楊柳半衿の「楊柳」って?
単衣の時期に大活躍の「楊柳半衿」。
楊柳半衿には
正絹、麻、麻絽、があります。
ところで、
楊柳とは何でしょう?
「楊柳」と書いて「ようりゅう」と読みます。
楊柳の「楊」は、上に伸びる柳(カワヤナギ)を表し、
楊柳の「柳」は、下に枝が垂れる柳(シダレヤナギ)を表します。
楊柳とは、柳全般のことを意味します。
楊柳半衿は、製作過程で
横糸に強いヨリをかけた糸を使用します。
その横糸を縮ませることで生地の表面に
不規則なデコボコ、縦シボが現れます。
この縦シボの半衿は
首に触れる面がベタつかずさらりと気持ちが良いので
その見た目から「楊柳半衿」と名付け、
梅雨で蒸れる6月頃、または残暑の9月の
単衣の時期に使用します。
こうして並べてみると…、
「楊柳半衿」とは絶妙なネーミングですよね。
ちなみに正絹の楊柳半衿は
ご家庭でお洗濯する事が難しいです。
(とても縮みます。後のアイロンが大変です。
お手入れは専門におまかせする方が
良いです。)
最近では、手軽に洗える
ポリエステルの楊柳半衿
というものもありますので、
楊柳半衿の入門編として
ぜひ一度お試しください。
ポリエステル楊柳半衿
麻楊柳半衿
をご購入いただけます