大阪日本民芸館 「自然布 -草木で織りなす- 展」
自然布とは、
植物の繊維を用いて織りなされる布のことである
〜大阪民芸館 解説文より〜
今年3月2日から7月15日まで
大阪の万博記念公園内にある
大阪日本民芸館で開催されている
「自然布 草木で織りなす」展。
先日、やっと念願叶いギリギリセーフで
行くことができました。
新大阪から御堂筋線で千里中央駅へ。
そこから大阪モノレールで万博記念公園駅下車。
公園駅からの眺めです。太陽の塔まで歩いて20分ほど。
太陽の塔を横目にさらに5分ほど公園を歩きますと
念願の大阪日本民芸館に到着です。
館内は撮影禁止ですので画像はございません。
全国の民芸館所蔵の
苧麻(からむし)や大麻の皮と糸、
ぜんまいの冠毛やぜんまいの糸、
楮(こうぞ)や藤、葛の糸など、
材料となる草木の展示をはじめ
その草木の「糸」から編んだり、織られて
「布」となったきものや帯などが約70点、
展示室に程よい間隔で展示されていました。
「草」や「木」の繊維を
「糸」にして、それを「布」にするということは
樹木を伐ったり皮を剥いだり、
大釜の湯を扱うなど相当な力仕事であり、
かなりの手間を要することです。
それぞれの植物ごとの風合いの違い、
より快適に、肌触り良く、
との工夫がこもった
麻や芭蕉のきものたちを
ただただ静かに
一点一点拝見してきました。
ちなみに
展示品には詳しい解説などは添えられず、
品名や作者、所蔵先のみが
小さな黒地の紙に朱の文字で記されているのみです。
これこそが日本民芸館の
「人間が本来持っている
美を感受する本能的な「直観力」で
知識や先入観に惑わされず
囚われのない自由な心と眼で感じ取り
目の前のものを深く味わってほしい」との
思いのこもった展示方法なのだということを
初代館長柳宗悦さんのメッセージボードで知りました。
来場者向けのわかりやすい出品解説資料は
別途用意されていますので
そちらはあとでゆっくり読むとして、
まずは対象物を眼で観ることの大切さを
あらためて学んだ1日でした。
追記
太陽の塔の内部見学も予約して見学してきました。
当時まだ幼く、万博に行けなかったので
50年の歳月をへて、
しかも中に入ることができて大感激でした。
生命という素朴でストレートな展示テーマと
不思議な迫力に圧倒されてしまい
クラクラしながら帰途についたのでした。
1年前の今日
1年前の今日
2018年6月30日は
丸栄百貨店の店舗営業最後の日でした。
最終日の丸栄百貨店の様子
1年後の様子は
2019年6月27日撮影 今は解体作業が日々進んでいるようです。
株式会社丸栄は、店舗営業は終了しましたが
外商部は存続しております。
この1年の間にも
外商さんを通じてお得意様の
おきもののお手入れやご相談、
新たなお誂えを数多く承りました。
また、
店頭でお買い求めいただいていたお客様からも
わたくしども特選きもの名匠庵に
その後のご相談を直接多数頂戴しております。
名古屋市名東区にございます
「特選きもの名匠庵」では
新たなお誂えのほか
お手入れ、草履の修理、
お仕立て替え、小物コーディネートなど
呉服全般のご相談をお受けしております。
お手入れやお仕立て替え、小物コーディネートは
どちらの百貨店、呉服屋さんでお買い求めになった
おきものでも承っております。
お見積もりなどをきちんといたしますので
どうぞご遠慮なく、安心してお持ち込みくださいませ。
※少人数で運営しております為
ご来社の際はご予約をお願いしております。
メール又はお電話でお知らせ下さい。
※7月20日(土)、21日(日) 両日は
ご予約不要の「名匠展」を開催いたします。
詳しくは催事のお知らせをご覧ください。
季節感か、気温か、。
6月13日の「名匠庵の日々」でもご紹介しましたが
