丹頂鼻緒のバルーン草履
きもの好きの皆さまにはお馴染み「丹頂鼻緒の草履」。
白い鼻緒の前つぼが赤色になっています。
和装小物のページでご紹介した 「菊乃好製のバルーン草履」を最近自分用に誂えて履いています。
鼻緒の前つぼを赤くして、丹頂鶴に見立てるなんて素敵なことをどなたが思いつかれたのでしょう!
日本の美意識にワクワクしてしまいますね。
ところで、赤と簡単に表現しましたが、丹頂の丹は赤土の古語。
また、丹色(にいろ)といえば黄色味を帯びた鮮やかな赤の別称。
いわゆる朱色とはまた違うのだそうで。
この前つぼの色合いをあれこれ迷うのもお誂えの楽しみです。
ちなみに丹頂鶴の頭頂部は羽毛の色が赤いのではなく露出した皮膚の血管の色。
この色で鶴のご機嫌がある程度わかるのです。
今回は草履の台を黒地の帆布にしてみました。
黒地の帯をしめた時や黒地のきものを着る時、バックが黒っぽい色の時などに大活躍です。
履いてみたい!と思って下さった方はどうぞお問合わせください。
「菊之好製 バルーン草履 四分三段」を
特選きもの名匠庵の公式オンラインショップで
販売しております。