【イラスト解説】帯締めの結び方決定版!本結び・寿結び・一文字結びのコツを名匠庵女将が伝授③
1. 帯締めが短いときには…「一文字結び」自装
帯締めが短くて、房が脇まで届かない⁉︎
そんなときにはあきらめないでぜひ「一文字結び」をお試しください。

はじめは帯締めを裏返して結び、最後に全体をひっくり返します。

房が見えないように「一文字」に仕上げたら完成です。

一文字結び 自装用イラスト(自分目線)
2. 「一文字結び」他装

一文字結び 他装用イラスト
【残暑お見舞い】「名匠庵」が届ける、お手入れ(きものメンテナンス)のヒント
残暑お見舞い申し上げます。
名古屋市名東区の呉服店「特選きもの名匠庵」の渡部です。
お盆を前に日差しの強い日が続いておりますが、健やかにお過ごしでしょうか。
8月半ばのこの時期は、夏物(絽や紗・浴衣)の着納めや、秋に向けた着物のお仕立て替えのご相談が増える季節です。また、汗をかいた後の着物は早めの「汗抜き・丸洗い」を行うことで、落ちにくい黄ばみやカビを防ぎ、大切な着物を末永く美しく保つことができます。
名匠庵では、伝統的な着物選びから現代のライフスタイルに合わせたリメイク・お手入れ(きものメンテナンス)まで、専門店ならではの視点で丁寧にご提案いたします。
着物のお手入れや保管にお悩みなら、どうぞお気軽に当店へお越しください。


愛西市にて
蓮の花、来年は一番美しい見頃の瞬間をお届けできればと思います。
名匠庵のきものメンテナンス
[七五三、単衣の着物はルール違反?] 快適な着こなしのヒント②
大切なのは、お子様の「最高の笑顔」
先日の「きものの着こなし術」で七五三詣りのお母様、お祖母様のお着物について
11月でも高温の日はありますが、袷の着物に単衣の長襦袢を合わせ、肌着も夏向きの素材で、少しでも快適に、とお伝えしました。
そして主役であるお子様の七歳五歳三歳のお詣りのお着物も袷仕立て(冬物)です。
10月〜11月の気候が年々高温の日が増えている中、お着物が苦しくて機嫌を損ねてしまったり、汗をかいて体調を崩してしまっては、せっかくの晴れの日が台無しです。
お子様が快適に参拝できるよう、特選きもの名匠庵のひと工夫をご紹介します。
名匠庵が提案する「快適な七五三」の工夫
お着物の仕立てや、肌着の工夫で「暑さ対策」は可能です。
私共では、お子様の負担を最小限に抑えるため、以下のようなご提案をしております。
・長襦袢を丸ごと着せるのではなく、袖だけを着物に縫い付ける。

お祖母様の黒留袖を7歳きものに仕立て替えました
・襦袢の身頃は刺繍衿を付けた肌着で代用し、身軽に。

これらにより、見た目は本格的なお祝い着でありながら、お子様は驚くほど軽やかにお参りを楽しめます。
「苦しくない」が、最高の思い出を作る
私たちが何よりも大切にしているのは、お子様の体調管理です。どんなに素晴らしい着物でも、着付けが苦しくて機嫌を損ねてしまっては、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいます。
以前、当ブログの『「大丈夫、くるしくないよ」3歳女の子の着物、可愛く工夫しました。』という記事でもご紹介した通り、お子様の着付けにおいて最も重要なのは「身体への負担をいかに減らすか」です。
具体的には、以下の工夫で劇的に楽になります。
- 紐の数を減らす: 背中に紐を何度も回すと圧迫感を感じます。前で結べる工夫や、縫い揚げで締め付けを最小限に仕立てた一例です。胸紐も三尺帯も不要です。半衿を縫いつけた肌着を長襦袢の代わりに。長襦袢の袖も肌着に縫いつけています。


