謹賀新年

年頭に際し 皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど宜しくおねがい申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚 明則
愛しのきもの
今年も
暑いの寒いの忙しいのと言いながら
一年が暮れようとしています。
先日の決算で、もうお腹いっぱい、、というぐらい
きものを広げ、触り、たたみましたが
やはりきものを触っている時が
一番落ち着き、
きものを挟んでお客様とあれこれお話できるひと時が
何より嬉しい瞬間です。
一年の終わりに
とっておきの訪問着を一枚ご紹介します。

訪問着:足立昌澄作 袋帯:本綴れ勝山作
良いきものと出会うと本当にワクワクします。
足立昌澄さんは日本工芸会正会員。
紅白の梅の花がきもの全体に描かれていて、
優しく楚々とした雰囲気を漂わせています。
足立先生のお花柄の作品をあまりお見かけしませんので
珍しい一品です。
このきもの、帯の取り合わせ一つで
30代、40代、50代、
着る女性を生き生きと引き立ててくれそうな
一枚です。
こうした工芸会の作家さんのきものをはじめ
京友禅、加賀友禅、東京友禅、
絞り、刺繍など様々なきものの中から
お客様に喜んでいただける取り合わせを
ご紹介させていただきたいと思います。
来年も
どうぞよろしくおねがいいたします。
納品日和
振袖のお届けの為、
豊橋市に来ています。

今日は先負。
争いごとを避け、
先を急がず、
午後からゆったりと行動すれば
大安と同じくらいの吉日と言えます。
お天気も素晴らしく良い日になり
ほっとしています。
毎年、年内のお届けは、
「お日柄」と「お天気」とのにらめっこです。
きちんと納期に間に合わせてくださる
仕立、加工の職先の皆様にも感謝しつつ
お客様のお手元へお届けさせていただきます。
では、
行ってまいります!
師走の京都
お客様からお預かりした
きものの染め替えの打ち合わせの為に
日帰りで京都に行ってきました。

こちらは世界遺産・二条城「東大手門」。
今年の春に67年ぶりの修理工事が完成し、
覆っていた白幕が取れたばかりです。
この日の京都はとっても良いお天気で
青空と漆黒の本瓦とのコントラストがきれいでした。
京都市内は観光客も車も少なめで
年迎えの準備が静かにすすめられている、、、
と、思いきや
別世界がありました。

所用があり久しぶりに清水寺参道に行きましたら
夕方でもこの賑わい。
老若男女、いろいろな方言、言語。
世界の民族衣装からきもの姿まで
もう本当に大勢の参拝客が
楽しそうに参道を歩いていました。
車窓から静と動、
さまざまな景色を眺めつつ
師走の京都を後にしました。
うかうか一年
京都の南座から八阪神社へ向かう四条通りに
仲源寺というお寺さんがあります。
「めやみ地蔵」が安置され、
目の病気に霊験あらたかなのだそうです。
(もともとは あめやみ→雨除けとの説もあるそう)
そのお寺さんの門前に長いこと貼られていたのが
「うかうか一年」。
今から20年以上前、
きものやさんになりたての頃
着付を習うために京都に通い、この道をずいぶん歩きました。
この標語を見るたびに
ハッとして、
そしてすぐに忘れ、、うかうか過ごしていたのでした。
すこし前に懐かしく思い前を通ってみましたが
今は貼られていないようですね。
年の瀬が迫るこの頃に
時々思い出すひとことです。
ところで今日は名匠庵の決算日。
在庫を二人一組で書き出します。

ただ今午前11時。
先は長いです。
けれどこの作業、
在庫の柄をあらためて見返したり
この柄はあのお客さまに似合いそうとか
あれこれ考えながら進めていきます。
これこそ「うかうか」できない大事なひとときです。
名匠庵は今日も元気に営業中です
この週末11日(土)、12日(日)は名匠庵本社にて
霜月名匠展開催中です。

