【山形出張】着物を一生モノの作務衣へ。仕立ての現場を訪ねて|山形・米沢
こんにちは!特選きもの名匠庵の渡部です。
今回、記念すべき初めてのブログ投稿をお届けします!
先日、新たな仕立て屋さんとの取引開始のご挨拶と、更なる技術開拓のため、山形県山形市および米沢市へ出張してまいりました。
山形への空の玄関口は、その名も『おいしい山形空港』。食文化への自信が伝わる素敵な名前ですね。

今回の主な目的は、お客様からお預かりした大切なお着物を、「作務衣(さむえ)」へとお仕立て替えするための技術的な打ち合わせです。
多数の着物を持参したため、スーツケースの重量がオーバーして機内持ち込みができないというハプニングもありましたが(笑)、現場へ直接足を運ぶことには大きな意味があります。
これまでお電話のみだった仕立て担当の方と直接お会いし、実際の商品を目の前にして「この紬なら、ここをこう活かそう」といった細かなアレンジの相談ができたのは、非常に有意義な時間でした。
その後、仕立て屋さんからすぐの所にある「米織会館」を訪ねようとしましたが、残念ながら昨年11月に閉館。

しかし、仕立て屋さんから最新情報をいただき、南米沢駅近くに移転された、米沢織物直売所『おりじん』さんへ伺うことができました。
店内にはのストールや小物があり伝統技術の今を感じることができました。

また、今回は「着物から洋服へのリメイク」が可能な新たな職人さん探しも目的の一つでしたが、現在は引退された方が多いとの厳しい現実も。
ですが、名匠庵ではこれからも大切な着物を次世代へ繋ぐため、新たな取引先の開拓を諦めずに続けてまいります。
山寺(立石寺)で1015段の階段に挑戦!

翌日は快晴。帰りの便まで時間があったので、宝珠山 立石寺(山寺)へ足を延ばしました。
山寺は、1015段もの石段があることで知られる歴史ある霊場です。「一段登るごとに煩悩が消える」と言われており、一段ずつ踏みしめながら登頂しました。
ここは松尾芭蕉が名句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだ地としても有名です。
随一の展望スポット「五大堂」からは、山寺駅を見下ろす絶景を堪能することができました。

訪れた先々で「もう少し後ならさくらんぼの時期だったのにね」と温かいお言葉をいただきました。次回は温泉地巡りも兼ねて、また山形を訪れたいと思います。
名匠庵では、タンスに眠っているお着物から作務衣へのお仕立て替えを承っております。
基本の形はもちろん、プロの視点から細かいアレンジのご提案も可能です。
「この着物、どうにか活かせないかしら?」というご相談、いつでもお待ちしております。
「大丈夫、くるしくないよ」3歳女の子の着物、可愛く工夫しました。
2年ほど前のお話。
七五三の三歳女の子のお支度を承りました。
被布ではなく、帯姿で、とのご希望です。
採寸の際試着していただいたところ、
帯が重く感じられたようで着たくないと泣いてしまい
三尺帯もいやとのことで、
素早く、可愛く、しかも楽ちんにという宿題をいただきました。
こういうリクエスト、俄然張り切ってしまいます。
まずは下着の工夫から。
長襦袢と合体させました。
肌着に可愛い刺繍衿を縫いつけ、
長襦袢は袖だけを肌着につけます。

この赤い生地は、お宮参りの祝い着についている
赤色の袖を利用しました。

衿の合わせを体の前だけでできるようにしました。
これならスムーズに着付けできます。

きものも腰揚げをして、
体の前で衿合わせができるように紐をつけました。
背中に紐を一度も回さないので締め付け感がなく
ゆったりとした着心地になります。
仕上げに帯がわりの真っ赤な紐をリボン結びに。

これだけでとても可愛い着姿ですが
被布もまた素敵です。

こちらのきものはお祖母様の江戸小紋、被布は曽祖母様の羽織を
解いて仕立て替えをさせていただいたものです。
背中に加賀紋のちりめん細工のワッペンを縫いつけています。

被布にもお揃いの加賀紋。

お祖母様がお孫様の為にまごころこめて誂えた世界にひとつだけの
三歳祝い着です。
最高の一日を「最高の笑顔」で
七五三は、ご家族の愛の深さと、伝統を重んじる心をお子様に伝える大切な機会です。3歳のお子様が苦痛を感じることなく、その日を心から楽しんでくれることこそが、ご家族にとって最高の喜びではないでしょうか。
名匠庵は、上質な特選きものの提供を通じて、そして何よりも「小さな主役の笑顔」を守るための細やかな配慮と熟練の技術を通じて、ご家族の「間違いのない、最高の七五三」を演出いたします。
最高の祝い着をお探しなら、ぜひ創業1972年の特選きもの名匠庵にご相談ください。
謹賀新年

年頭に際し
皆様のご健康と
なお一層のご繁栄を心よりお祈り申し上げます
本年も相変わらずご愛顧のほど
よろしくお願い申し上げます
株式会社名匠庵
代表取締役 大塚明則
※写真は 京都西陣「高島織物」謹製の
手織錦袋帯です。
柄名「神馬」
神様がお乗りになる馬。
特に白馬は
清らかで邪気を払い、神聖なものとされています。
成功、出世、勝利、幸運をもたらす
縁起の良い柄の袋帯を
年のはじめにご紹介させていただきます。












