平成の春
名匠庵から車で5分
平和公園の桜は
すっかり葉桜です。
こちらは寒かった3月29日の夕方
4月5日の早朝の様子は
今年はちょっと遅めの満開です。
そして今日4月15日の朝
散り残ったしだれ桜と葉桜を眺めながら
花びらの道を散歩してきました。
誰もいない朝の平和公園「桜の園」。
そよ風に桜の花びらと桜の香りが
ほんのり漂い…
平成最後の桜の道を独り占めしてきました。
空を見上げれば
葉桜の向こうに
青空と新緑。
もう初夏の気配です。
長襦袢の会
愛知県豊橋市の
ほの国百貨店7階特選きものサロンで
「長襦袢の会」と銘打ち
少々マニアックな会を開催いたしました。
礼装用の正絹白地長襦袢から
紬などにあわせるおしゃれ着用、
絞りをたっぷり使った振袖用の長襦袢、
単衣用、盛夏用、
洗える長襦袢、
仕立て上がりのプレタ長襦袢、
二部式長襦袢、
うそつき半襦袢などなど。
半衿も
麻の半衿や友禅染の夏半衿、
刺繍半衿をはじめ
縫わずにテープで貼り付ける半衿など。
衿芯は、
薄地のプラスチックやメッシュ、
広衿のスナップが止めやすい「くびれ」の
あるものなど。
長襦袢に関する商品を
使い方のコツとともに
ご紹介させていただきました。
今回の「長襦袢」をテーマにした催しに
大勢のお客様がご来店くださり
お手にとってそれぞれの風合いや使い勝手を
体験していただけました。
ひとくちに長襦袢と言いましても
季節やきものによって
取り合わせも様々ですので
お客様のご質問やお悩みにお答えしながら
最適な長襦袢をお選びいただけたと思います。
長襦袢は
名匠庵本社ショールームにて引き続き
ご覧いただけます。
メールにてご来社のご予約を
お受けしておりますので
まずはお問い合わせくださいませ。
東邦高校センバツ優勝!
あるんですね!
こんなドラマみたいなことが‼︎
平成元年に春のセンバツ全国制覇した
愛知県代表の東邦高校野球部が
30年後
平成最後のセンバツで
再び紫紺の優勝旗を手にしました!
対戦チームの千葉県代表習志野高校ともども
ノーミスの好ゲーム。
その2校とも応援団が
春のセンバツ応援優秀賞に選ばれ、
喜びも2倍ですね。
応援を盛り上げた
東邦高校吹奏楽部のパフォーマンスを
校庭で見学したことがあります。
躍動感あふれる演奏に
一瞬でファンになってしまいました。
ご近所の高校の生徒さんの快挙に
こちらまで嬉しい春になりました。
東邦高校近くの平和公園。
枝垂れ桜も満開間近です。
愛知東邦高校センバツ決勝戦へ!
今日は春の高校野球
センバツの
準決勝の日でした。
午後からの第2試合で
愛知県代表東邦高校が
兵庫県代表の明石商業と対戦し
見事決勝進出を決めました!
