「付け下げ」をなぜ付け下げと呼ぶか
今回は「付け下げ(つけさげ)」についてのお話を。
すっきりとした柄付けが魅力の「付け下げ」ですが、
そもそもなぜそのような名前で呼ばれるのか、
ご存じでしょうか。
「付け下げ」その名の由来は?
「付け下げ」の名前の由来をご紹介します。
付け。下げ。
その名の通り、
非常にシンプルで理にかなった理由があります。
仕立て上がった「付け下げ」を着装してみます。
胸元、袖、そして裾に、柄が配置されていますね。


この柄、正面の前身頃も後ろ姿の後身頃も
そしてお袖も
きものの肩山、袖山を境に
すべてちゃんと上を向いています。
「付け下げ」は白生地(反物)の状態のまま
「衿付け」を境に柄を「下げて」前と後ろに振り分けて描きます。
その製作上の配置により、この反物、このきものを「付け下げ」
と呼ぶのです。

売り場ではこのように反物の状態で販売しています

付け下げの反物を肩に合わせてみます

衿の付け根に白色の衿付けの目印があります

衿付け、肩山を境に反物を前後に下ろします

後ろに下ろした反物。裾の柄は上を向いています
付け下げの魅力と格について
付け下げは、小紋よりも格が高く、
総柄訪問着よりも軽やかな装いとして、
現代のライフスタイルに非常に馴染みやすいきものです。
「格式高い場でも、気取りすぎない余裕を見せたい」
「お茶会や観劇、友人との食事会で、さりげなく個性を光らせたい」
そんな、本物志向の皆様のニーズに寄り添うのが付け下げです。柄付けが控えめで上品なものは、帯の合わせ方一つで、お稽古着からちょっとしたパーティーまで幅広くお召しいただけます。まさに、大人の女性が「自分らしい品格」を表現するのに最適な一枚と言えるでしょう。
名匠庵がかなえる「最高の私」の装い
付け下げは、合わせる帯や小物によって、その表情を大きく変えます。だからこそ、TPOに合わせた正しい選び方が重要です。
「特選きもの名匠庵」ではお客様のお好みや、お召しになる場面に合わせたパーソナル・コーディネートをご提案しております。「この場面にはどんなきものを選べば間違いがないか」というご不安があれば、熟練のコンシェルジュが丁寧にお支度をお手伝いいたします。
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