長月名匠展 ご来場ありがとうございました。
台風18号の動きを気にしながらの展示会となりましたが、
名古屋への最接近は17日夜半でしたので
お客様がいらっしゃる日中は、何とかお天気は
持ちこたえてくれました。
ご来場くださいましたお客様、
本当にありがとうございました。
「京友禅、加賀友禅、東京友禅」(三都友禅)を特集しましたが、
今回は東京友禅を見たいとおっしゃるお客様が多かったです。
こちらは東京友禅 今井 東(いまい あきら)作 訪問着
今井 東さんは
昭和33年、そして平成5年、
皇太子妃殿下の御婚礼意匠を制作するなど
皇室の御用命をお受けになる一方、
新人作家の育成にも尽力されました。
はっきりとした色合いの挿し色に、
本金の揉み箔を重ねるなど独特の作風のきものは
気品と格調に満ちています。
写真の訪問着は
細い細い絹糸で織られた艶やかな紋綸子生地に
町衆が活き活きと描かれています。
全体を広げると見事な絵巻を見るようで
眼福の一品です。
箔も刺繍も丁寧に施されていますので、ぜひ
お手に取ってご覧いただきたいと思います。
今井 東さんの作品は黒留袖もございます。
その他 東京友禅作家 星野 総次郎さん、
染の百趣 矢野の東京友禅作品など取扱っています。
もちろん京友禅、加賀友禅もご覧いただけます。
メールにてご来社ご予約の上お越しください。
宮古上布の島、後日談。
先日、9月14日、
宮古島からゆうパックが届きました。
荷主は宮古織物事業協同組合さん。
ちょうど13日に宮古島を通過した台風18号の暴風雨の様子を
テレビで見ていて心配していたところでしたので、
お電話が通じて、お話しできて安心しました。
先日宮古島を訪れた際、タクシーの運転手さんは
ここ2年ほど宮古島には台風が来ていなくて、
陸は緑が生い茂り、海は動かず珊瑚は元気がなく、
という状態が続いていたそうで
台風のうねりが海の底を洗ってくれたり、
大風が害虫を島の外に飛ばしてくれたりするけど
、、、、あんまり大きいのはこまるね。
と話していたことを思い出しました。
ところで荷物の中身は宮古上布の紺絣着尺。
数年前から名匠庵にある宮古上布の柄が、
とても大柄で珍しく、
製作に携わった方のことなどを知りたいと思い
組合に持参したものです。
そして柄を見るなり、
下地恵康(しもじけいこう)さんの工房の作では⁉︎とのこと。
下地恵康さんは昭和の図案名人といわれ、
大柄な図案を得意とし、
伝統工芸士として当時最高の技術者であり、
宮古上布保持団体の代表を務められたこともおありだそう。
持参した着尺の証紙から
国・県指定の伝統工芸品であるものの
現在の検査基準が定められる以前の作であり、
重要無形文化財とすることはできない、との事でした。
そう、ずいぶん前に織り上げられたものなのです。
その糸の、あまりの繊細さに惚れ込んで、
ある問屋さんから譲り受けた、
あまり見かけない印象的な大柄の宮古上布。
せっかくなので綺麗に整理していただき
台風が来る直前に送ってくださった というわけです。
東京での「沖縄の工芸展」を控え多忙な中
本当にありがとうございました。
他に、今回お世話になった
宮古織物協同組合専務理事の神里佐千子さんはじめ、
同じく専務理事の上原則子さん、
宮古上布染色作家の新里玲子さん、
お三方が製作された名古屋帯も一本づつ 名匠庵にございます。
(新里玲子さんは下地恵康さんの工房で修行されたそうです。)
どんな柄か、
ご興味をお持ちくださった方、ぜひ名匠庵へお越しください。
組合で購入した宮古上布についての資料なども
お手に取ってご覧いただけます。
名匠庵へのご来社ご予約、
お問い合わせはメールにてお願い致します。
重陽の節句
9月9日は五節句のひとつ「重陽」(ちょうよう)の節句です。
ちなみに五節句(五節供とも書きます)とは
1月7日 人日 七草の節句
3月3日 上巳 桃の節句
5月5日 端午 菖蒲の節句
7月7日 七夕 笹竹の節句
9日9日 重陽 菊の節句。
季節の変わり目、節目に
神様に食べ物などをお供えして
無病息災、厄災避け、豊作などを
祈る、中国から伝わった年中行事です。
中国では古来偶数を「陰」、奇数を「陽」と考え、
奇数(陽数)の1番大きい数である9が重なる9月9日を
重陽とし、節句のなかでもひときわ重要な節目の日と
しました。
9月9日は、旧暦では10月中〜下旬にあたります。
(今年は10月28日)。
菊の花が咲くころで、菊の節句と言われる所以です。
菊は香りよく、解毒作用から薬草としても用いられ、
邪気を払い不老長寿の象徴として重陽の節句を
彩ってきました。
陽の極まる祝いの日である反面
極まれば欠けていくことへのおそれを
菊の香気が祓ってくれるのでしょう。
名匠庵初代社長 大塚正男 画 「菊花」
9月では菊の花はまだ咲いていないので、
先代社長が描いた菊の絵を出してみました。
三本仕立ての大輪の菊を何枚も描く一方で
寄り添うように咲く二本の菊も好んで描きました。
先代の菊、玄関にしばらく飾りたいと思います。
宮古上布の島
8月の末、
宮古島に行ってきました。
今年6月17日から
セントレア中部国際空港から宮古島までの
ANA直行便が就航して、約2時間30分のフライトで
行くことができます。
数年前訪れたときには那覇での乗り換え時間含めて
4時間くらいかかっていました。
ただ、この宮古島直行便、期間限定のお試し就航とのこと。
たくさんの乗客の方に利用していただき、
ぜひ通年運航を実現していただきたいと願うばかりです。
ANAさん、 お願いします!