- 襦袢の簡略化: 肌着に可愛い刺繍衿を縫い付け、襦袢袖を肌着か着物に縫い付ける手法なら、重みも軽減されます。

市販の7歳用ワンピース肌着

半衿を縫いつけ、身長に合わせ裾上げ。長襦袢の代用です。
- こまめな休憩と水分補給: 着付けが終わった後も、移動中の車内や神社では、こまめに被布や男児羽織を脱がせたり、喉を潤したりして、熱をこもらせない配慮を。
これらは、名匠庵が長年培ってきた「小さなお客様」のための着付けの知恵です。
ご家族の最高の笑顔のために、お客様の状況にあわせたご提案をさせていただきます。
お問い合わせフォームよりご来店ご希望日、ご相談内容をお知らせください。
[七五三、単衣の着物はルール違反?] 快適な着こなしのヒント①
8月に入り、七五三詣りのお祝い着に関するご相談が多く寄せられております。
そんな中で、近年の気候変動もあり、お母様・お祖母様から必ずと言っていいほどいただくご質問がこちらです。
「10月・11月の七五三、まだまだ暑い日もありますが、大人の礼装、正装着物は単衣でも良いでしょうか?」
伝統的な着物のルールでは、10月から「袷(あわせ)」へと移行するのが基本とされています。しかし、実際に日中の気温が25度を超えるような陽気の中では、大人の私達でさえ汗ばむほどです。ましてや、久しぶりにおきものをお召しになる方も多く、冬の仕立てである袷は大きな負担になりかねません。
お母様・お祖母様の装いについて
正直に申しまして様々な考え方があります。
同行される大人の方の装いについて10月、11月の陽気であれば、無理に袷にこだわらず、もしお手持ちにございましたら体感温度に合わせて「単衣の訪問着、付け下げ、色無地」、お祖母様であればそれらのお召し物に加え「単衣の色留袖」をお召しになるのも、現代の気候に即した賢明な選択です。
「伝統」とは、ルールを守るだけでなく、その時代と環境に合わせて「美しく、心地よく」アップデートしていきましょう…、という考え方。
しかし、その一方で
やはり8月のお盆を過ぎますと、暑い日は続くもののどこかしら秋の気配を感じます。
デパートなどの洋服売り場もすっかり秋物がメインになります。
神社の森の木々も紅葉には早いものの盛夏のそれとは違います。
ほとんどのお客様が七五三のお支度を春〜夏、秋にかけてされますので、11月の気温を思い浮かべてこんなに暑い日だったらどうしようかと迷われるわけです。
では、お子様のお衣装はどうでしょう。
7歳、3歳、5歳とも袷のきものです。
そこで私どもがお客様にご提案しているのが
「七五三詣りには大人も子供も袷のお着物で」。
そのうえで
長襦袢を単衣にしたり、
肌着をさらりとした素材にするという着こなしです。
(10月、11月、お参りの当日が適温でしたら袷のきものに袷の長襦袢でお出かけください。)
高温になるようでしたら
長襦袢は単衣でどうぞ。半衿は塩瀬半衿か礼装刺繍半衿で。

単衣襦袢後ろ姿
暑がりの方は思い切って洗える夏襦袢でも。
その際は半衿を塩瀬半衿や礼装刺繍衿など袷向きのものに必ず付け替えてください。

夏襦袢後ろ姿
長襦袢の下に着る肌着も夏素材でしたら快適に過ごせます。
特に汗が気になる方は麻のステテコがお勧め。足捌きがよくなります。
七五三詣りの時期は思わぬ暑い日があります。
帯の下などはどうしても汗ばみます。
お召しになられた後は、30分ほどハンガーにかけて陰干しをしてから
たとう紙に収納し、お早めにお手入れのご相談をなさってください。
着用前、着用後のご相談は
お問い合わせフォームよりご来店日時をご予約ください。
次回はお子様のお着物についてお伝えします。
【イラスト解説】帯締めの結び方決定版!本結び・寿結び・一文字結びのコツを名匠庵女将が伝授②
1. お祝いの装いに「寿結び」自装
結婚式や成人式、入学式、パーティーなど、お祝いの席には「寿結び」がおすすめです。
左右の帯締めが上を向く、とても縁起が良い結び方で、「祝い結び」とも言います。

