ほの国百貨店
ほの国百貨店は本日、
前身の豊橋丸栄時代より数えて
45年の歴史に幕を閉じました。
無事に。
これが社長以下
このデパートに関わる全員の思いだったと思います。
午後6時56分。
多くのお客さまに見送られ
最後のシャッターが閉じました。
社長の最後の挨拶の後
全員でお辞儀、の予定を
みんなで手を振って、に急遽変更しました。
お客さま、スタッフの
たくさんの「ありがとう」の声に包まれた
地元密着のほの国百貨店らしい
お別れでした。
最高の接遇を。
令和2年3月15日 日曜日。
愛知県豊橋市
東三河唯一のデパート
ほの国百貨店は
本日の営業をもって完全閉店いたします。
開店前の屋上です。
遠くに雪を頂く山が見えたり、
天気の良い日は三河湾も望めるスペースでした。
屋上のお稲荷さん。
早朝から参拝をする社員さんをお見かけしました。
私も、展示会の前と後にお参りをしておりましたが
今朝が最後の参拝です。
開店前、最後の全体朝礼。
林社長から、最後までそれぞれの「最高の接遇を」との
言葉があり、最後は拍手が起こりました。
さあ、
これから開店です!
私ども、名匠庵が運営させていただきました
「特選きものサロン」も最後のお客さまをお見送りするまで
心を込めて最高のおもてなしをさせていただきます。
いよいよ
ほの国百貨店は明日、
3月15日日曜日午後6時30分に
完全閉店いたします。
新型コロナウイルス対策で
お客さまも販売員も
マスク姿です。
7階特選きものサロンでは
14日、15日の両日
草履修理のご相談にいらっしゃるお客様のために
鼻緒挿げ職人が売場に待機しております。
本日もお客さまの鼻緒調整や、
かかとゴムの取り替えを承りました。
また、
懐かしいお客さま、
OB、OGの先輩方も売場を訪ねて下さり、
皆さん名残を惜しむように
館内を巡っています。
それにしても。
昨年11月15日の
百貨店閉店発表以来、
お客様は
記念に何かひとつ、と言って
楽しそうに品定めをしてくださいます。
ここ数年、
こんな賑わいを目にしたことはなく、
スタッフも一日中お客さまに
きものや和装品の説明をして、
売場とレジを往復しています。
お買い物の楽しさや
販売員としての充実感を
思い出させてくれた日々。
ひととき、賑わいを取り戻した
ほの国百貨店は
明日、45年の歴史に終止符を打ちます。
あっと言う間に
愛知県豊橋市 ほの国百貨店。
閉店まで残すところあと3日。
お客さまも、販売員も
マスク姿です。
閉店を知り、
せっかくだから
ほの国百貨店特選きものサロンで
最後にもう一点、と
おきものをお誂えくださる
お客さまも多かったのですが、
お祖母さまやお母さまのおきものの
染め替えや、ご寸法替え、クリーニングなどの
ご依頼も、駆け込みで本当に、たくさんたくさん
いだだきました。
これまで長い間きものについて、
お手持ちのものを活かしたコーディネート、
しみ抜きや刺繍直し、
もう着なくなった羽織を帯やバックに作り替えたり
大島紬の上に誤ってハサミを落としてしまい
あいてしまった穴をお直ししたり、などなど
数えきれないご相談事をお受けしてまいりました。
まさかデパートでこういったお直しを
受けてもらえるなんて、と
最初の頃はとても驚かれたのですが
きものサロンでご購入のきものはもちろん
どちらで購入されたものについても
様々な職人さんに助けていだだきながら
必ずお見積もりやご提案をしっかりとさせていただき、
お客さまに喜んでいただきました。
こうして最後までご相談をいただけましたことは
お客さまが、
きものについて安心して相談できる
売場作りが出来ていたのかなと
内心ほっとしています。
お持ち込みくださったお客さまに
お許しをいただき、
懐かしい豊橋丸栄(ほの国百貨店の前身)の
「たとう紙」を撮影させていただきました。
お残り布入れ。昭和レトロですね
こちらは丸栄の包装紙。時代を感じます。
皆さま、大事に保管くださっていて
本当にありがとうございます。
たとう紙も大切にお手元へお返しいたしますね。
ファイナルカウントダウン
愛知県豊橋市 ほの国百貨店。
3月15日(日)の最終営業日まであと5日。
今日から
ファイナルカウントダウンセールがはじまり
特選きものサロンも
多くのお客様で賑わっています。
今日は、売場の女性スタッフのために
お客さまがお庭の椿を籠に入れてお持ちくださり
売場がひとときとても華やぎました。
夕方になり、一瞬時間が出来まして久しぶりに屋上へ。
時節柄…、マスクを着用させていただいております。