、、、それはさておき。
名匠庵の取扱い商品は大まかに分けて
約7割がフォーマル、
約3割が紬などの趣味性の高いきものや和装小物、
和のインテリアとなっています。
フォーマルきもののご相談を日々お受けする一方で
個人的に、どうしても心惹かれる、
その魅力をぜひ知ってほしいと願うきもの、
それが「宮古上布」です。
宮古織物事業共同組合を訪ね、
宮古上布について色々教えていただいてきました。
私は、25年呉服に携わっていますが、
製作の現場で見聞きしないとわからないことが多々あります。
お客様に、生産地である宮古島のこと、扱い方などなど
私のできるかぎりでお話しさせていただけるよう
勉強を続けていきたいと思います。
宮古織物事業共同組合 専務理事 神里 佐千子さんと
宮古島で宮古上布を着る。
してみたかった夢がひとつ叶いました。
組合のみなさまにお声をかけていただき、
お話しができて、うれしいひとときでした。
五山送り火
8月16日夜、京都の夏の風物詩「五山送り火」が行われました。
当日仕事抜きで京都を訪れ、送り火を鑑賞してきました。
午後8:00点火 如意ヶ嶽 「大文字」 ANAクラウンプラザホテル京都屋上より
午後8:00ちょうど、如意ヶ嶽に大文字が浮かび上がり、
その後、五分おきに
「妙・法」 松ヶ崎西山、東山
「船形」 西賀茂船山
「左大文字」大北山
「鳥居形」 曼荼羅山へと点火されていきます。
お盆にお迎えしたご先祖さまの霊は
この送り火の明かりを頼りに冥府へと帰っていくのだそうです。
五山の中で、ひときわ大きいのが西賀茂船山の「船形」。
このお船に乗り、最後に点火される「鳥居」を越えてお帰りになると
伝えられています。
誰が、いつから始めたのか。
謎の多いこの伝統行事、
最後の鳥居形の頃にはただただ静かに
消えていく送り火を見送ったのでした。
葉月名匠展ご来場ありがとうございました
名古屋は日中の気温が連日34度越えです。
そんな中、「名匠展」にお越し下さりありがとうございました。
5日(土)は豊橋のお客様をバスでご案内させていただき、
「名匠展」をお楽しみいただいたあと
名古屋市千種区の「蓬左茶寮」でご昼食、
その後「安城市歴史博物館」で浮世絵「広重」展を
ご見学いただくミニツアーを企画いたしました。
暑すぎて博物館の写真はこの一枚しか撮ってません。(同行スタッフ談)
お食事は、お料理も器もとても良かったと喜んでいただき、
皆様楽しくお過ごしいただけたようで安心しました。
承りましたおきものは丁寧にお仕立てさせていただきます。
どうぞ楽しみにお待ち下さい。
6日(日)には、名匠庵の初代営業部長、今頭鉦三さんのご友人が
お孫さんの振袖の小物合わせにご家族皆様でご来場くださいました。
今頭さんは先代大塚正男社長、当時の専務、大塚明則(現社長)、
2016年5月15日の名匠庵の日々でご紹介した宮田行久さんらと共に
名匠庵の仕入れ、催事を取り仕切っていた方です。
ずいぶん前に定年退職されたのですが、
きもののことなら今頭君のいた名匠庵でと、思い出して下さり
今回のご来場となりました。
大学の講義で忙しいお孫さんとなかなか揃ってお出かけ出来ないとのこと、
お帰りの際、ご家族皆様揃っての記念写真を撮影させていただきました。
名匠庵で小物合わせをした事がご家族様の良い思い出になりましたら幸いです。
次回 長月名匠展は9月16日(土)・17日(日)です。
ご予約不要ですので直接名匠庵へお越し下さい。
葉月 名匠展は8月5日(土)、6日(日)ですが、、、
葉月 名匠展は8月5日(土)、6日(日)ですが、、、
展示会の準備は整っています!