年末年始、クリスマスのイベントや
初釜などにお召しいただけるきものを
ご紹介しております。
今日は朝一番、年明けに成人式を迎える
お孫さんのためにショールをお求めのお客様などが
ご来場くださっています。
振袖に合う、華やかな髪飾りや小物も
会場にご用意しておりますので
お探しの方は是非お越しください。

会場の全体写真に写っていたのは
坂井修さんが制作された訪問着

「春よ来い」という題がついています。
坂井修さんは
1943年京都生まれ
1961年に染織工芸作家で人間国宝の森口華弘氏に師事
1972年別家独立、自営されました。
1981年に日本伝統工芸展に初入選、
その後数々の賞を受賞されていらっしゃいます。
現在も日本伝統工芸会正会員、
京都府指定無形文化財(友禅)保持者として
作品を制作されておいでです。
この訪問着、
春の陽射しに誘われて
ポツポツと咲き始めた梅の花枝を、
大胆に配置された梅の幹をバックに
シンプルにデザインされた
明るい色調の訪問着です。
デザインの素晴らしさもさることながら
梅の花や幹、またその背景に
それぞれ糊の大きさや色味の違う
蒔糊技法が施されて、
とても手間のかかる仕事が見てとれる
ほんとうに良いきものです。
幹にほんのりのっている苔色に
この梅は古木なのかな、と思い
背景の白や薄グレーの蒔き糊に
春の雪を想像します。
坂井修さんの蒔糊の表現はどうぞ実物をお手にとって
ご覧いただきたいです。
もちろんご試着も可能です。
どうぞお出かけください。
※名匠展終了後もご覧いただけます。
その際にはご来社日のご予約をお願いいたします。
「国宝」展
昨日27日金曜日、京都へ行ってきました。
各取引先を廻り仕入やお支払い、
加工の打合せなどを全て済ませ
午後6時、京都国立博物館へ。

今、こちらでは
特別な展覧会、
京都国立博物館開館120周年記念
「国宝」展
が開催されています。
縄文時代から近世まで
「展示品の全てが国宝」という
まさに夢のような催しです。
通常、国立博物館は午後6時閉館なのですが
会期中の金曜日と土曜日は
午後8時まで(入館は閉館の30分前まで)
開館している事を知り
社長と営業部長とともに訪れ、
思い思いのペースで鑑賞しました。
この時間なら空いているだろうと思ったのですが
大変な、大変な混雑ぶりで
特に10月29日まで展示の「京都龍光院の曜変天目」
を見るための、とても長い行列ができていました。
染織では
聖徳太子の妻が亡き太子を偲び作らせた
日本の最古の刺繍と言われている「天寿国繍帳」は
あいにく22日までの展示で見ることができませんでしたが
奈良法隆寺の「四騎獅子狩文様錦」を見ることができました。
7世紀に中国(随〜唐時代)に伝わったこの文様は
今でも帯地や風呂敷などで親しまれています。
縄文から近世まで。
本来なら決して並べて鑑賞することなど
かなわない
本物の国宝の前に立ち、
イヤホンガイドの解説を聞きながら
不覚にも泣きそうになりました。

博物館の外では
遠くに見える京都タワーを
たくさんの方々が静かに眺めていました。
その場を立ち去りがたい、
そんな夜でした。
京都国立博物館開館120周年記念
2017・10・3(火)〜11・26(日)
京都国立博物館にて
4期に分けて国宝を一挙公開です。
神無月名匠展ご来場ありがとうございました。
週末は名匠庵本社で神無月名匠展を開催致しました。
黒留袖やお嫁入りの訪問着の下見、
振袖や趣味のきもののご用命などなど
たくさんのお客様にお越しいただき
賑やかな展示会となりました。
雨模様の中ご来場くださりありがとうございました。
今回、両日ともデパートの顧客様向けに
展示会にあわせてミニバスツアーも企画いたしました。

