桜雨
週末の4月8日(土)と9日(日)は卯月名匠展を開催致しました。
ご来場くださいましたお客様、桜雨の中ありがとうございました。
名匠庵近くの平和公園の桜も今が盛り。
今朝は染井吉野と枝垂れ桜と柳の新緑と椿が一望出来ました。
本当に、、、綺麗です。
桜の花の中心のピンクが濃くなってきたら落花の気配と
言われているそうです。
この雨上がりの風でひらひら散ってしまいそうです。
ところで今年も早、四月も半ば。
新年から振り返りますと、
今年は訪問着をお探しのお客様が多い印象です。
せっかくならば良いものを、と名匠庵をお訪ねくださり、
私どもも、大変ありがたく思っております。
シンプルで上質な付下げきものも魅力的ですが、
訪問着らしい、柄や、加工がしっかり施された
華やかなきものにお客様の目が向いているような気がします。
月に一度の名匠展の開催日以外でも
ご来社くだされば訪問着をはじめ振袖、留袖、
趣味のきものもご覧いただけます。
催事などで不在の事もございますので
お電話か、メールにてお知らせください。
花開く。
肌寒い日が続いていますね。
名匠庵から車で5分程の桜の名所、
平和公園の「桜の園」の桜は、もう開花寸前です。
今日の冷たい雨が上がって気温が上昇して来たら
一気に花が開きそうです。
今年は入学式や入社式の日に満開の桜が見られそうですね。
新たなスタートの日に桜が咲いているというのは
なんだかうれしいものです。
名古屋のデパート、丸栄百貨店の「特選きもの名匠庵」も
今日から新たなスタートです。
きもの一筋50年の大先輩が昨日付で退職され、
これからは名匠庵勤続8年の女性社員を中心に運営してまいります。
きものやさんとしてこれからどんな花を咲かせるのか、楽しみです。
引き続きどうぞご愛顧下さいますようお願い申し上げます。
花束ふたつ
3月いっぱいで
名古屋の丸栄百貨店 特選きもの名匠庵を
支えて下さっていたお二人の方が退職されます。
お一人は4年間、売場で接客や事務、
商品管理など多岐にわたる仕事をこなしてくれていました。
そしてもうお一人は22年の長きに渡り
丸栄のお客様からの様々なおきもののご相談にのって下さっていました。
売場に寄せられるご相談は
冠婚葬祭のきもののご新調からお手持ちのきもののコーディネート、
寸法のお直しや染め替えなど経験や知識の必要な事柄も多くあり、
お客様のご意向を伺いつつ、気持ち良くお召し頂けるように努めて
くれていましたので、信頼して売場をお任せしておりました。
名匠庵に勤める前からの歳月をあわせれば、きもの一筋50年。
歳月をかけて積み重ねて来た知識と経験に敬意を込めて花束を、、、。
弥生名匠展から春のショールをご紹介します
名匠庵本社で本日18日(土)と明日19日(日)の二日間、
「弥生名匠展」を開催中です。
単衣のきものを特集しつつ、
同時開催で春らしいショールもご紹介しています。
ちりめんショール 長さ約174㎝ 幅64㎝
(参考上代 260,000円 税別)
こちらは 京都のメーカー「渡敬」さんのショールです。
ほんのり桜色の丹後ちりめん(絹100%)に
優しい色合いの絹糸で相良手刺繍が施されています。
背中心に向かって宝尽くしと小花の刺繍が
たっぷり刺してありますので後ろ姿が華やかです。
すこしだけ肌寒い日の、春のお出掛けにおすすめです。
ところで庭のさくらんぼの花は今が満開。
さくらんぼの花の向こうに見える梅の花の蕾も
もうすぐほころびそうです。
弥生名匠展はご来場のご予約は不要です。
どうぞお越しください。
山中温泉 無限庵
6月に百貨店や小売店の顧客様をご案内して
山中温泉で一泊二日の名匠展を開催するため、
会場とお宿の下見に行って参りました。
展示会場に選んだのは 「無限庵」
無限庵は山中温泉のこおろぎ橋のすぐ近く。
北陸の名勝史蹟、石川県指定文化財となっていて
加賀藩最高の武家書院と言われています。
こちらは大正時代に金沢から移築された書院。
この書院にきものを展示させていただく予定です。
まだ雪の残るこおろぎ橋。
6月の展示会の頃には涼しげな清流と新緑が楽しめそうです。
無限庵での名匠展のあとは
山中温泉の名旅館にお泊まりいただき、
翌日は美味しいランチや観光へご案内いたします。
ランチの場所やお宿はまだ内緒ですが、
ご参加くださったお客様にとって楽しい旅になるように
帝産トラベルのOさんと営業部長とで
あれこれプランをたてている最中です。
どんな旅になるか、楽しみです。
名古屋の衣生活
名古屋市博物館で開催中の展覧会
「採録 名古屋の衣生活 伝えたい記憶 残したい心」。
2月11日からはじまっていたのですがなかなか時間が取れず、
けれど行くならじっくり見たいと思い、
今日、平日の午前中に思い切って行ってきました。
お店で買ってきた洋服を着ている現代、
振り返って見れば
日常にきものを着るのが当たり前だった時代がありました。
展示には
その移り変わりの過程、
地域や生業に合わせて工夫された衣料、
衣を作るための機織り、糸、裁縫道具。
晴れ着や葬送の衣、
ツネギ(家の中の普段着)、
チョコチョコ(ちょっと外出用)、
ヨソイキ(改まった時に着る)、
(ツネギ、、、。久しぶりに聞きました。
展示ではウールのきものに上っ張りでした。)
などなど、どれも今となっては
「懐かしい」ものが溢れていました。
移り変わっていく時代を見てきたこの地方の方々の
お話も名古屋弁そのままでパネルで紹介されていて
とても楽しく、又、勉強になりました。
この図録、ものすごく良いです。
機織りのこと、この地方の絞り染の
解説が本当にわかりやすいです。
そして何より実際にこの時代を生きてきた方々の
知恵とユーモアに溢れたお話がたっぷり収録されています。
名古屋市博物館さん、ありがとうございますと
申し上げたい!
