[七五三、単衣の着物はルール違反?] 快適な着こなしのヒント②
大切なのは、お子様の「最高の笑顔」
先日の「きものの着こなし術」で七五三詣りのお母様、お祖母様のお着物について
11月でも高温の日はありますが、袷の着物に単衣の長襦袢を合わせ、肌着も夏向きの素材で、少しでも快適に、とお伝えしました。
そして主役であるお子様の七歳五歳三歳のお詣りのお着物も袷仕立て(冬物)です。
10月〜11月の気候が年々高温の日が増えている中、お着物が苦しくて機嫌を損ねてしまったり、汗をかいて体調を崩してしまっては、せっかくの晴れの日が台無しです。
お子様が快適に参拝できるよう、特選きもの名匠庵のひと工夫をご紹介します。
名匠庵が提案する「快適な七五三」の工夫
お着物の仕立てや、肌着の工夫で「暑さ対策」は可能です。
私共では、お子様の負担を最小限に抑えるため、以下のようなご提案をしております。
・長襦袢を丸ごと着せるのではなく、袖だけを着物に縫い付ける。

お祖母様の黒留袖を7歳きものに仕立て替えました
・襦袢の身頃は刺繍衿を付けた肌着で代用し、身軽に。

これらにより、見た目は本格的なお祝い着でありながら、お子様は驚くほど軽やかにお参りを楽しめます。
「苦しくない」が、最高の思い出を作る
私たちが何よりも大切にしているのは、お子様の体調管理です。どんなに素晴らしい着物でも、着付けが苦しくて機嫌を損ねてしまっては、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいます。
以前、当ブログの『「大丈夫、くるしくないよ」3歳女の子の着物、可愛く工夫しました。』という記事でもご紹介した通り、お子様の着付けにおいて最も重要なのは「身体への負担をいかに減らすか」です。
具体的には、以下の工夫で劇的に楽になります。
- 紐の数を減らす: 背中に紐を何度も回すと圧迫感を感じます。前で結べる工夫や、縫い揚げで締め付けを最小限に仕立てた一例です。胸紐も三尺帯も不要です。半衿を縫いつけた肌着を長襦袢の代わりに。長襦袢の袖も肌着に縫いつけています。


- 襦袢の簡略化: 肌着に可愛い刺繍衿を縫い付け、襦袢袖を肌着か着物に縫い付ける手法なら、重みも軽減されます。

市販の7歳用ワンピース肌着

半衿を縫いつけ、身長に合わせ裾上げ。長襦袢の代用です。
- こまめな休憩と水分補給: 着付けが終わった後も、移動中の車内や神社では、こまめに被布や男児羽織を脱がせたり、喉を潤したりして、熱をこもらせない配慮を。
これらは、名匠庵が長年培ってきた「小さなお客様」のための着付けの知恵です。
ご家族の最高の笑顔のために、お客様の状況にあわせたご提案をさせていただきます。
お問い合わせフォームよりご来店ご希望日、ご相談内容をお知らせください。