豊橋市民球場近くのフローラルビレッジ1階
「ギャラリーサロンヒュッゲ」にて
ミニミニ催事を開催しました。
いつもご愛顧くださっている
お客さまをはじめ、
2階の「スタジオプルメリア」での
フラのレッスン帰りに生徒さんが
立ち寄ってくださるなど
たくさんのお客さまにご来場いただき
賑やかな催しとなりました。
ご来場くださったみなさま
本当にありがとうございました。
今回、梅雨の最中の催しでしたが
雨がまったく降らないのに
湿度が高いという天候で、
お客さまと話題になったのが
「きものを着るのに優先すべきは
季節感か、気温か」
というテーマ。
6月は単衣のきもの、という季節の決まり事の一方で
30度を超える気温の日に、うすもののきものは早いのか。
きものやさんとしては
うすものは7月から、
肌着などで涼しい工夫を、
などと言いつつ
透け感の少ない夏のきものを
お持ちのかたには
これなら6月でも良さそうと
お伝えすることもあります。
約束事が優先する場面はそれにしたがいつつ、
気温に合わせて、着たいものを自由に着て快適に過ごす。
そんな考えかたが
徐々に受け入れられつつある猛暑の日々です。
【名匠展】7月の催し「文月 名匠展」7月20日 (土)・21日(日) – 夏の帯祭り –
名匠展2019年7月の催しのご案内
と き : 令和元年7月20日 (土)・21日(日) 10時〜17時
ところ : 特選きもの「名匠庵」(名古屋市名東区平和が丘4丁目299 → MAP)
「夏の帯祭り」
宮古上布、芭蕉布ほか自然布帯
絽綴袋帯、絽綴なごや帯
絽の染め帯
夏きものにあわせる
夏帯を特集します。
夏の和装小物もご覧いただけます。
〈おしなぶれ〉
□ きもの・帯各種
振袖 黒留袖 色留袖 訪問着 付下げ 小紋 袋帯 名古屋帯
全国産地紬 長襦袢 レースコート 喪服類 和装小物 和のインテリア など
□ きもの相談会
きもの・帯類等お仕立て加工承り
お手持ちのきもの地、帯地、コート地等の加工、お仕立てを承ります。クリーニング、ご寸法直し等も承ります。どうぞご持参ください。
〈草履鼻緒すげ職人来場〉
お手持ちの草履、下駄お持ちください。
草履修理、鼻緒すげ替えなどご相談お受けいたします。
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特別企画
「二部式帯着装体験会」
さまざまな種類の二部式帯の
締め心地を体験していただけます。
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※お手持ちの帯を二部式にお仕立て替えいたします。
※「名匠展」はご来場ご予約不要ですが、あらかじめご覧になりたいものなどがございましたらメールかお電話にてお知らせいただけましたら幸いです。
<お問い合わせ先>
名匠庵 本社ショールーム
〒465-0097 名古屋市名東区平和が丘4丁目299
TEL. 052-772-4682
FAX. 052-776-5800
地下鉄東山線 一社駅から徒歩7分
一社駅(北口)からご連絡くだされば、お車にてお迎えにあがります。お気軽にお問い合わせください。
駐車場 10台有
皆様のお越しをお待ちしております。
お茶席と、ちょっとお茶でも、、の きもの展
今月6月20日(木)〜23日(日)まで
愛知県豊橋市の
「ギャラリーサロン ヒュッゲ」で
ミニミニ催事をさせていただきます。
お題は
「お茶席と、ちょっとお茶でも、、のきもの展」。
今日はその打ち合わせのため
ギャラリーサロン ヒュッゲにおじゃましています。
フローラルビレッジ
ギャラリーサロン ヒュッゲ
フローラルビレッジは
「いくつになっても若く美しくありたい、
綺麗で可愛いものに心をときめかせ、
おいしいものに目がない!」
そんな大人の女性の「大好き」をいっぱい