寿結び(祝い結び)両方の房が上を向きます。

寿結び自装用イラスト(自分目線)
2. 「寿結び」他装

寿結び他装用イラスト
秋のお出かけ・お茶会に向けた着物選びと帯コーディネート
こんにちは!名古屋市名東区の呉服店『特選きもの名匠庵』の渡部です。
先週は「カフェ・フィュージョン豊橋店」で開催いたしました『出張きものサロン』へご来場いただき、誠にありがとうございました。
連日の猛暑にもかかわらず、晴天に恵まれた3日間、多くのお客様にお越しいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
会場では「秋のお出かけやお茶会にぴったりの着物や帯を探したい」というご相談を数多く頂戴いたしました。
厳しい暑さが続く中でも、9月・10月・11月の秋シーズンに向けた単衣(ひとえ)や袷(あわせ)のお召し物をお探しの皆様の意識の高さに、私どもも感銘を受けております。
名匠庵では、夏の絽(ろ)や紗(しゃ)から秋の単衣・袷への衣替えに合わせて、季節に合わせた帯とのコーディネートや最適な和装小物の選び方をご提案しております。秋のお茶席や散策の装いについてお悩みがございましたら、名古屋市名東区の名匠庵までお気軽にお問い合わせ・ご来店ください。

染名古屋帯 濃紫地疋田菱宝散らし お太鼓柄
【豊橋】8月1日〜3日「出張きものサロン」開催!カフェ・フィュージョンで楽しむ上質な着物と染織の世界
こんにちは!名古屋市名東区の呉服店『特選きもの名匠庵』の渡部です。
今週末の8月1日(土)・2日(日)・3日(月)の3日間限定で、愛知県豊橋市の「カフェ・フィュージョン豊橋店」にて『出張きものサロン』を開催いたします!

会場となる「カフェ・フィュージョン豊橋店」は、木の温もりあふれるシックな隠れ家カフェです。上質な空間でお着物をご覧いただけます。


会期中は、旧ほの国百貨店(旧豊橋丸栄)時代よりご縁のある『きものよろず おりの輔』下戸公司氏をお迎えし、東西の選りすぐりの染織作品を展示・販売いたします。
まだまだ暑い日が続きますが、冷たいお飲み物を楽しみつつ、特別なひとときをお過ごしいただければ幸いです。ぜひお誘い合わせの上、お気軽にお立ち寄りください。

※当日はゴブラン織専門店『SORA SOUL』展
も同時開催中です!
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
【お問い合わせ・ご来店予約】
イベントの詳細やご来場ご予約は、下記の予約フォームより承っております。
オニヤンマ
名古屋は連日35℃越えの猛暑日。
名匠庵の駐車場の天井には何やら黒い筋が。

近づいてみると
とんでもなく大きな、、、トンボ!?
日本に生息しているトンボの中では最大級といわれる
オニヤンマです。

測ってないですが、、、
これは、、、10センチは軽く超えてます。
トンボはまっすぐ前に突き進み、
決して後に引かない勇敢な姿から「勝ち虫」と呼ばれて戦国武将から絶大な人気を誇ります。
今年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟」にも登場する前田利家も兜の前立て(飾り)や装束にトンボの意匠を取り入れて愛用したそうです。
現代でもきものや帯、帯留などトンボの柄は人気がありますよね。
そう言えば、8年前の2018年の7月27日には、
「黄昏飛翔」というトンボの大群の現象を社長が目撃していました。
ところで、駐車場のオニヤンマさん。
この状態のオニヤンマを「ぶら下がりヤンマ」と呼ぶそうで
35℃を超える日の木陰でよく見られる光景で、休憩中なのだそう。
近隣には東山動植物園や平和公園など
木陰はあるはずですが、なにゆえ我が社の駐車場でぶら下がっているのか謎ですが
おかげでなんとも言えない美しい青緑色の目を持つオニヤンマをゆっくり眺めることができました。
勇ましい勝虫も羽を休める猛暑の日々
オニヤンマを見習ってひとやすみしましょうか
【イラスト解説】帯締めの結び方決定版 本結び・寿結び・一文字結びのコツを名匠庵女将が伝授①
きもの姿を引き締める「帯締め」。
「特選きもの名匠庵」では、多くのお客様から帯締めの結び方についてご相談をいただきます。基本の「本結び」から、お祝いの席にふさわしい「寿結び」、そして帯締めが短くて困ったときの「一文字結び」まで、女将が自ら描き下ろした「自分で着る自装バージョン」と「人に着せる他装バージョン」のイラスト図解を交えて解説いたします。
自装、他装共通の注意点は
仕上がりの結び目の「向き」と、「帯締めのメインの柄は上前側に出す」こと。
冠組など柄が無い無地の帯締めは組紐の表裏に注意しましょう。
着付けた帯を緩まないように押さえ、支えているのは一本の帯締めだけですから
帯締めは上すぎず下すぎず帯の中心を通して、緩まず結ぶことを意識してください。