今日は、
5日、6日の両日にどうしても
予定があって来場できない、とのことで
早めにお越しくださったお客様がいらっしゃいます。
展示会以外でも、ご連絡下されば
おきものをご覧いただけます。
日中、納品などで不在の時もございますので
どうぞお問い合わせ下さい。
又、展示会開催中は
ご予約、ご連絡は不要ですので
名匠庵へ直接お越しください。
ところで
今月の名匠展は
京都市北区にある
和菓子舗 紫野源水さんの
「松の翠」でおもてなしいたします。
この「松の翠」
表面はさっくり、
中はほろっと口どけが良く、
良質な大納言小豆の風味がふわりと
口の中に広がる逸品です。
紫野源水さんは
笑顔の素敵な女将さんが迎えてくださる
個人的に大好きなお店です。
ぜひ今月の名匠展へお出かけ下さい。
早くも秋の気配?
支払いと仕入れの為、京都に来ています。
祇園祭りが終わったあとの平日とあって
人も車も少ない印象です。
今回も少しですが
東京友禅の訪問着や
本袋帯などを仕入れました。
帰りがけ、
大津サービスエリア PM18:40ごろ。
なんだか秋の空のよう。
山からはヒグラシの鳴き声が。
今年の立秋は8月7日。
日中の猛暑と夕方の秋の気配に
ギャップを感じつつ京都を後にしました。
庭師さん
毎年名匠庵の庭の管理をお願いしている
浅井園芸さん。
今年も庭木のお手入れに来てくださいました。
大将と奥様、息子さん、職人さんの4人で
猛暑の中作業してくださっています。
そして本日2日目。
スッキリ整った庭を見て、
社長と営業部長2人して
あ、散髪いこ
とつぶやいたのでした。
歌川広重
今年、平成29年。
浮世絵師の歌川広重は生誕220周年を迎えるそうです。
愛知県安城市安城町の「安城市歴史博物館」で
7月22日(土)〜9月3日(日)まで 特別展
「生誕220年 広重 雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく」
が開催されます。
8月5日の名匠展に、
豊橋市のお客様をバスでご案内して、
展示会、ご昼食、博物館見学でおもてなしする
ミニバスツアーを計画していまして、
博物館の下見のため安城に出掛けてきました。
※この日は7月22日の開催に向け準備中でした
同じ愛知県内ですが安城市を訪れる機会はあまりなく
歴史博物館は初めて訪れました。
こちらは、松平氏四代50年の居城跡を整備した
安祥城址公園「安祥文化のさと」の中にあります。
安城の歴史を大切にしていること、
地元の歴史を現代、後世に伝えたいという思いが
博物館受付担当の方のお話しぶりから伝わってきました。
ところで歌川広重は「雨の画家」ともいわれています。
「雨の庄野」「雪の蒲原」など雨や雪が
印象的な作品が数多く残っています。
今回、保永堂版「東海道五拾三次之内」全揃や
全国の名所絵など154点が会期中、
前・後期に分けて展示されるそうで、
特に作中の雨、雪、夜に注目した構成となっているそうです。
広重の風景版画の中の登場人物の感情に想いをはせつつ
版画の中の様々な仕掛けを読み解くことが出来そうですね。
また、名匠展バスツアー当日の8月5日は
「安城七夕まつり」も開催されています。
風にそよぐ七夕飾りを
バスの車窓からお楽しみいただけるかなと思います。
さて、広重にちなみ
染なごや帯をご紹介します。
歌川広重 東海道五十三次之内 四日市 より
一珍染 なごや帯 参考上代248,000円(税別)(帯芯、仕立代別)
東海道四日市宿近く、
三重川(三滝川)辺りの風景を描いた
広重の「四日市」をイメージした染め帯です。
他に「箱根」「京都」など数種類あります。
染帯を実際にご覧いただけますので
どうぞメールにてご予約の上ご来社ください。