詰め込んだ場所です。
カフェ、ケーキ屋さん、
音響映像設備が整った広いスタジオスペース、
そして今回展示会をさせていただく
「ギャラリーサロン ヒュッゲ」と
常に訪れる人が絶えない
情報発信の場になっています。
今回、
「お茶席用の色無地や付け下げと、
ちょっとカフェや美術館でお茶でも、、
というお出かけの時に着ていただきたいきもの」
をテーマに、
明るくナチュラルな雰囲気のこの空間に
どうやって展示しようか
あれこれ作戦会議をしてきました。
和装のクラッチバックや普段使いのバック、
シンプルで形の良い草履も展示予定です。
お近くにお住まいの方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
そろそろ夏きもののお支度を。
名匠庵本社にて
皐月名匠展「きもの夏支度」展を開催中です。
制服などは別として
衣替えを6月1日ぴったりに
という考え方が当てはまらない気候の
今日この頃です。
夏の肌着類をはじめ
麻の足袋(ご注文頂き後日お渡し)
もちろん
単衣〜盛夏、晩夏、初秋向きの
きものや帯も
揃っています。
名匠展はご来場ご予約不要です。
お電話いただきましたら
地下鉄東山線一社北口(1番出口)
までお迎えに参ります。
駐車場も完備しております。
皆さまのご来場をお待ちしております。
夏の半衿の話
そろそ夏のきもの支度を
はじめたい時期ですね。
夏のコーディネートを考える上で
欠かせない「半衿」をいくつか
ご紹介します。
写真右 小千谷麻 楊柳半衿5,000円(税別)
写真中央 ポリエステル製 楊柳半衿700円(税別)
写真左 丹後与謝野 麻絽半衿4,600円(税別)
楊柳(ようりゅう)半衿は、
その名の通り
生地の「たてしぼ」がまるで柳の枝のようです。
横糸に強いヨリがかけられていますので
正絹の楊柳半衿をご自宅で洗うと縮んでしまう上に
保管中に黄変しやすいので
肌触りの良さは抜群ですが、
取り扱いが難しいのが難点でした。
最近では
あえてポリエステル製の楊柳半衿を
お客様にご紹介させていただいております。
こちらはご自宅でお洗濯しても縮みませんし
黄変の心配もありません。
「正絹」、「ポリエステル」とも 「楊柳半衿」は
6月1日〜30日 たれものの単衣きものを
着る時にお使いください。
「小千谷 麻の楊柳半衿」は
6月1日〜30日 紬の単衣きものにお合わせください。
※麻の楊柳半衿は洗濯時の縮みは心配ありません。
「与謝野 麻の絽半衿」は
6月、紬の単衣きものになつおびを合わせる時から〜
7月、8月の夏紬、
9月の中頃まで紬単衣に夏帯を合わせて着るときに。
…ややこしいのでまとめます。
「紬のきものに夏帯を合わせたら麻の絽の半衿」。
「紬のきものに夏帯を合わせて着るとき」に最適です。
単衣の季節からから盛夏まで
季節ときものの素材で半衿の種類が変わります。
5月18日(土)19日(日)に開催の
夏のきもの、夏の和装小物をご紹介し、
コーディネートのご相談もお受けします。
ご来場のご予約は不要です。
直接 名匠庵 までお越しくださいませ。
令和の初商い
令和元年の初商いは
女の子誕生のお祝い着でした。
女の子のお祝い着とは
生後33日(または31日)、
地元の氏神さまに
誕生のご報告をし、
祝詞とお祓いを授かる「お宮参り」
のお衣装です。
※お宮参りのお日取りは
赤ちゃんとママの体調や気候によって
かならずしも日にちぴったりでなくても大丈夫です。
また、このお祝い着は
3歳の宮参りにも使えます。
今日はお客様にお納めする準備の為、
豊橋市の「結納飾りの滝崎」さんに
水引をお願いしました。
掛け紙の表書きは
手書きの毛筆です。
いつ見てもほれぼれしてしまいます。
紅白の水引を手作業でかけていただき、
仕上げに
