忙中閑あり
社長は急遽京都へ
営業部長は豊橋へ
私はひとり名匠庵でお帳面仕事をしています。
名古屋は久しぶりに雨。
名匠庵の日々に登場している
庭のさくらんぼの蕾がもう開きそうです。
今年は早い開花の気配です。
ところで
先程から庭からものすごく視線を感じます。
雨宿り中の鳥がこちらを見ています。
出てきました。
なんていう鳥でしょう??
時間差でよく似た別の鳥が。
飛んできたヒヨドリを睨んでいます。
先日、
日本野鳥の会が無料配布している
「おさんぽ鳥図鑑」を入手しまして
たまに庭の野鳥を観察していますが…
この2羽、ちょっと何という鳥か
見分けがつきません。
上空をかすめる
県営名古屋空港行きの
着陸間際の飛行機の音を聞き
どこかへ行ってしまいました。
雨の日の
ほんのひと時、
ペンとカメラと持ちかえつつ
鳥に遊んでもらいました。
決して一日中眺めてたわけでは…あり、ません。
鬼祭り後日談
2月12日の「名匠庵の日々」でご紹介した
豊橋市伝統の奇祭「鬼祭り」。
私どもがいつも熨斗紙などをお願いしている
「祝飾りの滝崎」さんは
鬼祭りの軒花(のきばな)の製作などで
鬼祭りに縁が深いというお話も
ご紹介させていただきました。
先日、その滝崎さんに
女の子のお宮参りのお祝い着の納品のため、
包装と水引をお願いしまして、
このように
お祝い飾りを施していただきました。
ちなみに男の子のお祝い着の場合には
赤色ではなく深い緑色の掛け紙に
紅白の水引を使います。
その際、滝崎の社長さんと
鬼祭りの軒花(のきばな)の話になり
祭り当日の写真があるから
皆さまにもぜひお見せしてと
言ってくださったので
こちらでご紹介させていただきますね。
豊橋鬼祭り 豊橋市呉服町 軒花で飾られた会所
軒花は、鬼祭りに関係している家の軒下や
玄関に飾られ、祭りを彩ります。
地域によってその形も様々。
2月11日 祭り当日の安久美神戸神明社
天狗に懲らしめられ改心した鬼が
若衆と共に境内を出て
罪滅ぼしにと
厄除けの白い粉とたんきり飴をまきながら
町内を駆け巡ります。
走る 走る。たいへんです。
鬼が通った後は粉まみれ。
愛知県警豊橋警察署前の道もこのとおり。
以上、祭り写真は
「祝い飾滝崎」社長、滝崎裕司さんからの提供です。
豊橋の春は鬼祭りから。
皆さまもぜひ来春、厄除けに
お出かけください。
豊橋の鬼祭(おにまつり)
ご紹介しましたが
毎年2月10日、11日は愛知県豊橋市の
安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)で、
早春の厄除け例大祭「鬼祭」が行われます。
昨日2月11日まで
豊橋市の「ほの国百貨店」で
フォーマルきもの展を開催しておりましたので
百貨店へ向かう道中、その雰囲気を少しだけ
味わいました。
鬼祭のクライマックスに
赤鬼がばら撒く「厄除けたんきり飴」、
今年は手に入らないかなと諦めていたのですが
いつも熨斗紙などでお世話になっている
豊橋市の祝飾りの名店「滝崎」さんに
所用で立ち寄りましたら…
「青鬼さんのたんきり飴」を
思いがけずお福分けしてくださいました。
「滝崎」さんは
毎年、鬼祭の軒花(のきばな)の製作、
たんきり飴の飾り紐用の水引の提供、
鬼祭の旗の製作など
鬼祭との関わりが深いのだそうです。
赤鬼が撒き散らす
白い粉を浴びれば厄落としに。
たんきり飴をいただけば
その年は病知らずと言われています。
おかげさまで
今年も健康で過ごせそうです。
ほの国百貨店特選きものサロンにて
2月11日(月・祝)まで
愛知県豊橋市駅前大通り2丁目10番地
「ほの国百貨店」7階特選きものサロンにて
春のフォーマルきもの展を開催中です。
