一年の半分
一年365日、
日単位で考えると
その半分は7月2日。
月単位では
6月30日、まさに今日です。
この日を「ハーフタイムデイ」と呼び
それまでの半年間を振り返って
年初に立てた目標を思い出したり
後半に向かって思いを新たに歩き出す、
そんな日です。
振り返ればあっという間、
そしていつの間に⁉︎という半年間…、
こちらは
先日訪れた愛知県犬山市の
「博物館明治村」より
旧三重県庁舎2階の
「明治の時計展示室」です。
明治時代の時計に囲まれて、
誰にでも平等に過ぎていく
「時」というものを静かに噛みしめる、
そんな時間が持てました。
文月名匠展 ー夏秋きもの受注会ー
すくい織 夏洒落袋帯
冠婚葬祭、趣味のきもの、和装小物などについてご相談いただけます
と き
7月17日(土) 10時〜17時
7月18日(日) 10時〜17時
時節柄、午前・午後 各二組のご予約制とさせていただきます。
お申し込みは担当係員または特選きもの名匠庵へご連絡ください。
ところ 特選きもの 名匠庵
電話052−772ー4682
おしなぶれ
振袖 黒留袖 色留袖 訪問着 付け下げ 色無地
袋帯 名古屋帯 長襦袢 小紋 紬きもの
喪服類 和装小物 単衣 うすもの ゆかた ゆかた小物
※祝着、お子様きものをお探しの際は
ご来場前にあらかじめお知らせください。
ご希望を伺い、ご来場日にあわせてご用意いたします。
「きもの相談会」
・きものと帯のクリーニング
・コーディネートアドバイス
・お母さまの振袖をお嬢様のご寸法に仕立替え
・寸法直し、半衿つけ、刺繍直し、金箔直し等
お手持ちのおきもののご相談をお受けします
「草履・和装バック等 鼻緒挿げ直し、修理承り」
草履バックのご新調の他鼻緒挿げ替え、かかとゴム交換、
その他修理ご相談承ります。
※一旦お預かりし、見積もりをさせていただきます。
ご依頼、あれこれ その2
我が社のモットーは、
「お客さまからのご依頼には
出来る限り全力でお応えする」、です。
最近のご依頼ごとより…
かわいい3歳のお草履。
数十年も前のもの。
片方の鈴が取れてしまって行方不明に。
草履のメーカーさんから小鈴を2個取り寄せて
新しく付け替えさせていただきました。
こちらは祖母様の江戸小紋を
3歳の三ツ身きものに、とのご依頼。
まずは解いて、
八掛の色は…、あえて白に。
背縫いのあるきものですが
加賀の「背守り押し絵紋」を
金沢のえり華さんからお取り寄せしました。
被布ではなく帯を締める予定なので
良いワンポイントになりました。
押し絵紋は寺井正恵さんの作。
数あるなかからお孫さんがご自身で選んだものです
そしてこちらは…、
手持ちの残布をなんとか活かしたい、
とのご相談。
草履バックの老舗メーカー
菊之好さんに依頼して
クラッチバックに生まれかわりました。
持ち手のチェーンなど、
さすがのクオリティです。
そのほかあれこれ
ご依頼ごとをたくさんいただいております。
お納めする時の
お客さまの嬉しそうな笑顔が
なによりの励みになります。
いつもありがとうございます。
明日は呉服の日
毎年5月29日は
529で、ごふく、呉服の日です。
昨年3月に閉店した
愛知県豊橋市のほの国百貨店で
特選きものサロンを運営していた関係で、
東愛知新聞社より広告記事の取材をお受けし、
豊橋市内の呉服屋さんとともに
前日の今日28日掲載していただきました。
ほの国百貨店閉店後も
豊橋市をはじめ東三河のお客さまには
引き続きお着物のご相談をお受けするため
感染状況に留意しつつ
名古屋と豊橋を行き来しておりますので、
この新聞で、弊社にご興味を持たれた方は
ぜひぜひお気軽にご連絡くださいませ。
きもの「切手」出ました
郵便局の記念切手
「日本の伝統・文化シリーズ」から
第4集「きもの」が今日5月21日から
販売されています。
先日郵便局で予告ポスターを見かけて
密かに楽しみにしていました。
シール式で
封書用が1シート840円、
ハガキ用は630円。
いずれも1シートに十種類のデザイン切手が
印刷されています。
江戸時代から昭和のきものの良いとこ取りで
図案の名称も添えられ、
なんとも美しい切手シートです。
小さな小さな切手ですが、
きものの図案がはっきりわかり、
日本の印刷技術の高さにも
改めて驚いています。
1シートは記念に取っておくとして…、
あとは惜しまず使おうと思います。
受け取った方の、喜ぶ顔を
思い浮かべつつ…。
楊柳半衿の「楊柳」って?
単衣の時期に大活躍の「楊柳半衿」。
楊柳半衿には
正絹、麻、麻絽、があります。
ところで、
楊柳とは何でしょう?