熨斗をつけます。
お嫁さんのご実家の
心尽くしのお祝いです。
印刷の熨斗紙ではなく
毎回このように
手仕事による水引をかけさせていただいております。
令和元年
最初のお納めは
ご両家の喜びが詰まったお衣装となり、
わたくしどもも
幸せな気持ちになりました。
美しいキモノ
美しいキモノ
今、名匠庵本社ショールームの
一階展示会場には
きものファンと、
きもの従事者のバイブル的季刊誌、
今年で創刊66周年を迎える
婦人画報社の「美しいキモノ」が
飾られています。
写真 左
平成2年(1990年)美しいキモノ夏号の別冊付録
「復刻版きもの談義」。
昭和28年(1953年)4月の創刊号から
4号(昭和29年3月)までの塩町末さんの読み物
「きもの談義」がまとめられています。
表紙は「美しいキモノ創刊号」。
モデルは女優の香川京子さん。
写真 右
昭和63年(1988年)、昭和最後の冬号。
重厚な加工が施された、華やかな振袖が
何ページにも渡り紹介されています。
写真 左
平成元年(1989)、平成最初の春号。
読み物は「きもので綴る昭和史」、
懐かしのマジョリカお召しの話題も。
重い加工の黒留袖や爪綴れの袋帯、
絵羽コートも多くのページを割いて紹介しています。
写真 右
平成31年(2019年)、平成最後の春号です。
30年の間にずいぶんページ数も減りました…。
黒留袖は紹介されておらず、
きれいな色合いにシンプルな柄の付け下げが
紙面を飾っています。
「平成時代」の終わりに。
ご来社くださったお客様と
新旧の「美しいキモノ」を読み返し、
きもの談義に花を咲かせています。
明日から「令和元年」。
なんでもネットで手に入るこの時代に
きもの製作者と
仕立て、加工職人と
お客さまを繋ぐパイプ役である
私どものありようと責任を
いま一度かみしめています。
【名匠展】5月の催し「皐月 名匠展」5月18日 (土)・19日(日) – きもの夏支度 –
名匠展2019年5月の催しのご案内
と き : 令和元年5月18日 (土)・19日(日) 10時〜17時
ところ : 特選きもの「名匠庵」(名古屋市名東区平和が丘4丁目299 → MAP)
「きもの夏支度」
5月中旬から9月末まで
初夏から秋へ
気候とTPOに合わせた
季節の着こなしをご紹介します。
夏の和装小物もご覧いただけます。
〈おしなぶれ〉
□ きもの・帯各種
振袖 黒留袖 色留袖 訪問着 付下げ 小紋 袋帯 名古屋帯
全国産地紬 長襦袢 レースコート 喪服類 和装小物 和のインテリア など
□ きもの相談会
きもの・帯類等お仕立て加工承り
お手持ちのきもの地、帯地、コート地等の加工、お仕立てを承ります。クリーニング、ご寸法直し等も承ります。どうぞご持参ください。
〈草履鼻緒すげ職人来場〉
お手持ちの草履、下駄お持ちください。
草履修理、鼻緒すげ替えなどご相談お受けいたします。
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特別企画
「福助足袋 試し履き体験」
足に合う足袋のサイズが見つかります。
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※「名匠展」はご来場ご予約不要ですが、あらかじめご覧になりたいものなどがございましたらメールかお電話にてお知らせいただけましたら幸いです。
<お問い合わせ先>
名匠庵 本社ショールーム
〒465-0097 名古屋市名東区平和が丘4丁目299
TEL. 052-772-4682
FAX. 052-776-5800
地下鉄東山線 一社駅から徒歩7分
一社駅(北口)からご連絡くだされば、お車にてお迎えにあがります。お気軽にお問い合わせください。
駐車場 10台有
皆様のお越しをお待ちしております。