「採録 名古屋の衣生活 」は
名古屋市博物館で3月26日まで開催されています。
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji170211.html
ぜひお出かけ下さい。
我が社の猫たち
明日2月22日は 猫の日。
ニャンニャンニャン、、、で、ねこ。なるほど。
名匠庵の玄関には招き猫の代わりに「猫のオーケストラ」の額装が。
京都のメーカー「西原」製作の塩瀬の染名古屋帯を使って作られています。
こちらは 加賀友禅作家 石田巳代治 作の訪問着「花吹雪」。
お袖と前身頃には霞に舞う桜の花びら、
左手側の後ろ身頃の裾に お行儀よくちょこんと座った猫。
手描きならではのふわふわの毛並みがなんとも可愛い猫です。
他にも、猫柄の訪問着、染帯が数点。
どれもちょっと個性的な猫たちです。
慌てて撮ったので分かりにくいのですが
時々庭をゆっくりと横切っていく名も知らぬ猫。
石田巳代治さんの猫にどことなく似ているような、、、。
今週末の2月25日・26日は「名匠展」を開催いたします。
ご来社のご予約などは不要です。
猫たちに会いにぜひお立ち寄り下さい。
春待つ訪問着
西日本では各地で記録的な大雪が観測されていますね。
名古屋でも雪が降ったり止んだりしています。
今日はお客様ご来社の予定も、外出の予定もないので事務仕事に専念しています。
社長も今日は商品を箱から出してひとつひとつ点検しています。
せっかく仕入れた商品をお客様にお使いいただくその日まで大事に大事に手入れしています。
ところで昨年仕入れた訪問着、ちょっとご覧下さい。
「染の百趣 矢野」 梅柄の訪問着
そろそろ梅の花がほころびかけるころです。
この梅の花よく見ると、、、。
細筆で 心 と書き入れてあります。
仕入れの時、「百趣矢野」の社長に言われるまで
気がつきませんでした。
心を込めて作った証ですわね。と京言葉で言われたことを
ふと思い出し、棚から出してみました。
今くらいの時期、春のはじめごろに着たい訪問着です。
「初春名匠展」ご来場ありがとうございました
最近の名古屋はまるで冷蔵庫の中にいるように冷えています。
そんな中、先週末1月21日(土)22日(日)の2日間は
名匠庵本社で「初春名匠展」を開催いたしました。
ご来場下さいましたお客様、
本当にありがとうございました。
今回は丸栄百貨店のお客様が、日帰りミニ旅行を兼ねて
ミニバスでご来場という企画もありました。
午前中、名匠庵できものをご覧いただき、
↓
桑名の老舗料亭「日の出」さんで蛤会席
(なかなか予約が取れない料亭です)
↓
国の重要文化財、桑名の洋館「六華苑」をご見学
↓
そして最後に長島温泉「なばなの里」ウインターイルミネーションへ。
「寒さで手が震えてうまく撮れませんでした」(同行スタッフ談)
1日たっぷり きものとグルメとキレイな景色を楽しんで、
みなさま元気にお帰り下さいました!
名古屋も、名古屋近郊も
美味しいお店や見どころがたくさんあります。
もしご遠方からお越しのお客様で
きもののご相談だけでなく
せっかくならどこかに立ち寄りたいとお考えでしたら、
どうぞご相談下さい。
美味しいもの、楽しい事が大好きな名匠庵スタッフが
一生懸命お返事させていただきます。
大寒
毎日、ほんとに寒いですね。
ですが、陽射しは明るく温かくなってきています。
庭の梅の枝には今年も鳥たちの為に社長がみかんを刺しています。
今年はメジロのつがい2組とヒヨドリのつがいもなぜか2組に増えてます。
このつがい4組がみかんを巡って毎日駆け引きしてしています。
平等に食べられるように高い枝や低い枝にバラバラに刺していますが
なかなか人間の思い通りにはなりません。
それぞれのつがいが見張りを立てながらみかんを急いでついばむのを
明日からの名匠展の準備をしつつ横目で眺めています。
今回は新春らしく玄関にはおめでたい宝尽くしの文様を刺繍した
白地の振袖を展示しました。
初春名匠展はご予約不要です。
明日1月21日(土)・22日(日) の二日間開催いたします。
みなさまのご来社お待ちしております。