季節感か、気温か、。
6月13日の「名匠庵の日々」でもご紹介しましたが
豊橋市民球場近くのフローラルビレッジ1階
「ギャラリーサロンヒュッゲ」にて
ミニミニ催事を開催しました。
いつもご愛顧くださっている
お客さまをはじめ、
2階の「スタジオプルメリア」での
フラのレッスン帰りに生徒さんが
立ち寄ってくださるなど
たくさんのお客さまにご来場いただき
賑やかな催しとなりました。
ご来場くださったみなさま
本当にありがとうございました。
今回、梅雨の最中の催しでしたが
雨がまったく降らないのに
湿度が高いという天候で、
お客さまと話題になったのが
「きものを着るのに優先すべきは
季節感か、気温か」
というテーマ。
6月は単衣のきもの、という季節の決まり事の一方で
30度を超える気温の日に、うすもののきものは早いのか。
きものやさんとしては
うすものは7月から、
肌着などで涼しい工夫を、
などと言いつつ
透け感の少ない夏のきものを
お持ちのかたには
これなら6月でも良さそうと
お伝えすることもあります。
約束事が優先する場面はそれにしたがいつつ、
気温に合わせて、着たいものを自由に着て快適に過ごす。
そんな考えかたが
徐々に受け入れられつつある猛暑の日々です。
お茶席と、ちょっとお茶でも、、の きもの展
今月6月20日(木)〜23日(日)まで
愛知県豊橋市の
「ギャラリーサロン ヒュッゲ」で
ミニミニ催事をさせていただきます。
お題は
「お茶席と、ちょっとお茶でも、、のきもの展」。
今日はその打ち合わせのため
ギャラリーサロン ヒュッゲにおじゃましています。
フローラルビレッジ
ギャラリーサロン ヒュッゲ
フローラルビレッジは
「いくつになっても若く美しくありたい、
綺麗で可愛いものに心をときめかせ、
おいしいものに目がない!」
そんな大人の女性の「大好き」をいっぱい
詰め込んだ場所です。
カフェ、ケーキ屋さん、
音響映像設備が整った広いスタジオスペース、
そして今回展示会をさせていただく
「ギャラリーサロン ヒュッゲ」と
常に訪れる人が絶えない
情報発信の場になっています。
今回、
「お茶席用の色無地や付け下げと、
ちょっとカフェや美術館でお茶でも、、
というお出かけの時に着ていただきたいきもの」
をテーマに、
明るくナチュラルな雰囲気のこの空間に
どうやって展示しようか
あれこれ作戦会議をしてきました。
和装のクラッチバックや普段使いのバック、
シンプルで形の良い草履も展示予定です。
お近くにお住まいの方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
そろそろ夏きもののお支度を。
名匠庵本社にて
皐月名匠展「きもの夏支度」展を開催中です。
制服などは別として
衣替えを6月1日ぴったりに
という考え方が当てはまらない気候の
今日この頃です。
夏の肌着類をはじめ
麻の足袋(ご注文頂き後日お渡し)
もちろん
単衣〜盛夏、晩夏、初秋向きの
きものや帯も
揃っています。
名匠展はご来場ご予約不要です。
お電話いただきましたら
地下鉄東山線一社北口(1番出口)
までお迎えに参ります。
駐車場も完備しております。
皆さまのご来場をお待ちしております。
令和の初商い
令和元年の初商いは
女の子誕生のお祝い着でした。
女の子のお祝い着とは
生後33日(または31日)、
地元の氏神さまに
誕生のご報告をし、
祝詞とお祓いを授かる「お宮参り」
のお衣装です。
※お宮参りのお日取りは
赤ちゃんとママの体調や気候によって
かならずしも日にちぴったりでなくても大丈夫です。
また、このお祝い着は
3歳の宮参りにも使えます。
今日はお客様にお納めする準備の為、
豊橋市の「結納飾りの滝崎」さんに
水引をお願いしました。
掛け紙の表書きは
手書きの毛筆です。
いつ見てもほれぼれしてしまいます。
紅白の水引を手作業でかけていただき、
仕上げに
熨斗をつけます。
お嫁さんのご実家の
心尽くしのお祝いです。
印刷の熨斗紙ではなく
毎回このように
手仕事による水引をかけさせていただいております。
令和元年
最初のお納めは
ご両家の喜びが詰まったお衣装となり、
わたくしどもも
幸せな気持ちになりました。
美しいキモノ
美しいキモノ
今、名匠庵本社ショールームの
一階展示会場には
きものファンと、
きもの従事者のバイブル的季刊誌、
今年で創刊66周年を迎える
婦人画報社の「美しいキモノ」が
飾られています。
写真 左
平成2年(1990年)美しいキモノ夏号の別冊付録
「復刻版きもの談義」。
昭和28年(1953年)4月の創刊号から
4号(昭和29年3月)までの塩町末さんの読み物
「きもの談義」がまとめられています。
表紙は「美しいキモノ創刊号」。
モデルは女優の香川京子さん。
写真 右
昭和63年(1988年)、昭和最後の冬号。
重厚な加工が施された、華やかな振袖が
何ページにも渡り紹介されています。
写真 左
平成元年(1989)、平成最初の春号。
読み物は「きもので綴る昭和史」、
懐かしのマジョリカお召しの話題も。
重い加工の黒留袖や爪綴れの袋帯、
絵羽コートも多くのページを割いて紹介しています。
写真 右
平成31年(2019年)、平成最後の春号です。
30年の間にずいぶんページ数も減りました…。
黒留袖は紹介されておらず、
きれいな色合いにシンプルな柄の付け下げが
