タイムスリップ
今年度最後の名匠展(11月5日6日)も無事終わり(今年は12月の名匠展を開催致しません)、
決算の準備とデパートの催事の下準備で日々過ごしています。
その間、本場結城紬を二反お求めくださったお客様があり、そういえばと社長がなにやら奥から小さな桐箱を取り出してきました。
随分昔から保管しているものですが、、、
本場結城紬で作った長財布です。
箱には本場結城紬の産地卸、井上商事株式会社謹製と書いてあります。
なんと贅沢な財布でしょう!
でも今回驚いたのは財布ではなく、その中から出てきた新聞紙の方。
写真では日付がわかりにくいかもしれませんが
毎日新聞 夕刊 昭和33年(1958年)12月22日(月) とあります。
お正月映画の宣伝がこんなに大きく掲載されています。
おせちを食べて、晴着を着て初詣に出かけ、お正月映画を楽しむ、、、。
ついこの間までそんな過ごし方をしていませんでしたっけ、、、???
デパートの呉服売場も年末になると、足袋などの和装品を買いにいらっしゃるお客様で
賑やかだったんですよね。
お正月と普段の日とだんだん境目が薄らいでいるような、そんな気がしてしまいます。
もしかして、懐かしい!と喜んで下さる方がいらっしゃるかもと思い写真を載せました。
ちなみに裏側はこんな感じでした。