決めました!と言ったものの
商談等で試合をリアルタイムで観戦できず
今夜のスポーツニュースで
ダイジェストを放送してくれるのを
楽しみにしているところです。
東邦高校は
「平成最初のセンバツ」の
優勝校です。
30年の歳月をへて
「平成最期のセンバツ」に
決勝戦に進出というのは
ドラマのような展開ですね。
ここは東邦高校のすぐ近く
平和公園の階段です。
桜は満開間近の様子。
時々野球部のみなさんが
この階段でダッシュしているのを
名匠庵へ向かう途中で
お見かけしました。
監督はじめ選手のみなさんの
努力で掴んだ決勝戦。
明日はテレビの前で
応援したいと思います。
令和
菅官房長官が新しい元号を発表しました。
令和 (れいわ)
「大化」から数えて248番目の元号で
5月1日から施行されます。
発表の様子を名匠庵のテレビで
ドキドキしながら拝見しておりました。
出典は万葉集。
7世紀後半〜8世紀にかけて編纂された
20巻からなる日本最古の和歌集です。
その万葉集の中の
梅の歌三十二首の序文から
令と和の文字がとられたそうです。
国立国会図書館デジタルコレクションで
インターネット公開されている
慶長年間版の万葉集
萬葉集. 巻5-6
コマ番号15
請求記号WA7-47
からその序文を見ることができます。
奈良時代 天平二年正月十三日
(西暦730年2月8日)
福岡太宰府の帥(そち)大伴旅人の邸宅に集まって催された歌会「梅花の宴」。
時に初春(しょしゅん)令月(れいげつ)にして気淑(き よ)く風和(かぜやわら)ぎ
梅の枝には鏡の前の白粉のように清らかな花
蘭は珮(はい)後の香(こう)を薫(かおら)す
「令月」はよい月、おめでたい月
「淑」はしとやか、清らか
「珮」は 帯の飾り玉
…宴の様子を一生懸命想像しています。
「太宰府展示館」には梅花の宴を再現した博多人形が
展示されているそうですから
いつか訪れてみたいと思いました。
今まで万葉集をじっくり読む事は恥ずかしながら
ありませんでした。
徒然草の
ひとり灯火のもとに文をひろげて
見ぬ世の人を友とする
という一節をふと思い出し
久しぶりに読書の楽しみを思い出しました。
奈良時代の「珮」を身につけた装束を調べてみたり
古典に親しむよいきっかけの日になりました。
きものと五十肩と
私ごとで恐縮ですが
昨年の2月ごろから
左肩が痛く、
今でも左腕が後ろに回せない状態が続いています。
あまりの痛さに耐えかねて
病院に行きましたら
いわゆる五十肩ですよとのこと。
渡された五十肩体操のコピー片手に
できる範囲で(ほぼ無理ですが)
肩周りのストレッチをしています。
人によっては2年くらい続くそうですね…
先が思いやられます。
さて、
きものやさんとしては
こんな時にもどうやってきものを着るか。
チャレンジと痛みによる悶絶の日々を送っています。
箪笥からきものを取り出すことからはじまり、
腰紐や帯、前板を背中に回したり
帯枕を後ろ手で持ち上げたりと
その度に激痛が走り
きものの自装にこれほど
肩が重要だったかと
今更ながら気付かされたのでした。
そんな日々の中
今まであまりしたことがなかったのですが
手持ちの帯を何本か
「二部式」に仕立て替えしました。
二部式と言いましても
仕立て方は様々です。
帯を切って作るもの、
切らずに作るもの、
お太鼓のかたちができあがっているもの、
自分でお太鼓を作るもの、
金具がついたもの、
金具のないもの、
胴まわりを二巻するもの、
一巻きで、二巻きしたように見えるものなど…
実験用に
いろいろなパターンの二部式を作ってみました。
せっかくなので先日、催しで
「二部式帯体験会」を開催したところ
今までにない大きな反響があり、
皆さま帯結びに苦労されていたんだと
改めて考えさせられました。
図案から製織まで
手間をかけて
緻密に織られた帯地を裁つよう
仕立て屋さんに指示するのは
いろいろ思うところはあります。
一方で
肩が痛くても
朝、急いでいても、
帯結びが苦手でも、
どなたでも自信を持って
きものでお出掛けできるように
という思いもあります。
お客さまと
よく相談して
最善の方法を
決めたいと思っています。
帯百選
愛知県豊橋市の
ほの国百貨店特選きものサロンにて
「帯百選展」を開催中です。
普段はきものと帯とをコーディネートして
店頭に飾っていますが
期間中は「帯のみ」の展示です。
帯の機屋さん別、
技法別に展示しておりまして、
ご自分のお好みや
目的に合わせて
わかりやすくごらんいただける
構成となっております。
(自画自賛ですね。すみません)
何十年もこちらの売場を担当しておりますが
「帯だけ」の展示は初めてのことで
新鮮な感じです。
帯にまつわる
和装小物もあれこれ揃います。
「帯百選展」では
二部式帯の着付け体験会と
二部式帯の仕立て受注会も行っております。
お近にお住まいのお客さまは
どうぞお立ち寄りくださいませ。
帯百選展 平成31年3月17日(日)まで開催
ほの国百貨店 7階特選きものサロン
愛知県豊橋市駅前大通り2丁目10番地
0532-55-1240
開店時間10:00〜18:30
忙中閑あり
社長は急遽京都へ
営業部長は豊橋へ
私はひとり名匠庵でお帳面仕事をしています。
名古屋は久しぶりに雨。
名匠庵の日々に登場している
庭のさくらんぼの蕾がもう開きそうです。
今年は早い開花の気配です。
ところで
先程から庭からものすごく視線を感じます。
雨宿り中の鳥がこちらを見ています。
出てきました。
なんていう鳥でしょう??