名匠展の後、知多半島半田の酢で味わう
寿司の名店 「すし処睦月」さんでご昼食、
ミツカン酢「MIZKAN MUSEUM」のご見学を
お楽しみいただきました。



知多半島半田市はミツカンミュージアムのほか
「国盛 酒の文化館」などもあり
ゆっくり楽しく散策できる街です。
お祭りでは「はんだ山車祭り」が有名ですね。
ご遠方から名匠庵にお越しの際には
せっかくですから
周辺の見どころもわかる範囲で
ご紹介させていただいております。
どうぞお尋ねくださいませ。
陸王
足袋のお話をもうひとつ。
少し前のことになりますが
愛知県豊橋市でテレビドラマのロケがありました。
TBS日曜夜9時日曜劇場の新シリーズ です。
「半沢直樹」や「下町ロケット」の枠ですね。
10月15日スタートの今回は
「陸王」。
足袋の一大産地、埼玉県行田市の老舗足袋会社が
物語のモデルとなっています。
原作は池井戸潤さん。
物語の主役、足袋会社4代目社長に役所広司さん。
年々足袋の需要が少なくなるなか、
資金難、開発力不足、素材探しなどに苦しみながら
会社の存続を賭けて新たなランニングシューズ開発に
挑戦します。
強大なライバル社との熾烈な争いなどの困難に
家族や仲間と共に伝統と情熱で一世一代の
大勝負に打って出る、、、!
、、、 その 重要な 、マラソン シーンのロケだったそうです。
ちょうどその日、近くで展示会をしておりまして、
役所広司さん、ジャージ姿の竹内涼真さんを
一瞬お見かけしまた。

こちらはロケ終わりのひとコマ。
普段静かな街中に久しぶりに黄色い歓声が響いてました。
きものやさんとしては、足袋会社が舞台の「陸王」、
とっても楽しみなドラマです。
ところ変わって、我が社の社長、
今日は10月14日、15日の名匠展に向け
庭の手入れに励んでいます。

足元は行田市きねや足袋株式会社の
「きねや無敵地下足袋」。
陸王のロケがきっかけで
きねやさんから個人的にお取り寄せしまた。
表地は藍染、裏地は水色。7枚こはぜの
なかなかオシャレな配色で、庭しごとのお供になっています。
行田市は木綿の産地で、
足袋や地下足袋製造が盛んな地域なのです。
足袋の産地はほかに徳島、岡山。
お誂えの足袋なら東京や京都などで専門店を
営む職人さんがいらっしゃます。
名匠庵では主に「福助」の足袋を扱っております。
今秋より「福助足袋の試し履き」をしていただけるようになりました。
詳しくは小物/和のインテリアのページをご覧ください。
2017年10月8日より、名匠庵にて足袋の試し履きができるようになりました。
詳細はこちら → 福助 足袋の試し履きについて
足袋の日
10月8日は「足袋の日」です。
1988年(昭和63年)、日本足袋工業会がこの日を足袋の日と制定しました。
10月は、これから七五三やお正月、成人の日など足袋を履き、きものを着る機会が増える始まりの月。
そして末広がりで縁起の良い8の日、
つまり10月8日を足袋の日と定めたのだそうです。
私どもも、お客様から足袋の選び方についてご相談を
受けることが増えてきています。
足袋は下着と同様に一度身につけたものは
返品が難しいお品です。
なのに試着もしていただけない、
というジレンマが常々ありました。
そこで、足袋メーカーの福助さんにお願いして
試し履き用の足袋を作っていただきました。

→ 福助 足袋の試し履きについて
ただ残念ながら名匠庵に足袋職人さんが常駐している
ということではございません。
何枚か試し履きしていただき、
私どもの経験上でのアドバイスをさせていただます。
又、お求めの際にはお取り寄せとなるサイズがございます。
あらかじめご了承ください。
男性、女性どなたでもお試しいただけます。
ご希望の方はご来社日をご予約の上お越しくださいませ。
※毎月の名匠展開催日のご来場はご予約不要です。
2017年10月8日より、名匠庵にて足袋の試し履きができるようになりました。
詳細はこちら → 福助 足袋の試し履きについて