期間中は
振袖、色留袖、黒留袖、色無地、喪服類、
訪問着、付け下げ、長襦袢、
袋帯などがご覧いただけます。
あらかじめお話をいただいておりましたので
とびきり上質で可愛い丈ニ帯(お子様帯)も
ご用意しております。
今回は
期間中草履鼻緒すげ職人も常駐いたします。
草履の修理、ご新調、鼻緒すげ直しなどを承ります。
今回のご来場プレゼントは
写真の中からお好きな足袋をひとつ差し上げております。
お近くお客様はぜひお立ち寄りくださいませ。
初春名匠展開催中です
名古屋は良いお天気です。
本日1月19日(土)20日(日)の両日
名古屋市名東区の名匠庵本社ショールーム
「特選きもの名匠庵」にて
初春名匠展を開催しております。
今回のご来場記念品は
「福呼ぶ和小物」
お好きな和装小物をひとつ
プレゼントいたします。
新しい年を迎え
新しい和装小物を身に付けて
お出掛けすれば
なにか良いことありそうな、
そんな気がします。
名匠展開催中は
ご来場のご予約は不要です。
地下鉄東山線一社駅から徒歩7分。
お電話いただけましたら
一社駅北口まで車でお迎えに参りますね。
電話番号052-772-4682です。
又、駐車場も完備しております。
おきもののご購入、
コーディネートのご相談、
お手入れ、草履バックの修理など
承ります。
初めての方もどうぞお越し下さい。
皆さまのご来場をお待ちしております。
三寺まいり
商用で14日から飛騨高山にいます。
雪を心配してスノーブーツに
もっこもこのダウンコートという重装備で
JR高山駅に降り立ちまして
雪がない。
駅舎が綺麗になってる。
…と、2度びっくりしました。
常宿の本陣平野屋のみなさんも
こんなに雪のない冬は記憶にないと
おっしゃってました。
高山 古い町並
新駅舎は
2016年(平成28年)秋に完成し
運用が開始されたそうです。
毎回、車で移動しておりましたので
今日までまったく
新駅舎の事を存じ上げませんでした。
昭和レトロな前駅舎も懐かしいのですが
綺麗で過ごしやすい空間で、
訪れた方はうれしいと思います。
さて
1月15日は飛騨古川の伝統行事
「三寺まいり」。
肝心の夜まではいられませんが
せっかくなので
高山から列車で飛騨古川まで
足を延ばしてみました。
親鸞聖人の御遺徳を偲ぶお七夜は
1月9日から御命日とされる1月16日の期間、
聖人を信仰する全国の宗派のお寺で
行われますが、飛騨古川のお七夜は
1月15日に円光寺、真宗寺、本光寺の
三つのお寺を巡って詣でる
「三寺(さんてら)まいり」のならわしで
200年以上続く歴史ある伝統行事です。
飛騨古川の三寺まいりがこれほど
有名になったのはやはり
一夜限り町中に灯される巨大な雪像ろうそく、
そして
きもの姿の若い娘さんたちが灯す
雪の瀬戸川沿いの千本ろうそくの
情景に人々が惹かれるのだと思います。
明治、大正の時代に真冬の野麦峠を超え
信州長野の岡谷、諏訪の製糸工場で
蚕から生糸を引く「糸引き」の一年奉公を終え
年の瀬にふるさとに戻った若い娘さんたちが
この日に着飾って巡拝し、
男女の出会いが生まれたことから
縁結びの行事としても受け入れられてきたそうで
娘さんたちの
白いろうそくは
良縁成就のお願いまいりに。
願いが叶えば
恋愛成就の赤いろうそくで
お礼参りをします。
和ろうそく三嶋屋さんにて。三寺まいりについて教えてくださいました。
ろうそくの点灯式は1月15日の16:00。
雪像ろうそく、千本ろうそく、
祈願とうろう流しは16:00〜21:00。
きもの姿で三寺まいりを楽しめるように
きものレンタルも行われています。
今年は雪の少ない三寺まいり。
点灯前の静かな町を歩いて巡り
後ろ髪を引かれる思いで