「楊柳」と書いて「ようりゅう」と読みます。
楊柳の「楊」は、上に伸びる柳(カワヤナギ)を表し、
楊柳の「柳」は、下に枝が垂れる柳(シダレヤナギ)を表します。
楊柳とは、柳全般のことを意味します。
楊柳半衿は、製作過程で
横糸に強いヨリをかけた糸を使用します。
その横糸を縮ませることで生地の表面に
不規則なデコボコ、縦シボが現れます。
この縦シボの半衿は
首に触れる面がベタつかずさらりと気持ちが良いので
その見た目から「楊柳半衿」と名付け、
梅雨で蒸れる6月頃、または残暑の9月の
単衣の時期に使用します。
こうして並べてみると…、
「楊柳半衿」とは絶妙なネーミングですよね。
ちなみに正絹の楊柳半衿は
ご家庭でお洗濯する事が難しいです。
(とても縮みます。後のアイロンが大変です。
お手入れは専門におまかせする方が
良いです。)
最近では、手軽に洗える
ポリエステルの楊柳半衿
というものもありますので、
楊柳半衿の入門編として
ぜひ一度お試しください。
ポリエステル楊柳半衿
麻楊柳半衿
をご購入いただけます
「初夏の単衣時期のきものルール」
初夏の衣替えをもう少し詳しく。
4月も半ばを過ぎますと、
日差しも明るくなり、
気温も上昇しますので、
今日は単衣を着ようかな、という日もあります。
「単衣を着る時期」をおさらいしましょう
4月半ば過ぎから5月31日までは、
袷と単衣を気温によって使い分け、
6月1日から6月30日までは
単衣のきものをお召しください。
7月1日から8月31日までは
絽や紗、夏紬など「うすもの」の出番です。
9月1日から30日までは、
再び単衣のきものの季節です。
衣替えのルールはざっとこのようになります。
7月8月の夏のきものは、
長襦袢から帯、小物まで、すべて
夏物になりますのでわかりやすいのですが、
(帯締めに一部例外があります。そのお話は
またの機会に。)
単衣きものの場合は夏に近づくにつれ
6月中旬までは帯を袷向の帯
6月中旬過ぎから7月までは夏帯を合わせます。
基本は
帯が袷の帯なら
帯締め、帯揚げは袷用。半衿は塩瀬。
夏の帯なら
帯締め、帯揚げは夏用。半衿は絽塩瀬。
ただし、
半衿を楊柳半衿にしておけば
冬帯、夏帯に関係なく
単衣のきものを着ている期間中
半衿の付け替えの必要はありません。
たれものの単衣きものには
正絹かポリエステルの楊柳半衿
紬の単衣きものには
麻の楊柳半衿をお使いください。
少々ややこしいので
「帯と小物と半衿のルール」を
写真で説明しますね。
4月中旬〜6月中旬
単衣の長襦袢に単衣きものを着て
帯は袷向きのもの。
帯締め、帯揚げも袷用。
半衿は楊柳半衿。
※または塩瀬半衿。
6月中旬〜6月30日
夏の長襦袢に単衣のきもの。
帯は夏用。
帯締め、帯揚げは夏用。
半衿は楊柳半衿。
※または絽塩瀬半衿。
単衣の時期はきものをどんな組み合わせで
着るか、迷うこともありますが
今日お伝えした「単衣時期のルール」を
ひとつの目安として
ご参考になさってください。
初夏の衣替え
最近衣替えや、単衣時期の着こなしについての
お問い合わせが多くなってきました。
6月1日の「衣替え」を境に単衣のきものを着る、
ということがルールとして存在しています。
では、5月31日が猛暑日だったら?
以前でしたら、
その方のお出掛け先などを伺った上で
ルール通りが無難です。とか、
ご同行の方々と相談してひとり浮かないように…、
などとお伝えしていました。
6月1日が衣生活の季節の境目であることは
今も変わりはないのですが、
それよりも衣替え前の
4月の中頃〜5月末のこの時期は
朝晩ひんやりする日があったり
とんでもなく暑い日があったりしますよね。
最近は、この「迷う時期」は
体感に合わせて袷を着たり単衣を着ても
良いとお伝えしています。
では。
もしも6月1日を過ぎて肌寒い日があったら?
この時には、袷のきものはもう着ません。
肌寒い時、冷房が強い時は
薄地のコートやストール、肌着などで調整をしてください。
「季節の先取り」として
「早めに単衣」は良いのですが
衣替えの日を過ぎたら
もう袷のきものは
10月の「秋の衣替え」まで
お手入れをして、どうぞ大事に保管してください。
聖火 通過中
東京2020オリンピック聖火リレーが
4月5日、6日
愛知県にやってきました。
このあと三重、和歌山、奈良…と続き
全国を巡って7月9日に東京へ。
そして
7月23日の開会式当日まで、
15日間かけて
東京都内の全62市区町村を
聖火リレーが繋がっていきます。
見たい!応援に行きたい!
との思いを胸にしまい、
ライブ中継を見ていました。
…2年前、
2019年の年末、営業部長が
国立競技場のオープニングセレモニーに
出掛けた際、隣接するオリンピックミュージアムで
撮影したトーチをこちらに載せておきますね。
東京2020オリンピック 聖火トーチ
日本オリンピックミュージアムにて 撮影:渡部
東京2020オリンピック 聖火トーチ
東京2020パラリンピック 聖火トーチ
東京2020パラリンピック 聖火トーチ
無事に、国立競技場へ繋がりますように!
京都の桜
久しぶりに京都に来ています。
メーカーさんへのお支払いや
加工の職先との打ち合わせを
してきました。
途中、
二条城正門「東大手門」沿いの
外堀川にて。
正門。夕方で閉まっていますね。
ぽってりとした、この可愛い桜は…
松月(ショウゲツ)。
「緑色の葉と白い花を松と月に見立てたと思われる」
だそう。
そしてこちらは
普賢象「フゲンゾウ」。
「花の重みで枝が垂れ下がるさまを
普賢菩薩が乗る白象にたとえ…」
とあります。
いつも車で通り過ぎるだけでしたが
名の由来を知れば
この桜の樹への愛着が湧いてきます。
この道を通る楽しみがひとつできました。