時間差でよく似た別の鳥が。
飛んできたヒヨドリを睨んでいます。
先日、
日本野鳥の会が無料配布している
「おさんぽ鳥図鑑」を入手しまして
たまに庭の野鳥を観察していますが…
この2羽、ちょっと何という鳥か
見分けがつきません。
上空をかすめる
県営名古屋空港行きの
着陸間際の飛行機の音を聞き
どこかへ行ってしまいました。
雨の日の
ほんのひと時、
ペンとカメラと持ちかえつつ
鳥に遊んでもらいました。
決して一日中眺めてたわけでは…あり、ません。
【名匠展】3月の催し「弥生 名匠展」3月23日(土)・24日(日) – 付け下げきもの名品会 –
名匠展2019年3月の催しのご案内
と き : 平成31年3月23日(土)・24日(日) 10時〜17時
ところ : 特選きもの「名匠庵」(名古屋市名東区平和が丘4丁目299 → MAP)
「付け下げきもの名品会」
お茶会、観劇、お宮参り、七五三参列など
幅広い用途に役立つ「付け下げきもの」を
展示販売いたします。
〈おしなぶれ〉
□ きもの・帯各種
振袖 黒留袖 色留袖 訪問着 付下げ 小紋 袋帯 名古屋帯
全国産地紬 長襦袢 レースコート 喪服類 和装小物 和のインテリア など
□ きもの・帯類等お仕立て加工承り
お手持ちのきもの地、帯地、コート地等の加工、お仕立てを承ります。クリーニング、ご寸法直し等も承ります。どうぞご持参ください。
〈草履鼻緒すげ職人来場〉
お手持ちの草履、下駄お持ちください。
草履修理、鼻緒すげ替えなどご相談お受けいたします。
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特別企画
「福助足袋 試し履き体験」
足に合う足袋のサイズが見つかります。
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※「名匠展」はご来場ご予約不要ですが、あらかじめご覧になりたいものなどがございましたらメールかお電話にてお知らせいただけましたら幸いです。
<お問い合わせ先>
名匠庵 本社ショールーム
〒465-0097 名古屋市名東区平和が丘4丁目299
TEL. 052-772-4682
FAX. 052-776-5800
地下鉄東山線 一社駅から徒歩7分
一社駅(北口)からご連絡くだされば、お車にてお迎えにあがります。お気軽にお問い合わせください。
駐車場 10台有
皆様のお越しをお待ちしております。
鬼祭り後日談
2月12日の「名匠庵の日々」でご紹介した
豊橋市伝統の奇祭「鬼祭り」。
私どもがいつも熨斗紙などをお願いしている
「祝飾りの滝崎」さんは
鬼祭りの軒花(のきばな)の製作などで
鬼祭りに縁が深いというお話も
ご紹介させていただきました。
先日、その滝崎さんに
女の子のお宮参りのお祝い着の納品のため、
包装と水引をお願いしまして、
このように
お祝い飾りを施していただきました。
ちなみに男の子のお祝い着の場合には
赤色ではなく深い緑色の掛け紙に
紅白の水引を使います。
その際、滝崎の社長さんと
鬼祭りの軒花(のきばな)の話になり
祭り当日の写真があるから
皆さまにもぜひお見せしてと
言ってくださったので
こちらでご紹介させていただきますね。
豊橋鬼祭り 豊橋市呉服町 軒花で飾られた会所
軒花は、鬼祭りに関係している家の軒下や
玄関に飾られ、祭りを彩ります。
地域によってその形も様々。
2月11日 祭り当日の安久美神戸神明社
天狗に懲らしめられ改心した鬼が
若衆と共に境内を出て
罪滅ぼしにと
厄除けの白い粉とたんきり飴をまきながら
町内を駆け巡ります。
走る 走る。たいへんです。
鬼が通った後は粉まみれ。
愛知県警豊橋警察署前の道もこのとおり。
以上、祭り写真は
「祝い飾滝崎」社長、滝崎裕司さんからの提供です。
豊橋の春は鬼祭りから。
皆さまもぜひ来春、厄除けに
お出かけください。