特選きものサロンでは
夏物も、一足早くセール中です。
あと5日。
あちこちで
カメラをご持参されて
思い出に残されるお客さまが
増えてきて、
いよいよ閉店の時が近くなったと
実感しています。
ほの国百貨店閉店まであと9日です。
愛知県豊橋市 ほの国百貨店。
最後の営業日の3月15日(日曜日)が迫って来ました。
7階特選きものサロンも
ご愛顧感謝セールを実施中です。
最終日の3月15日まで
お手入れのご相談、呉服類のお誂えを承り、
出来上がり次第
係員によるお届け、
または配送にてお手元へお届けいたします。
なお、
ほの国百貨店閉店後
令和2年3月16日(月)以降の
呉服ご購入のご相談や
着用後のお手入れ等につきましては
特選きもの名匠庵
名古屋市名東区平和が丘四丁目299
052-772-4682
にて承ります。
遠方となりご不便をおかけしますが
外商もしておりますので
ご連絡をいただきましたら
ご自宅へご訪問させていただき
ご用件を承ります。
どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。
まっすぐ見る
連日、
愛知県豊橋市の
ほの国百貨店に来ています。
昨年の11月15日の名匠庵の日々でご紹介しましたが
「ほの国百貨店」が百貨店店舗営業終了を発表し、
以来、
名匠庵が7階で運営しております
「特選きものサロン」にも
多くのお客様にご来店いただいており、
寂しくも忙しい毎日を過ごしています。
今、全館で最終営業日の3月15日(日)まで
45年間の感謝を込めたさよならセールを開催中で、
特に土日にはご家族揃ってほの国百貨店に
いらっしゃるお客様が増えています。
そんな中
私どもの店頭に出品中の
「潮隆雄」先生の綴織の作品を見た女の子が…
潮隆雄 織額「銀閣寺雪景」
「糸でできてる!すごいね‼︎」
と話しかけてくれました。
糸でできている。
ものすごくストレートでシンプルな言葉に
ハッとしました。
綴織に限らず、
私どもが扱っているものは
お蚕さんが吐き出す一筋の糸から
すべてがはじまっているということ、
色柄の意匠や染織の技術や地域性、
作家や職人の工夫と手間によって
私どもの目の前にあるのだということ。
小さな女の子が
作品の本質をまっすぐに見て、
とても楽しんでくれたことで
あらためて
とても大切なことを
思い出させてもらったのでした。
成人の日
明日13日(月)は成人の日。
新成人の皆さま、
ご成人おめでとうございます。
実際には今日12日(日)に
「成人式」を行う自治体が多いようですね。
今年は直前に
リサイクル店でご購入された草履が
痛くて履けないとの
ご相談を受け
急遽職人さんに来てもらい
鼻緒の調整をさせていただきました。
あらかじめ鼻緒が挿がった状態で
販売されているゾーリバックセットは
平均的なサイズに設定されています。
購入の際にお店で確認されることとは思いますが
本番までに一度は
「足袋をはいた状態で草履に足をいれ」
何歩か歩いてみる事が大事です。
鼻緒がきつくて痛いのはもちろんいけませんが
鼻緒が緩いのも歩きにくく疲れてしまいます。
草履は鼻緒の調整やかかとのゴムの交換など
お手入れすれば長く履いていただけるのですが、
最近では草履の修理や調整について
相談できるお店が少なくなってきていると
よく伺います。
名匠庵では
お持ち込みいただきましたら
最適な方法をお見積もりの上
作業いたします。
※職人さんは常駐しておりませんので
お預かりとなります。
お急ぎの場合はあらかじめお知らせください。
可能な限り対応させていただきます。
どうぞ安心してご相談下さいませ。
謹賀新年
「繭」
年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
どうぞ良いお年を
1年があっという間に過ぎていきます。
29日仕事納めの日、
加工品の打ち合わせと
取り引き先へのお支払いのため
京都に行ってきました。
イノシシでお馴染みの「護王神社」は
来年の干支、子(ねずみ)の絵馬に
模様替えを終え
すっかり迎春ムードです。
そこからすこし足を伸ばして
久しぶりに金閣寺にも行きました。
くもり空の寒い日でしたが
一瞬、雲間から太陽光がさして
輝く金閣寺を見ることができました。
縁起の良い金色の景色を皆さまにも
ご紹介しますね。
皆さま
今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。