民謡発表会
先週末7月3日に開催された民謡発表会に行ってきました。
豊川市御津町のハートフルホールで年一度、毎年この時期に行われています。
民謡はもちろん、舞踊、和太鼓、津軽三味線の合奏もあり、見応えのある舞台です。
この民謡会の会主熊谷文若さんと旧知の仲というご縁で、20年近くにわたりこの発表会の司会進行役を務めています。
役得で、舞台袖から間近に皆さんの熱演が見られます。
きものを扱う仕事柄、民謡に出会えて良かったと思います。
全国各地の織物について語るとき、やはり土地ごとに伝わる民謡から機織の苦労や喜び、郷土色を知ることができます。
かつて養蚕が盛んだった埼玉の「吾野機織唄」、織物の一大産地である新潟の「十日町小唄」、大島紬の産地、奄美の「はたおり娘」などなど…。
箪笥の中で眠っている紬のきものにも故郷があるんだと、そんなことを考える1日でした。