紙面を飾っています。
「平成時代」の終わりに。
ご来社くださったお客様と
新旧の「美しいキモノ」を読み返し、
きもの談義に花を咲かせています。
明日から「令和元年」。
なんでもネットで手に入るこの時代に
きもの製作者と
仕立て、加工職人と
お客さまを繋ぐパイプ役である
私どものありようと責任を
いま一度かみしめています。
平成の春
名匠庵から車で5分
平和公園の桜は
すっかり葉桜です。
こちらは寒かった3月29日の夕方
4月5日の早朝の様子は
今年はちょっと遅めの満開です。
そして今日4月15日の朝
散り残ったしだれ桜と葉桜を眺めながら
花びらの道を散歩してきました。
誰もいない朝の平和公園「桜の園」。
そよ風に桜の花びらと桜の香りが
ほんのり漂い…
平成最後の桜の道を独り占めしてきました。
空を見上げれば
葉桜の向こうに
青空と新緑。
もう初夏の気配です。
長襦袢の会
愛知県豊橋市の
ほの国百貨店7階特選きものサロンで
「長襦袢の会」と銘打ち
少々マニアックな会を開催いたしました。
礼装用の正絹白地長襦袢から
紬などにあわせるおしゃれ着用、
絞りをたっぷり使った振袖用の長襦袢、
単衣用、盛夏用、
洗える長襦袢、
仕立て上がりのプレタ長襦袢、
二部式長襦袢、
うそつき半襦袢などなど。
半衿も
麻の半衿や友禅染の夏半衿、
刺繍半衿をはじめ
縫わずにテープで貼り付ける半衿など。
衿芯は、
薄地のプラスチックやメッシュ、
広衿のスナップが止めやすい「くびれ」の
あるものなど。
長襦袢に関する商品を
使い方のコツとともに
ご紹介させていただきました。
今回の「長襦袢」をテーマにした催しに
大勢のお客様がご来店くださり
お手にとってそれぞれの風合いや使い勝手を
体験していただけました。
ひとくちに長襦袢と言いましても
季節やきものによって
取り合わせも様々ですので
お客様のご質問やお悩みにお答えしながら
最適な長襦袢をお選びいただけたと思います。
長襦袢は
名匠庵本社ショールームにて引き続き
ご覧いただけます。
メールにてご来社のご予約を
お受けしておりますので
まずはお問い合わせくださいませ。
東邦高校センバツ優勝!
あるんですね!
こんなドラマみたいなことが‼︎
平成元年に春のセンバツ全国制覇した
愛知県代表の東邦高校野球部が
30年後
平成最後のセンバツで
再び紫紺の優勝旗を手にしました!
対戦チームの千葉県代表習志野高校ともども
ノーミスの好ゲーム。
その2校とも応援団が
春のセンバツ応援優秀賞に選ばれ、
喜びも2倍ですね。
応援を盛り上げた
東邦高校吹奏楽部のパフォーマンスを
校庭で見学したことがあります。
躍動感あふれる演奏に
一瞬でファンになってしまいました。
ご近所の高校の生徒さんの快挙に
こちらまで嬉しい春になりました。
東邦高校近くの平和公園。
枝垂れ桜も満開間近です。
愛知東邦高校センバツ決勝戦へ!
今日は春の高校野球
センバツの
準決勝の日でした。
午後からの第2試合で
愛知県代表東邦高校が
兵庫県代表の明石商業と対戦し
見事決勝進出を決めました!
決めました!と言ったものの
商談等で試合をリアルタイムで観戦できず
今夜のスポーツニュースで
ダイジェストを放送してくれるのを
楽しみにしているところです。
東邦高校は
「平成最初のセンバツ」の
優勝校です。
30年の歳月をへて
「平成最期のセンバツ」に
決勝戦に進出というのは
ドラマのような展開ですね。
ここは東邦高校のすぐ近く
平和公園の階段です。
桜は満開間近の様子。
時々野球部のみなさんが
この階段でダッシュしているのを
名匠庵へ向かう途中で
お見かけしました。
監督はじめ選手のみなさんの
努力で掴んだ決勝戦。
明日はテレビの前で
応援したいと思います。
令和
菅官房長官が新しい元号を発表しました。
令和 (れいわ)
「大化」から数えて248番目の元号で
5月1日から施行されます。
発表の様子を名匠庵のテレビで
ドキドキしながら拝見しておりました。
出典は万葉集。
7世紀後半〜8世紀にかけて編纂された
20巻からなる日本最古の和歌集です。
その万葉集の中の
梅の歌三十二首の序文から
令と和の文字がとられたそうです。
国立国会図書館デジタルコレクションで
インターネット公開されている
慶長年間版の万葉集
萬葉集. 巻5-6
コマ番号15
請求記号WA7-47
からその序文を見ることができます。
奈良時代 天平二年正月十三日
(西暦730年2月8日)
福岡太宰府の帥(そち)大伴旅人の邸宅に集まって催された歌会「梅花の宴」。
時に初春(しょしゅん)令月(れいげつ)にして気淑(き よ)く風和(かぜやわら)ぎ
梅の枝には鏡の前の白粉のように清らかな花
蘭は珮(はい)後の香(こう)を薫(かおら)す
「令月」はよい月、おめでたい月
「淑」はしとやか、清らか
「珮」は 帯の飾り玉
…宴の様子を一生懸命想像しています。
「太宰府展示館」には梅花の宴を再現した博多人形が
展示されているそうですから
いつか訪れてみたいと思いました。
今まで万葉集をじっくり読む事は恥ずかしながら
ありませんでした。
徒然草の
ひとり灯火のもとに文をひろげて
見ぬ世の人を友とする
という一節をふと思い出し
久しぶりに読書の楽しみを思い出しました。
奈良時代の「珮」を身につけた装束を調べてみたり
古典に親しむよいきっかけの日になりました。