竹富町の八重山ミンサー その2
八重山ミンサーには2つの組合があります。
石垣市織物事業協同組合
竹富町織物事業協同組合
名匠庵在庫のミンサー帯は竹富町織物事業協同組合のものです。
この沖縄県八重山郡竹富町という町、「竹富島」のことだけではないのだそうですね。
竹富町は、八重山群島のうち9つの有人島
(竹富島・西表島・由布島・小浜島・黒島・新城島・鳩間島・嘉弥真島・波照間島)
と7つの無人島の大小16の島々で構成された広大な町です。
竹富町のホームページに「美しき島々」と紹介されていますが、島から島へ高速船で珊瑚の海を渡るうち、その「美しい島々」にすっかり魅了されてしまいました。
その美しい島、西表島からやってきたミンサー帯を2本ご紹介します。
八重山ミンサー 細帯 NO 2
巾10㎝・長さ約4m14㎝ ※証紙部分11㎝含みます。
たてよこ糸 共に木綿
天然染料 藍・福木・クール・アカメガシワ・モモタマナ
製作者:高市弥生さん
細帯はかつて女性が自分で織り上げて意中の男性に贈ったのだそう。
帯の柄の五つ玉と四つ玉の絣(かすり)模様は「いつ(五つ)の世(四)までも共に仲睦まじく」の意、
両隅の細かい横縞はムカデの足に見立てられ「足繁く私の元に通ってください」との想いが込められています。
そしてもう一本
八重山ミンサー 半巾帯 NO 3
巾15㎝・長さ約4m13㎝ ※証紙部分 11㎝含みます。
たてよこ糸 共に木綿
天然染料 藍・福木・クール・アカメガシワ・モモタマナ
製作者:辻口由紀子さん
西表島で八重山ミンサー織りをしている高市弥生さんと出会い、
帯のブルーに惹きつけられて細帯を譲ってもらいました。
その時偶然一緒に手に取った半巾帯は高市さんの織物の大先輩辻口由紀子さんの作だそうで、
仲良く名匠庵の在庫に並べることにしました。
ご夫婦お揃いで浴衣にお締めいただいても素敵です。
ご結婚の記念やお祝いにいかがでしょうか。
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