳月をかけ新生成った御園座。
ひと足先にオープンした
1階の食のテーマパーク「御園小町」には
名古屋名物の進化系も。
おなじみ?「しるこサンド」の生バージョン
テレビや新聞で少しずつ劇場の様子が
伝わって来ています。
うわさの「御園レッド」に彩られた
場内はどんな雰囲気なのか、、、⁉︎
期待が高まります。
さくらさくら
名匠庵から車で5分、
平和公園が真っ白だよと聞き、慌てて
カメラ片手に行ってきました。
ちなみに3月22日、
夕方の平和公園の桜はこんな感じでした。
この時は開花はまだ先だと思っていました。
同じく平和公園猫洞池沿いの枝垂桜も
もう満開です。
提灯やぼんぼりがないのがここの桜の良いところ。
お天気しばらく良さそうです。
ぜひお出かけください。
京都 桜便り
3月23日、京都へ行ってきました。
メーカーさんへのお支払いや
加工品の受け渡し、仕入れなどをしつつ
産地の状況を見聞きしています。
と共に、大好きな京都の街の様子を
車窓から楽しんで来ました。
ときどき、路地の片隅に何屋さんなんだろと、
ものすごく気になるお店を見つけたり、
なんだかオシャレな雑貨屋さんを発見したり。
仕事&車なので止まってもらうわけにもいかず、
ひたすらメモして「いつか行く楽しみ帖」作りに励んでいます。
さて、京都。
桜がちらほら咲き始めていましたよ。
昨年が割と遅めだったと記憶していますので
ちょっとびっくりしました。
こちらは御池通から柳馬場通を上がってすぐ。
別名御池桜と呼ばれて親しまれている桜だそうですね。
不断桜なので寒い時期から長い間咲いているそうです。
市内を廻っていて、とっさに車内から撮影しました。
同じく柳馬場通をもっと北に上がって行くと
京都御所の脇を通る丸太町通に突き当たります。
そのすぐ手前、右手側の京都地方裁判所にそって
枝垂れ桜の並木があります。
開花はもう少し先のようですが
蕾が紅くぷっくり膨らんでいました。
そして丸太町通を左に進み
烏丸丸太町交差点を烏丸通へと上がっていきますと
すぐ左手側に
こちらは平安女学院大学 有栖館
立派な門から満開の桜。きれいです。
そのほか、
桜の名所「平野神社」の桜はもう少し先のよう。
鴨川沿いももう少し先のようですが
一部で咲き始めていました。
柳の新芽とちらほら桜の組み合わせがなんともかわいい
景色でした。
これで暖かくなったら一気に咲きそうです。
春休み中に京都旅行をお考えの方は
開花情報から目が離せませんね。
弥生名匠展ご来場ありがとうございました
3月17日、18日は名匠庵本社で弥生名匠展を開催いたしました。
例年3月は、春休みの間に振袖選びをと考えるお客様が多く、
弥生名匠展にも4組のお客様がご来場くださいました。
皆さまお好みも様々、
ご試着は納得いくまで何度でもしていただけます。
会場いっぱいに振袖が広がっている様子は
とても華やかで、
ご自分で思っていた色とは違う色の振袖を
気に入ってくださったり
どちらにしようかご家族でご相談されている
ご様子は本当に幸せな瞬間だと思います。
いつも言うことですが
いつかたとう紙を開け、このきものに触れるたび、
ご家族で選んだこのひとときを
思い出してほしいと願います。
きもののたとう紙って思い出が詰まっているんだと
私は本気で思っています。
名匠庵では、展示会開催日以外でも
沢山の振袖をいつでもご覧いただけます。
振袖から髪飾りまで、
トータルでコーディネートいたしますので
ぜひおまかせくださいませ。
ご来社日をご予約の上お越しください。
弥生名匠展開催中です
名古屋市名東区、名匠庵本社にて
弥生名匠展開催中です。
庭の梅も一気にほころびました。
緑の葉っぱもツヤツヤしてます。
今月は振袖を中心にご紹介しています。
お嬢様が大学やお勤めで忙しくなる前のこの時期に
どうぞ振袖選びにお越しくださいませ。
「ママ振」の仕立て直しや
小物のコーディネートもいたします。
どうぞご持参ください。
色留袖
早くも三月。
今年は年明けから名匠庵本社に
色留袖の相談をしにいらっしゃる方がとても多いです。
色留袖:染の百趣 矢野 袋帯:北尾
フォーマルきものをレンタルではなく、
「ご自分の衣裳」としてお誂えしたいと考え、
私共のホームページを見てご来社くださる方が
少しずつ増えてきて、とても嬉しいです。
冠婚葬祭について、
「きものを着こなすために大切なこと」のページ、
色留袖については
「取り扱い商品」のページに数点だけ写真を掲載していますので
ご参考にぜひご覧ください。
名匠庵本社には写真のほか京都の各メーカーから仕入れた
名匠庵好みの色留袖が数多くあり、
いつでもご覧いただけます。
ただ、店外の催し物のため不在の場合もありますので、
お越しの際にはご連絡頂けますと確実です。
叙勲に臨席の際の色留袖をはじめ
初釜や披露宴など、
礼服をお探しでしたらぜひご相談ください。
ちなみに、
写真の色留袖と袋帯に合わせた白の礼装帯締めは
京都の小物メーカー「渡敬」さんの帯締めです。
「三枚高麗」という非常に複雑で根気のいる組み方の
帯締めで、この技術をもつ職人さんがご高齢のため、
もう出来てこないと思ってください、と
渡敬の方から伺いました。
並尺より少し長めに組んであり、
絹糸をたっぷり使い、しっかりと組まれたその帯締めは
重厚感があり、礼装の袋帯をしっかり支えてくれます。
金糸も透明感のある綺麗な輝きです。
良質な和装小物に出会えると、本当に嬉しくなりますね。