飛騨古川を後にしました。
成人の日
成人の日を迎える皆さま
ご家族の皆さま
ご成人おめでとうございます
お祝いに縁起の良い写真を2枚。
京都 伏見稲荷大社 千本鳥居
京都 護王神社 幸運の白イノシシ かりんちゃん
幸運の白イノシシ かりんちゃん、
足腰守護のご利益で有名な
京都 護王神社 境内ふれあいコーナーで
出会いました。
(1月11日〜14日の期間限定だそうです)
かりんちゃんが正面を向いているレアな写真は
名匠庵のインスタグラムにのせました。
そちらもぜひご覧下さい
初詣
今年の “初京都”は初詣も兼ねて
1月11日に行ってまいりました。
京都に到着後、まずは伏見稲荷へ。
伏見稲荷 楼門
内拝殿に向かって左の狛犬ならぬきつねさんは
金色の稲穂をくわえています。
好天に恵まれ稲穂がひときわ輝いて見えます。
この日は、撮影は控えましたが
巫女さんの舞も見ることができました。
神楽鈴で周囲をお清めする鈴払いの際、
頭上をシャラシャラと
よい音色で払っていただき、
とても幸運な初詣となりました。
ちなみに伏見稲荷の境内、
有名な千本鳥居に向かう途中に
とても良い雰囲気の茶店が出来ていました。
伏見稲荷大社御用達 椿堂。
お抹茶も抹茶の生菓子も
とても、かなり、本当に美味しいです。
生菓子は日持ちが当日限で、お持ち帰りも
お取り寄せもできないそう。
そこでもうひとつの名物
お日持ちのする「ふやき煎餅」を求めてきました。
1月19日(土)、20日(日) 開催の「初春 名匠展」に
ご来場くださったお客様に
おもてなし菓子として
1枚ずつではありますが
お福分けさせていただきます。
名匠庵のきものとちょっぴりお福分け、
どうぞ楽しみにお越しくださいませ。
ご来場のご予約は不要です。
初芝居
昨年4月に新劇場が開場した名古屋の御園座。
その「柿葺落四月大歌舞伎」を昼夜観劇して以来
うっかり半年以上お芝居を観る余裕を失っておりました。
せっかくの御園座。
新劇場開場後初めて迎える初春の、
一番はじめに上演される初日の
2階最前列中央席のチケットを購入し、
本日行ってきました。
今日1月4日初日を迎えたのは
松平健さん、中村美律子さん初共演の
新春特別公演
「暴れん坊将軍 初春や尾張名古屋の姉弟裁き」
幕開けは新春らしい演出で
客席から明るいどよめきがひろがりました。
物語のクライマックス
…泣きました。
詳しくは、ぜひ劇場でご覧下さい。
第二部は
中村美律子さんの真骨頂、
台詞入りの名曲をたっぷりと。
松平健さんも
2階席でも目に染みるキラッキラッの衣装で
華やかな熱唱のステージでした。
演者、スタッフの皆さんは
今日の初日を前に
昨夜は夜10時過ぎまでしっかりと
納得いくまでリハーサルを
されていたそうです。
終演後、楽しかったぁと
口々に話す観客のニコニコ顔。
新年早々よい舞台を観劇できました。
ところで
初日に行ったのは
きもの姿のお客様が
どのくらい来場されて、
どんなきものをお召しなのか?
それも見てみたいとの思いもありまして。
初日昼の部、
観客席を見渡して13〜4名くらいの方が
おきものをお召しでした。
思ったより
少ないなぁという印象です。
お召しものは
振袖、訪問着、つけさげ、江戸小紋、、、
新年初日のお祝の気持ちの表れですね。
わたくしは
愛知県豊橋市出身の
松平健さんにちなみ
松竹梅の柄控えめ訪問着で観劇しました。
せっかくの御園座。
今年はできるだけ多く、足を運びたいと思います。
謹賀新年
有職御人形司 十二世 伊東久重 稚児観音
年頭に際し
皆さまのご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚 明則