まずは、あらゆる場面で基本となる「本結び」から。(駒結びとも言います)

本結びは両方の房が下になります。
1. 帯締めの基本「本結び」自装

本結び自装用イラスト(自分目線)
自装のコツ
柄が多い方(その帯締めの見せ場)を自身の左手側で結びます。
帯締めを体の前で結ぶ前にイラスト図にもある通り、左右の房の長さを揃えること、両脇の帯締めを左右の手で持ったら帯の中心を通っていることを確認し、背中と両脇から帯締めが離れないようにしっかり結んで帯が崩れないようにします。
2. 帯締めの基本「本結び」他装

本結び他装用イラスト
他装のコツ:
人に着せる場合は、帯締めの柄が多い方(メインの柄)を右手に持って結びます。
お相手の体の中心を意識し、少し強めに引き寄せてから結び目を作ってください。
【2026年大相撲名古屋場所】IGアリーナで観戦!ドアラ懸賞旗と夏の着物の楽しみ方
こんにちは!名古屋市名東区の呉服屋『特選きもの名匠庵』の渡部です。
連日熱戦が続いている「IGアリーナ」へ、人生2度目となる大相撲名古屋場所の観戦に行ってきました!


前回(4年前の愛知県体育館)観戦時の様子はこちらです。
前回の観戦以来、なかなかチケットが確保できない状況が続いていましたが、今回は運良く当選!11日目当日を迎えるまで本当に楽しみにしていました。

マス席からの眺め 満員御礼

東方幕内土俵入り

西方幕内土俵入り

張り詰めた空気の横綱大の里土俵入り

話題の中日ドラゴンズ「90周年ロゴ」&「ドアラ懸賞旗」を発見!
今回の観戦で楽しみにしていたもう一つの見どころが、懸賞旗です。
事前にドラゴンズファンの名匠庵女将から教えてもらっていた、中日ドラゴンズ球団創設90周年事業企画の『90周年ロゴ』と『ドアラ懸賞旗』の2本を、写真に収めてきました!

話題の「90周年ロゴ」と「ドアラ懸賞旗」
当日の11日目では、幕内9番目の取り組み(正代―朝白龍)にこの2本の懸賞旗が掲出されました。
球団創設80周年の際にも幕内8番目に1本掲出されていましたが、今回は10年ぶりの懸賞旗掲出となります。地元・名古屋場所ならではの粋な計らいで、ドラゴンズファンにはたまらない演出ですね!
ちなみにこの日は、会場で購入した推し力士3名のタオルを持って応援したのですが……なんと全員黒星という残念な結果に(涙)。

当日購入した力士タオル
猛暑日・酷暑日の和装観戦とIGアリーナの快適性
当日は厳しい猛暑日となりましたが、会場内には涼やかなお着物姿や浴衣姿の方がたくさんいらっしゃいました。新しくなったIGアリーナは空調設備が整っており、非常に快適に観戦を楽しむことができましたよ。
そして、IGアリーナ内でお客様と私の友人にも偶然お会いする事ができました。
残りの4日間に向けて、優勝争いもいよいよ白熱してきましたね。まだまだ熱い一番が繰り広げられることを期待しています。

天皇賜盃
安青錦関、大関返り咲きおめでとうございます!
そして……大の里関、頑張れーー!!!!!

夏の着物や浴衣のお手入れ・コーディネートのご相談は「名匠庵」へ
気温が高いこの時期は、「どんなお着物や小物を合わせれば良いか」「着こなしや汗対策はどうすべきか」と試行錯誤される方も多いのではないでしょうか?
名匠庵では、猛暑の季節でも快適にお着物を楽しんでいただけるよう、様々なアドバイスやコーディネートのご提案を行っています。着物全般のことはもちろん、涼しげに魅せる半衿の選び方など、どうぞ気軽にご相談ください。
皆さまのご来店・ご相談を心よりお待ちしております。
名匠庵 ご来店予約フォームはこちら












